日本生理学会 第100回記念大会に参加しました MS通信 第27回
MS通信 第26号
海棲哺乳類のフィールド科学 SSH公開講演会・MS通信第25号
卒業研究発表会・サイエンスフェア・ロボットアイディア甲子園MS通信 第24号
MS通信 第23号MSタイムの様子
MS通信 第22号高1CS校外研修
MS通信 第20号・高3CG発表会
MS通信 第19号
MS通信 第18号
MS通信 第17号
SSH研究授業を開催しました
MS通信 第16号
MS通信 第15号
MS通信 第14号
MS通信 第13号
MS通信 第12号
MS通信 第11号
高校生ロボットセミナー発表会で尼崎市長賞!
高校2年MSツアー
中学3年MSツアー
中学1年MSツアー
SSH生徒研究発表会全国大会
中学2年MSツアー
第17回 親子で楽しむ科学教室
第14回科学交流研修会を開催しました!
関大オープンラボに参加しました
MS通信 第10号
MS通信 第9号
SPring8へ行ってきました!〜高2CS〜
SSH公開講演会
科学探究Ⅱ〜薬学部〜
課題研究
科学探究Ⅱ
~SSH公開講演会~
CSコース卒業研究発表会
科学探究
「第12回 高校生ロボットセミナー発表会」
高校3年CSコースSSH卒業研究発表会について
科学探究
科学探究
~H1 CGコース MSタイム~
数学・理科甲子園2020
SSH研究授業のご案内
科学探究の実験
科学探究Ⅰ校外研修
TAMAサイエンスフェスティバル in TOYAKU 2020
科学探究 看護学部
SSH公開講演会順延のお知らせ
~12月のSSH成果発表会に向けて~
高校CSコースMSタイム
第1回SMART会議 開催
JT生命誌研究館。京都大学iPS研究所共催ライブ
課題研究頑張ってます
データサイエンス類型の取り組み
高校生バイオサミットに参加
中1 MSタイム データサイエンス講演会(7月18日)
高2CGコースIB系の化学実験
高校CSコースMSタイム
科学探究の実験
データサイエンスコンテストに参加します!
SSH公開講演会
中学3年CSコース 実験データを統計的検定し、英語で発表!
科学探究Ⅰの授業
SSH卒業研究発表会
MSタイム 分野別発表会(高校1年CGコース)
SSH卒業研究発表会
高校1・2年 校外研修
SSH卒業研究発表会
科学探究の授業
科学探究の授業
SSH成果発表会
科学探究の授業
CSコース課題研究納豆班
高校1年CSコース校外研修
モナリザ賞受賞
MSタイム
科学探究授業
科学研究発表交流全国大会
課題研究ブラウンライス班です
高校1年CS 校外研修
玄米の栄養効果研究始まりました
科学演習実験Ⅲ、看護学部での授業
CSコース課題研究
科学探究Iの授業
9/17(火) 科学演習実験Ⅲ、薬学部
プラナリア採取(CSコース)
科学探究Ⅰの授業
MSタイム(CSコース)
9/14土、高校3年SSコース建築フィールドワーク
青少年のための科学の祭典・神戸会場大会2019
創立80周年記念〝SSH成果発表会〟
明日はSSH成果発表会です。
科学演習実験 2学期最終授業です。
関大オープンラボ「Javaプログラミング&ロボット」
理科の小学校出前授業です。
世界健康フォーラムが開催されました。
理科出前授業
瀬戸内海の環境を考える高校生サミット
中学2年CS中間発表会
生物の授業
〝課題研究〟頑張っています
科学演習実験~化学編~
中学理科実験
平成30年度SSH成果発表会のお知らせ
SSH地域交流「理科出前授業」行っています
科学演習実験~生物編~
数学・理科甲子園2018
卒業研究中間発表会
薬学部の授業
科学演習実験の授業
高校課題研究
科学演習実験の授業
関西大学システム理工学部電気系機械系オープンラボ
看護学部の授業
高3SS科学演習実験Ⅲ「建築フィールドワーク」
科学演習実験の授業
中学理科実験の授業
中学1年CSコースものづくり
高2SSコースサイエンスツアー
家政部 食育交流しています

「第38回世界健康フォーラム2017・京都 11/22水」

2017.11.27

 

11/22水、「世界健康フォーラム」が、ロームシアター京都(京都市左京区)で開催され、高校2年SS
コース食育グループの5名、大野杏華さん、川畑茉優さん、倉原遥さん、田甫はるかさん、長野芹奈さん、が研究発表を行いました。
この世界健康フォーラムは、京都大学名誉教授で本学国際健康開発研究所所長の家森幸男先生が理事長をなさっているNPO法人の主催で行なわれており、毎年、本校SS食育グループがその研究成果を発表しています。今年度は、企業との共同研究で、自分たちで考案したサラダが、食塩を減らすと同時にカリウムを効果的に摂取することができ、健康的なNa/K比に導くことができることを立証し、その成果を発表しました。約700席の会場は、満席状態で緊張してのスタートでしたが、発表し始めると、会場から称賛の拍手、笑いなどの反応で、終始、和やかで温かい雰囲気の中、大変盛況な発表となりました。
高校1年生4名、大野日奈美さん、大矢郁実さん、鶴田藍子さん、藤多眞子さん、もスタッフとして参加し、フォーラムを陰から支えました。
1日を終えた生徒たち、「準備から発表まで、本当に大変だったけど、貴重な体験ができて大きな自信になりました」「授業ではできない、とても大きな経験をさせていただきました」「本当に勉強になりました」と異口同音に、充実した、自信に満ちた、笑顔の表情で話していました。

「2017年度 本校SSH成果発表会 12/23土」

2017.12.24

12/23土、午前10時~午後3時半、今年度の「本校SSH成果発表会」が、中央キャンパスMM館(マルチメディアホール)、中央図書館6Fで行われました。県内外から、大学、企業、SSH校ほか学校関係者、沢山の保護者の方々に見守られながら、大盛況の一日でした。
藤森陽子校長先生の挨拶で始まり、中学1年生から高校3年生までの研修報告や研究発表、ポスターセッション、卒業生お二人からの温かくも得るところの多いお話しも印象深く心に残りました。最後は、高校3年生の英語での研究発表、英語での質疑応答も堂々と行われ頼もしく感じました。締めくくりは、大阪大学 理事・副学長の小川哲生先生の分かりやすく示唆に富むご講評をいただき、実りの多い充実した貴重な時間を過ごすことができました。
生徒たちからは「高校3年生の英語での発表やディスカッションが格好良かった」「卒業生のお話が将来を考える上でとても参考になりました」「SSH校に入学して良かったと改めて感じました」など、今後をしっかりと見据えた充実感溢れる目で語ってくれました。

「2017年SSH公演会(英語)」

2017.12.24

12/20水、「英語でのSSH講演会」が、午後1時~2時半、本校AV1教室で行われました。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)から女性研究者Yi Kuang先生をお招きし、終始英語で行われました。
高校3年生、金子芽衣さん、山本彩未さんの英語での司会で始まり、藤森陽子校長先生の英語での挨拶・講師紹介、Yi Kuang先生のお話しに続き、高校3年生、横山愛実さんやALTのEberly先生の英語での質問、池原かのんさんの英語でのお礼の言葉、で盛況の内に終わりました。
話の中で、Yi Kuang先生は、研究紹介だけではなく、ご自身の体験談や世界を見渡したときの女性研究者の状況、キャリア形成の具体的手法など、今後に役立つお話しが盛り沢山でした。
生徒たち、「お話しは殆ど理解することができました」「分かりやすいPowerPointで理解が助けられました」「よく分からないところがあったのでサイエンスも英語もしっかり勉強しようと思います」と笑顔の中にも引き締まった表情で話してくれました。

平成29年度SSH成果発表会のご案内

2017.11.04
1.期日 平成29年12月23日(土) 10:00~15:30
2.会場 武庫川女子大学中央キャンパス 日下記念 マルチメディア館
兵庫県西宮市池開町6-46
3.日程(予定)
9:30 ~ 受付開始
10:00 ~ 10:10 開会行事
10:10 ~ 10:20 SSH事業報告
10:20 ~ 10:40 生徒の研修報告
10:40 ~ 11:10 SSコース卒業生によるリレー講演
11:10 ~ 13:20 ポスターセッション:中央図書館 6階(1階受付からお通りください)
(昼食休憩)
13:40 ~ 15:20 生徒の報告および研究発表
15:20 ~ 講評
15:30 ~ 閉会行事4.参加申込 参加ご希望の方は、平成29年12月14日(木)までに、FAXまたはE-mailでお申し込み下さい
ご不明な点がございましたら、担当者までお問い合わせください。5.その他 当日の昼食は「アゼリア」(公江記念講堂地下食堂)をご利用ください。
(12:10~12:50は大学生で混雑していると予想されますのでご了承ください)
大学内は駐車場がございません。公共交通機関をご利用ください。武庫川女子大学附属中学校・高等学校
〒663-8143 兵庫県西宮市枝川町 4-16
TEL 0798-47-6436/ FAX 0798-47-2244
HP http://www.mukogawa-u.ac.jp/~JHS/ssh
E-mail ssh_rika@mukogawa-u.ac.jp
担当 瀧川 勝三

「大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)夏季研究体験 

その3(能木研究室)」8/31(木)実施。

2017.09.01

「阪大産研の研究体験」その3は、高2SSコースの生徒5名が参加しました。阪大産研、能木雅也先生の研究室で、紙の原料であるセルロース繊維を通常の1/1000まで細くしたセルロースナノファイバーの世界を体験させていただきました。繊維を細くすることで「透明な紙」ができ、その応用範囲が、電子デバイスとしてだけでも、通信・記録・表示・蓄電など広範囲に渡ること、それらを実験を通して分かりやすく教えていただきました。まず、通常の白い紙と透明な紙の両方を作り、その違いを実験を通して目の当たりにし、大きな感動も体験させていただきました。また、その応用分野は、電子デバイスのみならず、医療や化粧品の世界、さらにその強度から自動車の素材としての可能性など、私たちが身近に目にする形で商品化され始めていること、そしてまだまだその可能性が広まっていること、私たちもその開発に関わることができるかも知れないという楽しさも教えていただきました。
参加した生徒たちも「紙にこんな大きな可能性があるなんて知りませんでした」「研究とは、広い視野と夢を持って、自由な発想で行うとても楽しいものなんだということを改めて実感できました」「本当に貴重な体験になり、阪大産研に来られてよかったです」「感謝したいです」など充実感溢れる明るい表情で元気一杯に話してくれました。

「大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)夏季研究体験 その2(大岩研究室)」8/25(金)実施。

2017.08.30

「阪大産研の研究体験」その2は、高2SSコースの生徒5名が参加し、阪大産研の大岩顯教授自らが、午前午後に渡って「量子の世界」をとても分かりやすく説明してくださいました。高校のレベルを遙かに超える内容がとても身近に感じられ、「離散化」や「量子化」を室内・常温という条件下で生徒たちにも体験的に実験を通して理解させていただきました。実験室も見学させていただき、「電子1つを制御」して「量子ビットとしての電子スピン」のお話もとても楽しく、近い将来、スーパーコンピュータだけでなく、携帯・スマホ・パソコンなど私たちが普段利用している情報機器までもが、その処理能力を劇的に変える可能性など、夢の世界と現実が結びつく楽しさを教えていただきました。
参加した生徒たちは「大岩先生のお話や実験を通して、量子の世界が少し見えました」「量子の世界が身近に感じ、とても楽しい1日でした」「本当に貴重な体験になり感謝したいです」など充実感溢れる表情で話していました。

「理化学研究所計算科学研究機構AICS研究員インタビュー8/14月」

2017.08.24

「理化学研究所計算科学研究機構AICS研究員インタビュー8/14月」
8/14月、高校2年生SSコースの4名が、スーパーコンピュータ京を駆使し、気候変動・数値シミュレーションを研究されている、複合系気候科学研究チームサブリーダーの梶川義幸(上級研究員)博士をインタビューしました。日頃のご研究に関することやこれまでのキャリアや研究で大切な考え方だけでなく、人として大切な素養、研究と家族、などとても優しく楽しく分かりやすく話してくださいました。最後に、普段は一般公開されていない研究所内も案内していただき、研究へのモチベーションもぐんぐん上がって行きました。参加生徒たちは、「とても親しみやすい雰囲気で話してくださったのでとても分かりやすく楽しく予定時間があっという間に過ぎてしまいました」「研究職への意欲が湧きました」などと明るい表情で話していました。

「全国SSH生徒研究発表会8/ 9水,8/10木」

2017.08.24

「全国SSH生徒研究発表会8/ 9水,8/10木」
文部科学省が主催で年1回開催されるこの発表会は、昨年に続き「神戸国際展示場(神戸市中央区)」で行われました。全国のSSH校、海外招聘校、総計231校、約800人が、各学校を代表してその研究成果を発表しました。1日目の午前中は、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーの講演で始まり、「iPS細胞を使った網膜再生医療、人工知能(AI)の時代は創造性と人間性が勝負、どれだけ知っているかではなく法則性や考え方を身につけて」など、世界最先端で社会貢献を実践されている女性研究者のご経験をとても分かりやすく楽しく話してくださいました。午後からは、各校、ポスター発表が行われ、約4時間半のディスカッションがほぼ途切れることなく行われました。2日目の午前中は、審査で選ばれた6校のプレゼンテーション発表・質疑、午後からは、ポスター発表が行われ、幕を閉じました。
今年も全国の各SSH校が、各校を代表する研究発表を持ち寄り、お互いに議論を深め合い、また、海外招聘校や大学や企業研究者、審査委員の先生方と白熱したやりとりを展開する年に一度の最高の学びの機会となりました。参加した生徒たちも「準備はとても大変だったけど発表できてとてもためになりました」「沢山議論して、自分たちに足りないものに気づきました」「こんな素晴らしい機会が持てたのもSSH校の生徒だったおかげなので、これまでお世話になった全ての方々に感謝したいです」と笑顔で話していました。

「大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)夏季研究体験 その1」8/1(火)実施。

2017.08.07

今年も「阪大産研の研究体験」が始まりました。これは、大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)の各研究室の先生方が、世界最先端のご研究を本学院生徒用に分かりやすくアレンジしてくださり、「研究とは…」を分かりやすく体験させていただける、という阪大産研と本学院との恒例の企画です。その目的は、「女性研究者の育成を念頭に置き、その真理を追求する学びの姿勢を広めること」にあります。
まず、先陣を切って、古澤研究室の小林一雄先生から「体内において、酸素が吸脱着するタンパク質であるヘモグロビンやミオグロビンなどについて、その構造や仕組みを学び、酸素濃度変化・酸素吸脱着を目視および可視吸収スペクトル測定により確認する実験」を指導していただきました。参加生徒たちは「未学習の内容も分かりやすく説明していただけたので、とても楽しく学ぶことができました」「時間の過ぎるのがあっという間でした」と満足そうな表情を浮かべていました。

2017年7月24日(月)・25日(火)「第10回科学交流合宿研修会 in 武庫川」

2017.07.31

2017年7月24日(月)・25日(火)「第10回科学交流合宿研修会 in 武庫川」が行われました。
これは兵庫県下のSSH校9校をはじめとする、サイエンスに興味のある高校生たちが本校に集い、1泊2日で学び合う研修会です。今年は、全7校から男女合わせて約70名の生徒たちが参加しました。
1日目(7/24月)は、午前中は本校AV1教室でスタート。本校の藤森陽子校長先生のご挨拶に続き、各校から順番に英語での学校紹介・英語での質疑応答が和やかな雰囲気の中で行われました。午後からは、本校の薬学部、建築学科、大阪大学、神戸大学、関西大学の協力で、それぞれ希望した大学研究室での研究体験。そして、夕方、武庫川学院「丹嶺学苑研修センター」で再集合。翌日の発表会に備え、各グループごとに学び合いました。
2日目(7/25火)は、全員で朝の集い・ラジオ体操で体をほぐし、前日に各大学研究室で学んだことを全体に発表し、質疑応答を行いました。発表後の質疑応答も活発に行われました。午後からは、3つのグループに分かれ、2日間の振り返りをしました。参加生徒たちは「とても楽しかった」「発表後の質問も沢山出て、内容の濃い学び合いの場になったと思います」「参加して本当に良かった」と異口同音に明るく話し、疲れた様子も感じさせませんでした。

2017年7月17日(月・祝)「化学グランプリ2017(国際化学オリンピック予選)」

2017.07.29

2017年7月17日(月・祝)「化学グランプリ2017(国際化学オリンピック予選)」が、神戸大学工学部で行われ、本校SSコースの高校2年生11名が挑戦しました。比較的簡単な問題から高校レベルを超えるような難問までで、内容は、無機化学・有機化学・物理化学が中心。150分の長時間の試験にも「見たことがない化学式や構造式もあったけど諦めずに最後までじっくり取り組めた」「学校の試験とはひと味違って楽しかった」など、みんな意外なほど元気な様子で明るく話していました。

2017年7月15日(土)「3rd Science Conference in Hyogo ~ Learning Science through English~」

2017.07.29

2017年7月15日(土)「3rd Science Conference in Hyogo ~ Learning Science through English~」が、神戸大学と理化学研究所を会場に行われ、本校SSコース高校3年生7名、高校2年生2名が参加し、英語でのディスカッションを楽しみました。午前中は、理化学研究所の工樂樹洋先生の英語でのご講演、午後からは、兵庫県下SSH9校の生徒たちによる英語でのプレゼンテーション。ポスター発表やPowerPointによる発表を高校生、大学や理研、そして、各校ALTの先生方、留学生やカナディアンアカデミーの生徒たちが取り囲み、堂々とした発表、活発なディスカッションへと展開していきました。高校生どうしの英語でのディスカッションも今回で3回目。原稿に目をやることなく、自分で考えながらその場で発する英語も多く見られました。発表した生徒たちは、「みんな原稿も見ずに発表していてすごい」「自分のレベルをもっと上げたい」「サイエンスも英語もすごく勉強になった」などと話し、帰り道の会話にも自然と英語が口から出てきていました。

「国際科学フォーラム(ysfFIRST)in横浜サイエンスフロンティア高校」3/18(土)

2017.03.21

2017.3.18(土)高3SS生「国際科学フォーラム(ysfFIRST)in横浜サイエンスフロンティア高校」で発表。
国内14校に加え、International Schoolやシンガポール、カナダから招待されている高校生たちが参加しての「国際科学フォーラム(ysfFIRST)」が3/18(土)に横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校で行われ、本校高校3年生SSコースの秋田祐衣さん、小司彩乃さん、吉岡聖奈さんの3名が参加し、英語でポスター発表、口頭発表、ディスカッションを行いました。ポスター発表は、1時間余りの間、自由にディスカッションを行う方式で、次々に訪れる高校生や大学の先生方と英語でのやり取りと様々な方向から見て語り合うサイエンスを楽しみ、思考を深める良質体験の機会となりました。これまでも英語での発表機会を複数回、経験してきた3人でしたが、「ネイティヴの高校生たちとのやり取りは新鮮でした」「大学の先生からの鋭い視点が斬新でとても勉強になりました」「今後もサイエンスや英語力など、もっともっと力を伸ばしたい」と意欲が掻き立てられる様子を見せていました。最後に、2008年ノーベル物理学賞を受賞された小林誠先生の英語での講演を聞き、「英語での講演も違和感なく聞くことができました」「英語でサイエンスを語り合うことが自然な感じに思われました」などと感想を述べていました。

SSH公開講演会を開催!

2017.03.14

2月18日(土)の13時30分から、全学年のSSコースや他のコースの生徒、近隣の中高生、保護者、一般の方を対象に、SSH公開講演会を開催しました。「ワンピースを求めて世界の、宇宙の深海へ」という演題で、国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 深海・地殻内生物圏研究分野長の高井 研先生に講演をしていただきました。
講演内容としては、「なぜ勉強をするのか?」について科学根拠を用いながら何歳になっても勉強をしなければいけないこと、今しか感じられない感性でたくさんの経験をしておくことを学びました。次に「JAMSTECを知りなさい!」について、JAMSTECが行っている活動を紹介していただきました。その活動内容の壮大さ、そして明らかになっていないことを解明する高揚感が伝わり、とても感動しました。また、「サイエンス、それおいしいの?」については、生命(=有機物)はどこから来たのかを解明するため研究されている、土星の衛星エンセラダスの海水について、大変興味深い話をしていただき、生徒たちはとても興味深く聞き入っていました。
講演後は、高井先生の話をもっと聞きたいと、約50名の生徒が高井先生を囲み、お話や質問をしました。いろいろな質問をしたにも関わらず、常に笑顔で答えていただいた高井先生に、生徒たちは本当に感謝しておりました。
生徒たちの感想も「とてもわかりやすく講演していただいたので、とてもおもしろかった。」「わからないことはわからないままにせず、調べて自分のものにしていこうと思った。」「誰もが難しいと思っていることに挑戦する勇気をいただきました。」と、とても好奇心・挑戦する気持ちに火が付きました。本当に素晴らしい講演会でした。

2017.2.20(月) 高1SS 「SPring-8、SACLA、英賀神社(算額)」

2017.02.20

2/20(月) 高校1年SSコース生は、SPring-8、SACLA(佐用町)と英賀神社(姫路市)を訪れ、世界最先端研究技術と算額の歴史に触れました。直径約400mの大きな顕微鏡的機能を持つ施設を目の前にし、原子・分子レベルでのタンパク質構造解析や考古学研究、先端電池に応用される半導体素子の原子間隔を直接観察し…などその応用の広さと精度の高さに感動を覚えました。また、SACLAとSPring-8との掛け合わせから生まれる可能性など日本の研究レベルの高さと今後の可能性についても視野や考え方を広めることができました。
午後から訪れた英賀神社では、木村宮司様から算額のことや神社のことなどの説明を受け、レプリカの問題を解いたり、写真を撮ったりと歴史と文化を満喫しました。生徒たちは「巨大施設で作り出された放射光や電子ビームを利用して、生きたサンプルやタンパク質構造などを原子や分子のレベルを詳しく見られることに感動しました」や「昔からいろんな形で、今でいう数学を楽しんでいたのが伝わってきました」などと感想を述べ、新旧の日本文化の良質体験の1日となりました。

2017.2.4.Sat 「平成28年度SSH卒業研究発表会」

2017.02.04

2/4(土)、SSコース3年生による卒業研究発表会が、本校AV1教室で行われました。今年度は、23グループ、81名の全員が英語によるプレゼンテーション発表に挑み、質疑応答も全て英語で立派にやり遂げてくれました。午前9時丁度に藤原邦彦校長先生の励ましのお言葉で始まり、高2・高1の後輩生徒、保護者の方々、本大学・研究所、他校の先生方の見守る中、全員が堂々と発表できました。最後に、2年間に渡って英語指導をいただいたWedge先生から「本当にみんなよく頑張った。」「2年間の成長はとても大きく素晴らしい。」とお褒めのお言葉をいただき、全員で大きな拍手で称え合いました。閉会後、発表を終えた3年生は「3年間頑張ってきたことが、このような素晴らしい形で発表できる場があって本当によかった」「2年前、先輩が英語で発表しているのを聞き、後2年でここまで英語を話せるようになるのか不安でした。ですが2年経った今日、自分が英語で発表していて、英語の質問に英語で答えられるようになっていて、とても嬉しかったです。昨年7月の発表会では、英語で質問されても答えられなかったのに、半年間でここまで成長出来たんだなと実感しました。プレゼンを全て英語で準備するのはとても大変だったけど、将来への良い自信となりました。」と充実した表情で語ってくれました。

「第9回サイエンスフェアin兵庫」2017.1.29(日)

2017.01.31

今年で9回目となるサイエンスフェアin 兵庫、本校は毎年参加し、これまで数多くの発表を行ってきました。今回もポスター発表2本は、英語によるプレゼンテーション発表1本で、日頃の成果を披露しました。今回の会場はこれまでの神戸国際展示場(1会場)から、同じ神戸ポートアイランド内の京コンピュータ前駅に隣接する神戸大学統合研究拠点コンベンションホール、兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス、甲南大学FIRST(3会場)に移り行われました。県下SSH指定校8校、その他約30校に加えて、大学、高等専門学校、事業所、研究機関、企業など約50団体の参加もあり、ポスター、演示実験など大盛況の会となりました。
本校は、ポスター発表として「イオン液体を利用したバイオマス資源の活用を目指して」と「プラナリア」の各研究発表、プレゼンテーション発表としての「Psychological Effects of Colors」の研究発表は英語で行いました。発表後のディスカッションでは、心理学の専門家の先生からの貴重なアドバイスやネイティブALTの先生からの質問にも堂々と英語でのやりとりができました。
発表後、生徒たちは「このような校外での発表では、各専門の先生方や初めて話すALTの先生方などと討論する機会を持つことができて、とてもためになりました」「準備は大変だったけど楽しかった」と話していました。

「数学・理科甲子園2016」 兵庫県で8位に!

2016.11.09

平成28年11月5日(土)に甲南大学で「数学・理科甲子園2016」~科学の甲子園全国大会兵庫県予選~が開催されました。本校のSSコース高校2年生8名が参加し、数学・理科の難問に挑みました。74チームのうち、上位16チームが予選を通過できますが、本校は13位で見事、本選に進みました。本選ではさらに順位をあげ、8位になりました。メンバー全員が力を合わせ、大健闘してくれました!!

「大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)夏季研究体験 その3」8/22(月)実施

2016.08.22

「阪大産研の研究体験 その3」です。前回同様、大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)の研究室の先生方が、世界最先端のご研究を本学院生徒用にアレンジしてくださいました。楽しく分かりやすい体験の場となっています。
今回は、「ナノ極限ファブリケーション研究分野」の研究室に高校3年生5名、「量子システム創成研究分野」の研究室に高校3年生4名がお世話になりました。
「ナノ極限ファブリケーション研究分野」の研究室では、近藤孝文先生の指導のもとに目に見えない放射線の軌跡を、3次元ゲル線量計を作成して観察しました。
「量子システム創成研究分野」の研究室では、大岩顕先生の指導のもとに量子力学を体感しました。具体的には、金属を伸ばして切断する瞬間に、数原子でつながった状況ができ、オームの法則が通用しない量子力学的な現象がおこります。それを観察しました。
どちらの教室の研究も学校の授業内容をはるかに超えたものでしたが、わかりやすい講義と実験によって最先端の科学研究の一端に触れることができました。
量子ビーム科学研究施設などの普段見ることができない装置を見せていただき、貴重な体験となりました。

8/10(水), 11(木)「全国SSH生徒研究発表会」で発表。

2016.08.12

SSH指定校だけが参加出来る「全国スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会(文部科学省・科学技術振興機構 主催)」が 8/10(水), 11(木) 神戸国際展示場(神戸市中央区港島中町6-11-1)で行われ、高校3年生SSコースの 大植 恵さん、佐藤 愛美さん、小司 彩乃さんの3名が「ポスター発表」および「英語によるプレゼン発表」で日頃の研究成果を披露しました。全国のSSH指定校202校、ドイツ、米国、中国、韓国、インド、フィリピン、マレーシア、シンガポール、タイなどの海外招聘校24校、他関連18機関などの参加で、盛大に行われ、2日間に渡り活気のあるデスカッションが飛び交いました。
錚々たる有名実力・進学校がブースを並べ、熱心で深みのある鋭い質問の連続であっという間の2日間でした。2年前のこの大会(H26年度、横浜で実施)では、202校中、上位6校に選ばれ入賞を果たしましたが、今回は、残念ながら入賞は逃しました。
しかし、「文献を調べ」「仮説を立て」「検証で苦しみ」「その分野の権威である大学の先生や研究室の大学院生の方々にご指導を仰ぎ」「実験に明け暮れ」「辞書を片手に汗だくになりながら英文を書き」…の壮絶な日々は、一生を支える大きな「財産」となりました。これは体験した人にのみ得られる「特権」でしょう。発表を終えて生徒たちは「準備がとても大変だったけど大学での実験研究は楽しかった」「これまでになかった貴重な経験でした」「2日間の沢山の人たちとのディスカッションはとても勉強になりました」「お世話になった大学の先生や大学院生、ALTの先生、多くの方々に、今、改めて心から感謝しています」と異口同音に話していました。

「大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)夏季研究体験 その2」8/4(木)実施。

2016.08.06

「阪大産研の研究体験 その2」です。前回同様、大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)の研究室の先生方が、その目標を「女性研究者の育成を念頭に置き、その真理を追求する学びの姿勢を広めること」に設定し、世界最先端のご研究を本学院生徒用にアレンジしてくださいました。阪大産研と本学院との共通認識の元、楽しく分かりやすい良質体験の場となっています。
今回は、関野 徹先生が「先端ナノマテリアルの構造を直接見て、その環境浄化機能を知る」というテーマで、講座を開いていただき、7名(高3SS、高1SS)の生徒が参加しました。講座では、高3と高1とが2班に分かれて、①高分解能電子顕微鏡で粒子状やストロー型の酸化チタンナノマテリアルの構造を直接観察する、②色素分子の吸着および紫外光照射による光触媒分解挙動を実験的に測定評価する、という内容を交互に体験させていただきました。研究室の先生方や大学院生の方々が丁寧に指導してくださり、高3と高1で質問内容は違いましたが、どちらの班も積極的に質問し、そこから様々な方向へと話題が展開していきました。正に、「対話による学び」の実践を経験できました。
生徒たちは、日本国内にも数台しかないという高度な機器を実際に一人ずつ操作させていただき、感動していました。「本当に貴重な体験でした」「先端技術の凄さと科学の神秘性を感じました」と充実感に満ちた表情で語っていました。

「大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)夏季研究体験」

2016.07.31

今年も「阪大産研の研究体験」が始まりました。これは、大阪大学産業科学研究所(通称:阪大産研)の各研究室の先生方が、世界最先端のご研究を本学院生徒用にアレンジし、「研究とは…」を分かりやすく体験させていただける、という阪大産研と本学院との恒例の企画です。その目的は、「女性研究者の育成を念頭に置き、その真理を追求する学びの姿勢を広めること」にあります。
まず、先陣を切って、産研所長の中谷和彦先生が3日間(7/27, 7/28, 7/29)「核酸が化学物質であることに気付き、その意味を考える」というテーマで講座を開いていただき、6名(高2SS、IB)の生徒が参加しました。講座では、①DNAのモデルを組み立てる、というところから始まり、②プラスミドDNA切断実験、③蛍光スペクトル・円二色性スペクトル・二本鎖融解温度の各測定、④プラスミドDNAを鋳型としてのPCR、などで、毎日、中谷和彦先生自らが、分かりやすく面白いご講義を展開していただき、堂野主税先生はじめ研究室の先生方総勢6名で一人一人の生徒に本当に丁寧にご指導いただきました。生徒たちが積極的に頻繁に投げかける質問にも親切に答えていただきました。生徒たちは「最初は難しくてついて行くのがやっとだったけど、分かりやすく丁寧に教えていただけたので楽しかった」と異口同音に話し、充実感溢れる笑みを見せていました。

「化学グランプリ2016」

2016.07.20

7/18(月・祝)、「化学グランンプリ2016(国際化学オリンピック予選)」が、今年も神戸大学工学部(神戸市灘区六甲台町)で行われました。今回は、高校2年生SSコースの 鵜崎 冴南さん、金子 芽衣さんの2名が挑戦しました。
高校化学の範囲を越え、大学化学の内容も出題され、試験時間は、150分という、他に類を見ない条件にも2人は果敢に挑戦しました。試験後、2人は「じっくり考えることでわかる問題も増えました」「とても貴重な経験になりました」と元気いっぱいの笑顔で答えてくれました。

第2回 Science Conference in Hyogo(英語での研究発表)

2016.07.17

7/16(土) 「第2回 Science Conference in Hyogo(英語での研究発表)」が、神戸大学統合研究拠点コンベンションホール(神戸市中央区港島南町)で行われ、高校3年SSコースの 大植恵さん、佐藤愛美さん、小司彩乃さんの3名が「Creating Biomass Resources with Ionic Liquids」、秋田祐衣さん、吉岡聖奈さんの2名が「Psychological Effects of Colors」というテーマで、それぞれ英語によるプレゼンテーション発表を行いました。英語での発表に続き、英語でのディスカッションが活発に行われ、冷汗をかく場面もありましたが、最後まで、明るく楽しく堂々とした発表ができました。発表後、口々に「もっと英語の力をつけたい」「もっとこういう機会に参加したい」とモチベーションアップと心の充実を自覚しあい、意識は、次の目標い向かっていました。

SSH講演会(サイエンスダイアログ)開催

2016.06.06

6月4日(土)の10時から、高校1年生から高校3年生のSSコースの生徒対象に、SSH講演会(サイエンスダイアログ)を開催しました。「How does Taiwan’s woman survive in research field in Taiwan vs. in Japan?」という演題で、大阪大学大学院歯学研究科 Shiou-Ling LU 博士に英語で講演をしていただきました。講演内容としては、博士の出身国である台湾の文化や食べ物、教育制度など、大変興味深い話をしていただきました。その後、博士が現在研究されている「上皮および内皮細胞内でのGASの病原性発現機構の研究」についての内容をわかりやすく説明していただき、生徒たちはとても興味深く聞き入っていました。そのため、質疑応答では生徒たちの英語での質問が止まらず、大盛況で講演会を終えることができました。
生徒たちは講演後、「後半の研究内容の部分は英語では理解が難しかった。理解できるようにこれからの英語の勉強を頑張ろうと思いました。」「二児の母をしながら研究活動をされている博士はすばらしい。私も博士のように研究と育児を両立できるような研究者になりたい。」と述べていました。

「第1回 Science Conference in Hyogo ーLearning Science through Englishー」(3/20日)

2016.03.21

2016.3.20(日)
「第1回 Science Conference in Hyogo ーLearning Science through Englishー」が神戸大学統合研究拠点コンベンションホール(神戸市中央区港島南町)で行われ、高校3年生SSコースの針生 瑞貴さん、宮川 花凛さん、山本 真由美さんが「Considering protein intake to build muscle」というテーマで、入佐 充音さん、加藤 しほさんが「Search for novel synthetic compounds to inhibit the activity of macrophages」というテーマでそれぞれプレゼンテーション発表を行いました。10分間の発表に続き、5分間の英語での質疑応答にも堂々と明るくしっかりと話していました。午前中の英語での公演、午後からの英語でのコミュニケーションにも「もっと早くこういう機会があればよかった」「大学でも留学や海外での研究など幅広い視野で将来について考えたい」などと話していました。

「第15回 日本再生医療学会総会」で発表!(3/19土)

2016.03.20

2016.3.19(土)
「第15回 日本再生医療学会総会」が大阪国際会議場(大阪市北区中之島)で行われ、高校3年生SSコースの加藤 しほ さんと 入佐 充音さんが「マクロファージの活性を抑制する新規合成化合物の探索」という内容で研究成果を発表しました。再生医療分野で世界的にも有名な沢山の先生方に囲まれての発表に少し緊張も見られましたが、精一杯の発表に努めました。発表中にも「これはすごい」とのお声がけもいただきました。また、発表後の質疑応答でも詳細な実験内容を明解に答え、また、その後の交流会でも世界最先端の研究実績のある先生方から本音や苦労話、女性研究者としてのアドバイスなどもいただき、親しく意見交換ができました。発表した二人は「とても貴重な経験ができました」「大学でもさらに研究を深め基礎研究の世界に進みたい」と話していました。

「親子で楽しむ科学教室」科学研究 発表会・展示会に参加しませんか!

2015.09.17
 本校の文化部発表会において、「親子で楽しむ科学教室」の特別企画として、科学研究発表会・展示会を下記の要領で行います。
“こんな研究をしました”“こんな作品を作りました”また、“研究で困ったこと”“まだ分からないこと”などを発表して、会場みんなで解決方法を探してみませんか。
「おしゃべりは苦手」という人は、ポスター・作品の展示だけでもかまいません。
小学生向け実験『みんなで楽しむ実験ショー』も行いますので、見学だけしたいという人も歓迎です。小学生の皆さん、是非、参加してみませんか!記対 象 : 小学生(保護者同伴のこと)
日 時 : 平成27年11月2日(月)午後,3日(火・祝)全日 文化部発表会
小学生の発表は、3日の予定です。
小学生発表以外の時間は、小学生のポスター・作品を展示しています。
本校の文化部発表会(9時~16時)は自由に見学できます。
場 所 : 武庫川女子大学附属中学校・高等学校
参加料 : 無料
参加賞 : 発表、展示の方には、賞品と賞状を用意しています。申し込み : 次の1.2.どちらかに申し込んで下さい。
1.発表、または展示(ポスター・作品)を希望します
2.見学を希望します
1・2どちらの場合も、小学校・学年・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を、
1を選ばれた場合は、発表または展示の題名・内容・展示物の数量・大きさを
記入の上、Eメール又は郵送によりお申し込み下さい。
平成27年10月15日(木)必着。10月19 日(月)までに返信いたします。問い合わせおよび申込先:武庫川女子大学附属中学校・高等学校
〒663-8143 兵庫県西宮市枝川町4-16
電話:0798-47-6436 Eメール:ssh_rika@mukogawa-u.ac.jp
担当者:曽我真一

JT生命誌研究館

2015.07.08

高1のスーパーサイエンス(SS)クラスの生徒が高槻市の「JT生命誌研究館」を訪問し、館長の中村桂子先生の講演を受講しました。中村先生は、現在「生命誌研究館」の館長でいらっしゃいます。地球上の生き物の本質をDNAの視点から捉える「生命誌」という考え方を教えて下さいました。
講演の後、生命誌館のスタッフの方の案内で館内を見学したました、館内の見学では、DNAや細胞など簡単には目に見えないものを実物や模型で分かりやすく展示してありました。『生命誌のお散歩』という展示で38億年の生命のつながりを実感しました。

高校1年「SPring-8」「英賀神社」

2015.02.17

2月17日、高校1年SSコースの生徒たち88名は、「科学演習実験1」の授業の一環として校外研修を行いました。
まず、兵庫県の播磨科学公園都市にある、高輝度光科学研究センターに行き、センターで研究されている池本夕佳博士より講義を受け、放射光を実験でもちいる意義を知ることができました。池本博士は、2人のお子さんの母親ですが、女性研究者として最前線で活躍しておられます。同じ女性研究者を目指している私たちに向けて、あきらめずに頑張って下さいと力強い励ましをいただきました。
そののち、SPring-8(スプリングエイト)とSACLA(さくら)を見学しました。これらは、いずれも世界最高性能の施設で、国内はもとより、海外の研究者にも開かれた施設です。この施設で研究開発された製品が、日常生活でも数多く使われています。小惑星探査機はやぶさが持ち帰った微粒子の分析が行われたのもこの施設です。
次に、姫路市にある英賀神社を訪問しました。宮司さんに英賀神社について教わった後、現存する貴重な算額を見せていただきました。算額とは神社や仏閣に奉納された数学の絵馬のことで、数学の問題が解けたことを神仏に感謝し、ますます勉学に励むことを祈願したものです。また、天然記念物のご神木「竹柏の木」も拝見しました。
21世紀の科学技術を支える基盤として期待される光科学の最先端技術を学び、先人たちの旺盛な探求心に触れた一日でした。

第1回SSH講演会(サイエンスダイアログ)

2014.06.01
 

第1回 SSH講演会(サイエンスダイアログ)開催5月31日(土)の10時から、高校1年生SSコース、高校2年生SS・SEコースを対象に、第1回SSH講演会(サイエンスダイアログ)を開催しました。「Perylenediimide dyes : Fluorescence and Molecular Self-Assembly」という演題で、大阪大学大学院工学研究科 Mustafa SUPUR博士に英語で講演をしていただきました。
講演内容としては、博士の出身国であるトルコについて大変興味深い話をしていただきました。その後、博士が現在研究されている「ペリレンジイミド色素における蛍光と分子の自己組織化」について、蛍光物質がエネルギーを吸収した後、発光に至るまでの原理を、バネモデルに置き換えて丁寧に説明してくださいました。また、蛍光物質を用いて生物体内での分子の挙動を観察する方法も教えて頂きました。発光に関しての実験も実際にしていただき、とてもわかりやすく、生徒たちは興味深く聞き入っていました。

高校2年生 サイエンスツアー実施

2014.09.08

8月25日~28日の日程で、東京・筑波方面に研修に行ってきました。東京では日本科学未来館、東京大学、花王株式会社、筑波ではツムラ漢方記念館、食品衛生総合研究所、筑波宇宙センター、産業技術総合研究所を訪れ、研究者や大学院生と交流をしました。
各研究所では最先端の科学に触れることができ、とても興味深い内容ばかりで、驚くことばかりでした。特に、まだ発表されていない研究内容の実験も見せていただき、本当に感動しました。また、女性の研究者の方々と対話をする機会が多く、進路・夢に関するアドバイスをたくさんいただきました。研究者になろうと思ったきっかけや高校時代にがんばった方がよいこと、研究の楽しさなども教わり、研究者を身近に感じ、未来の自分像をより明確にすることができました。それに加え、花王株式会社では、生物多様性に配慮した地球環境保全の取り組み、消費者の方々とのきずなを大切にした取り組みを学び、今後の研究活動に必要な視点を気づかせていただきました。
この研修で学んだことを今後の学校生活、研究活動で活かしていき、より自分を高めていきたいです。そして、将来世界を舞台に活躍できる研究者になれるよう、努力していきます。

平成26年度SSH第1回運営指導委員会が行われました

2014.10.01

9月25日(木)13:30~16:30に平成26年度SSH第1回運営指導委員会が行われました。参加していただいた運営委員は、京都大学、大阪大学、兵庫医科大学など、6名の先生方でした。
今回は、太田教頭の司会により開会し、藤原校長からの挨拶、本校の取り組みの現状と今後についての報告がありました。報告の後、今年8月に開催された全国スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会で「審査委員長賞」に輝いた高等学校3年生SSクラスの5人(足班)が口頭発表を行い、運営指導委員の方々からの質問に丁寧に答えました。第6限のSSクラスを中心とした5つの授業の参観のあと、15:35からは本校がSSH校としてより良い取り組みを行えるよう、審議と指導助言をいただきました。研究開発課題や開発目標に対して今後どのようなアプローチをすればよいか、具体的な提案やご助言をいただきました。
本校は第2期3年目を迎え、文部科学省からの中間評価を控えています。運営指導委員の方々からの貴重なご助言をもとに、SSH校として今後も効果的に研究開発を実施していきます。

第3回SSH講演会実施(中央大学 藤田岳彦先生)

2014.09.20

9月20日(土)の10:00~12:00に、高校1~3年生のSSコースの生徒対象に、第3回SSH講演会を開催しました。「数学の楽しさ面白さ」という題目で、中央大学理工学部経営システム工学科 藤田岳彦教授に講演をしていただきました。
「シンプソンのパラドックス」、「利息と比」、「確率」などの「比」についての内容をとても身近な例を踏まえ、説明していただき、数学が日常生活で利用されていることを再確認し、とても数学に関して興味関心が高ました。また、数学オリンピックのお話や藤田先生が作られた数学オリンピックの図形の問題を思いもよらない解き方で解説していただき、おもしろいと感じたとともに、数学的な視野を広げることができました。いろいろな問題にチャレンジして、もっと視野を広げていきたいと思いました。

全国SSH生徒研究発表会で「審査委員長賞」を受賞!

2014.09.05

8月6日(水)、7日(木)の二日間をかけて、文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構主催の全国スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会が、神奈川県パシフィコ横浜において開催されました。
本校からは高等学校3年生SSHクラスの5人(足班)が参加し、惜しくも文部科学大臣賞は逃したものの、次点の「審査委員長賞」に輝きました。
今年度は、平成24年度指定校の73校から6校しか選ばれない代表校に選出され、5,000人を超える会場で堂々とプレゼン発表・質疑応答を行いました。◇詳細は以下の通りです。
・賞      … 審査委員長賞
・研究題目 …「女子中高生の外反母趾の有病率とその関連因子」
・発表生徒 … 飯田万葉、岡本妃世、北野有紀、椿山ほのか、土井春香(すべて高3-10)
・担当教諭 … 芝崎 眞光
・指導助言 … 武庫川女子大学薬学部 病態生理学研究室 奥田浩人 准教授
・内 容   … 本校生のうち、口頭および書面にて同意を得られた生徒380人を対象に、母趾角測定、扁平足の有無、母趾長の比較、足の大きさなどの足形測定を行い、学年、母趾痛、外反母趾の家族歴、運動歴、ヒール使用、靴の大きさなどのアンケート調査をまとめ、これにBMI値を絡めて統計学的にデータをまとめました。一般的に報告の少ない若年女性の調査を行いました。

 

JT生命誌研究館

2014.07.10

本日高校1年SSコースの生徒は、高槻駅で集合してJT生命誌研究館に行きました。最初に、講堂で中村佳子館長に講演をしていただきました。まど・みちお作詞の「ぞうさん」の歌詞から生物の多様性を話され、イチジクとイチジクコバチの共進化を例にその多様性の重要さを話していただきました。中村先生の講演は、非常にわかりやすく、しかも印象深い話しでした。最後に話された、まど・みちおさんの「ぼくがここに」という詩では、「ぼくがここにいるとき、ほかのどんなものも、ぼくにかさなって、ここにいることはできない」を取り上げ、すべての人々は、一人一人が個人として尊重され、尊厳を与えられている、かけがえのない存在であるということを強調されました。講演の後、2グループに分かれて行動しました。各グループでは、次の2つのことを行いました。①JT生命誌研究館の誕生から現在にいたる20年の研究成果のビデオを見る。②さらに3つのグループに分かれ、それぞれのグループに研究者の方がつき生命誌館の展示物をもとに説明を聞く。グループに分かれてからは、展示内容が非常に良くできており、興味深いものが多いので、生徒たちは非常に熱心に話しを聞いていました。特に肺魚やナナフシを飼育しているところでは、長時間観察している生徒もいました。

大阪大学産業科学研究所

2014.06.24

高校1年SSコースは、バスで大阪大学産業科学研究所に向かいました。到着後、まず、講堂で研究所の概要と各研究室の説明を聞きました。その後、2グループに分かれそれぞれ4つの各研究室の説明を聞きました。グループAは「光が拓く次世代バイオテクノロジー」「生理活性物質と創薬」「透明で電気まで流れる紙」「ナノサイズ電極によるDNA一分子検出」を、グループBは「歩行映像解析技術ー歩き方の個性計測から科学捜査までー」「分子の動きをみる装置ーパルスラジオリシズー」「酸素を結合するたんぱく質」「エネルギー変換と有機エレクトロニクス」という、高度で最先端の研究内容を、詳しく、わかりやすく解説・説明されました。そののち、各グループをさらに4グループに分け、研究室・実験室を案内していただきました。生徒たちは各研究室の教授・院生たちの説明を興味深く聞き、質問していました。研究所の方々には、丁寧に説明していただき、生徒たちは大変満足していました。この研究所には、今回で9回目の訪問となりましたが、説明していただく研究テーマが毎年少しずつ変化しており、常に新鮮で活発な雰囲気を感じます。設備・機器も高度なものが揃っており、生徒たちは、あこがれの気持ちを抱いて研修を終えました。

ブルボンビーンズドームと兵庫県立美術館

2013.07.13

高校3年のSSコース全員とIBコース(理系クラス)の希望者が、武庫川女子大学の生活環境学部建築学科の鈴木准教授の指導のもと、三木市のブルボンビーンズドームと兵庫県立美術館にフィールドワークに出かけました。
ブルボンビーンズドームは、災害時の防災拠点として使用することを目的として建設された屋内総合テニス場です。ここでは、トラス構造の大空間に着目して見学し、建築デザインや環境に配慮された緑化外壁なども見ることができました。
その後訪れた、神戸市中央区にある兵庫県立美術館は、隣接する公園とともに安藤忠雄氏によって設計されたもので、特徴的な打ちっ放しの鉄筋コンクリート構造で構成された 建物を見学しました。
生徒たちは、建築空間をかたちづくるさまざまな構造について学び、その美しさも満喫しました。

大阪大学産業科学研究所

2013.06.25

高校1年のSSコースは、科学演習実験の授業の一環として、午後から大阪大学産業科学研究所に見学に行きました。
研究所に到着後、まず、講堂で研究所の概要と各研究室の説明を受けました。「生理活性物質と創薬」「エネルギー変換と有機エレクトロニクス」「分子の動きを見る・パルスラジオリシス」「光で操る蛍光ライブイメージング」という、最先端の研究内容を、詳しくわかりやすく説明していただきました。その後、2つの班に分かれ、それぞれの研究室・実験室を案内していただきました。教官や院生の説明を興味深く聞き、普段見ることができない先端科学研究の施設を前に懸命にメモをとっていました。その後、講堂に戻り夏休みに行われる研究体験の概要を説明していただきました。これに対して多くの生徒たちが参加したいという意志を表明しました。

第1回SSH講演会(サイエンスダイアログ)

2013.06.01

6月1日(土)の10時から、高校1年生から高校3年生のSSコースと高校1年生のSEコースの生徒を対象に、第1回SSH講演会(サイエンスダイアログ)を開催しました。「Molecular Mechanism of Visual and Non-visual Functions」という演題で、京都大学理学研究科 生物科学専攻 Takesi Matsuyama Hoyos博士に英語で講演をしていただきました。講演内容としては、博士の出身国であるコロンビアの文化や動物について大変興味深い話をしていただきました。その後、博士が現在研究されている「メラノプシンを光受容体とする非視覚機能の多様化解析色覚」についてのお話を、身近な例をあげてわかりやすく説明していただきました。また、動物界における色覚の歴史と進化などについても講演していただき、生徒たちはとても興味深く聞き入っていました。

中1SS植物観察会

2013.05.07

4月20日(土)の土曜セミナーの時間に、中1のSSコースとして初めての活動「校内植物観察会」を行いました。
イチョウの木にメスとオスがあること、カラスのエンドウとスズメのエンドウとの違い、雑草だと思っていた植物にもひとつひとつ名前があり、きれいな花が咲くことなど、講師の先生から色々なことを教えてもらい生徒たちは目を輝かせてメモをとったり写真を撮ったりして楽しみました。

理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(CDB)訪問

2013.05.01

昨日(4/30)、午後より、高校1年SSコースの36名が、授業の一環として理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(CDB)を訪問しました。
はじめに、大講義室でCDBの研究の概要について説明を受け、主に個体の「発生」や「再生」、幹細胞や再生医学に関して学びました。その後、3グループに分かれて、ウィルス研究室やヒトES細胞研究室、動物飼育実験棟など所内を見学しながら説明を受けたり、実際にプラナリアやニワトリの発生過程などを観察したりしました。さらに、再び大講義室に戻り、CLST(ライフサイエンス技術基盤研究センター)の概要についてお話をお聞きしました。所内には、いろいろな説明パネルも展示されており、生徒たちは、今、注目されている再生医学の分野をわかりやすく学ぶことができたようです。 なお、この研究所に隣接する病院で、iPS細胞から誘導した網膜細胞を用いた加齢性黄斑変性症の治療法の初めての臨床試験が行われる予定です。

グループ研究(課題研究)説明会 開催

2013.04.20

高校では、本格的なグループ研究がスタートします。今日、新入生に対し高校2年、3年の生徒が自分たちの行っている研究内容についてプレゼンテーションを行い、一緒に研究しようと呼びかけました。
先生方からも「こんなテーマの研究もあるよ」との紹介がありました。生徒たちはメモをとりながら熱心に説明を聞いていました。例年、新たなテーマでのグループを立ち上げる生徒も出てきます。今年はどうなるでしょうか。約1ヶ月で所属するグループを決め、研究をスタートさせます。

世界最大の液晶ディスプレイにうっとり

2011.05.06

本日午後より、高校1年生のSSコースの生徒が奈良県天理市にあるシャープ総合開発センターへ見学に行ってきました。シャープペンシルからラジオ、電子レンジなどシャープ製品の歴史を学びました。テレビの液晶画面を顕微鏡でのぞいたりして、赤、青、緑に黄色を加えていかに自然光に近い光を作っていくか、その仕組みを実感していました。世界最大の108インチのディスプレイも実際に目の当たりにし、その大きさに圧倒され、美しさに見とれていました。

SSH成果発表会

2011.12.23

SSH成果発表会が、武庫川女子大学マルチメディア館(MM館)で行われました。今年度も県内外の高校や大学、企業などから多数のお客様をお招きし、午前は、先生方からの事業・研究報告で始まり、11時過ぎから約2時間のポスターセッションでは、中学1年生から高校3年生まで合計61のブースで活発な発表が行われました。午後からは、PowerPointを用いた口頭発表が計10件行われました。最後を高校3年生が英語で発表すると、発表後のディスカッションでは大学の先生や生徒からも英語で質問があり、会場は大いに盛り上がりました。

 

SSH平成23年度生徒研究発表会(8/11・12)

2011.08.20

8/11(木),8/12(金)、『スーパーサイエンスハイスクールSSH平成23年度生徒研究発表会』(主催:文部科学省、独立行政法人科学技術振興機構)が神戸国際展示場(ポートアイランド)で開催されました。1日目は、全国から集まった約160校のSSH校の生徒が午前中の口頭発表に続いて、午後からはポスター発表で活発な質疑応答が行われました。
本校からはスーパーサイエンスコース(高3)の5名が参加し、『風力発電の研究』でポスター発表を行いました。今年度は会場が神戸に変更されたこともあり(例年横浜)、発表者以外の高校1~3年生のSSコースの生徒も全員参加し、各会場でメモを取ったり、質問したり、と熱心に聞き入っていました。
また、理化学研究所他、様々な研究機構、北海道大学、大阪大学、神戸大学等のポスター発表もあり、さらに、北京や天津他からの高校生の英語での発表、続いて英語でのディスカッションも行われました。
2日目は、代表校による口頭発表と、ポスター発表、全体会で講評や表彰がありました

SS中学1年サイエンスツアー

2011.08.05

中学1年SSコースは8月2日から2泊3日の日程で、サイエンスツアーに出発しました。
1日目、井倉洞(岡山県)では、今までに見たことがないような景観に圧倒されながらも、どのようにそれが作られていったものなのか興味津々でした。井倉洞の洞内は涼しく、水滴の冷たさを肌で感じました。少しずつ、長い時間をかけて流れ落ちた水が造りだした鍾乳石など、水が造る繊細で壮大な自然の造形美に感動し、生きている地球を感じました(写真左)。
2日目の今日は、太陽の光降り注ぐ宍道湖で、生物採集をしました。採集したものを分類したり、それら生物の解説をして頂きました。生徒たちは、始めは恐る恐る宍道湖に入っていたものの、慣れてきたら夢中でシジミやエビやカニなどを網を使いとっていました(写真中)。さらに、宍道湖自然館ゴビウスでは、宍道湖・中海の自然について勉強しました。
午後からは松江フォーゲルパークと出雲科学館に分かれ見学研修を行いました。
最終日は、生野銀山での研修でした。長さ約1000mの観光坑道では、鉱員たちが命を託し、地中深く降りて行ったエレベーター立坑と、その巨大な捲揚ドラムに圧倒され、江戸時代の採掘ゾーンでは、人が這いながら掘り進んだ狸掘りの生々しいノミ跡や鉱脈に生野銀山の歴史を感じ鉱山について勉強しました。生徒たちは、実際に鉱物採取も体験し鉱物についての理解を深めました(写真右)。

第4回科学交流合宿研修会

2011.07.25

平成20年度より本校で行ってきた、理系生徒、理系クラブの生徒が合宿して学び合う研修会が、本年度から県内SSH校と県教育委員会が運営する兵庫「咲いテク」事業の参加企画として7月22日から開催されました。
この1泊2日の合宿研修会に集結したのは、県内14校の高校生90名。1日目の本日は、本校AV1教室で開会行事が行われ(写真左)、各SSH指定校より活動・研究報告されました。そして、大阪大学歯学部附属病院矯正科外来医長 留 和香子先生による講演「女性歯科医師による現場と国際社会での活動報告 -未来研究者・技術者を目指す人たちへ- 」が行われました。
午後は武庫川女子大、兵庫医科大、関西大、神戸大、大阪大でそれぞれ行われる計17の研究グループで実験・実習にそれぞれ参加しました。写真中は、武庫川女子大学(建築学科)で行われた「1本の鉄筋で体重計を作ろう」の様子です。
2日目のプログラムは、前日行った各大学研究室での実験・実習内容のプレゼン発表会とサイエンスコミュニケーション(写真右端)でした。
午前中行われたプレゼン発表会で、各グループに与えられた発表時間は5分。その限られた時間内に約2時間の実験・実習の内容をいかに他の人にわかりやすく伝えるかを考えながら、前日夜遅くまでかかりまとめられた17グループの発表は、とても工夫が凝らされたものでした。様々な質疑も飛び交い、その中でお互いにさらに知識を深め合う、活気あるプレゼン発表会でした。
午後のサイエンスコミュニケーションでは、生徒たちは「環境」という大きなテーマのもと、「エネルギー」「地球温暖化」「森林」「水」の4つのテーマに分かれ、神戸大学、武庫川女子大学の先生方、大学院留学生を交えて英語でのディスカッションに挑戦しました。自分の意見や考えを英語で述べるという課題に生徒たちは果敢に挑みました。
この1泊2日は、生徒たちにとって、知識を深めたり、互いの科学への取り組む姿勢を刺激しあったり、そして個々が将来への夢を膨らませる充実した交流会となったようです
本校以外の参加校(13校)
川西明峰高校、西宮香風高校、西宮南高校、兵庫高校、武庫之荘総合高校、神戸山手女子高校、明石北高校、尼崎小田高校、加古川東高校、神戸高校、三田祥雲館高校、豊岡高校、六甲アイランド高校

SSH講演会「大学院で学ぶということ―学問を通じてヒトを知る」

2011.05.21

本日開催された今年度第1回目のSSH講演会は、京都大学大学院理学研究科博士後期課程の澤田玲子さんを講師に迎え、「大学院で学ぶということ―学問を通じてヒトを知る」という演題でお話頂きました。
澤田先生は、学びながら研究をしている大学院生という立場から、ご自身の自己知覚に関する研究の紹介を交え、大学院での研究生活についてお話頂きました。研究とは「日々の生活の中にある疑問にはじまり、それに対して学問の力を借りて目に見えるかたちで答えていくこと」であると定義されました。また、研究は自己を表現するひとつの場であり、自分の言葉や自分のやり方で表現するだけでなく、他者の視点をもち、他者に伝わるやり方で表現することであるとも話されました。さらに、「どの学問領域も相互にリンクしており、一つの学問を深く追求することは、実は学際的な研究につながり世界を広げてくれる」など、研究の魅力についても教えて頂きました。
大学院生としての立場からのお話を聴くことで、生徒たちは、日々のさまざまな学習が研究の基礎になっていることから、よりいっそう研究が身近なものとして感じられ、これからの進路の方向性を実感する機会となりました。

豊かな森に住む「隣人」から進化について考える~第6回SSH 講演会~

2011.02.22

2月18日(金)、京都大学霊長類研究所ボノボ(林原)研究部門 特定助教・山本真也先生をお迎えし、第6回SSH講演会を開催しました。演題は「進化の隣人を科学する~チンパンジー・ボノボからわかること~」。この講演会にSSコース(高校1・2年生、中学3年生)が参加しました。
山本先生は、ギニア共和国ボッソウ村のチンパンジーやコンゴ民主共和国ワンバ村に生息するボノボの研究の様子を写真や動画で紹介してくださったり、チンパンジーやボノボの社会的知性(利他性・互恵性・他者理解)や文化(道具使用・社会学習)について分かりやすく解説してくださいました。また、これから自分たちの研究を進めていく生徒たちに、科学研究で「①自分で考える②他人と同じ答えじゃなくてよい③いろんな角度、視点から考える」ことが大切であり、そして「定説からはずれた研究結果が出たとき、それを単なる例外として無視するのではなく、例外から見えてくる新しい世界観もある」とお話ししてくださいました。
講演会を終えた生徒たちは「どこまでも広く続く豊かな森と、そこで生活するボノボの姿がとても印象的でした」「スライドに出現するチンパンジーやボノボの協力行動、手助けしている姿を見ているうちに、いつの間にか自分たちヒトの社会生活について思い、考えていました」「家族での役割分担はヒトに比べてはっきりしているかも」など、思い思いの感想を述べあっていました。生徒たちの「進化の隣人」を巡る話題はいつまでも尽きないようでした。

第3回SSH卒業研究発表会

2011.02.08

2月8日(火)、高校3年10組(SSコース)全員が、自分たちの研究内容を発表する「第3回SSH卒業研究発表会」を行いました。会場であるAV1教室には、中3、高1、高2のSSコース全生徒が参加し、高校3年生の発表を評価しました。また、これまで研究を進めるにあたり指導して下さった大学の先生方、また、研究にご協力下さった先生方も会場に足を運んで下さいました。
高校3年生たちは、発表会直前まで、自分たちの研究内容を多くの人にわかりやすく伝えられるよう工夫し、何度も練習を重ねました。また、これまで研究を続ける中では、専門的な知識を習得したり、深めたりすることの苦労、また、部活動との両立など、悩むことなども多くありました。しかし、それら苦労を含めて、すべてを形にし、このような発表することができたことを大きな自信にできたようです。ひとつの達成感を得た表情をしていました。11の発表グループは次の通りです
(1) ごぱんの研究 (2) プラナリアの研究 (3) 光触媒・酸化チタンの研究 (4) 髪の毛・脱毛マウスの研究 (5) 遺伝子に関する研究 (6) レゴロボットの研究 (7) バイオエネルギー・キノコを用いての研究 (8) 幾何学の研究 (9) 味噌の保存性の研究 (10) 食育・葉酸の研究 (11) 細菌の研究

高3SSコース、ポスター発表で研究交流~「高校生・私の科学研究発表会2010」

2010.11.22

11月21日(日)、神戸大学発達科学部で開催された「高校生・私の科学研究発表会2010」で、高校3年SSコースのバイオエタノールの研究をしているグループ(2名)がポスター発表を行いました。この発表会は、「兵庫県生物学会2010研究発表会」と同時開催されており、県生物学会会員の方々や大学院生、そして高校生が研究交流できる場として設定されています。
発表された研究は、長年続けられているもの、大規模な調査によるもの、院生が取り組んでいるもの、また高校生の発表は県内だけでなく、大阪府や岡山県の高校生のものもありました。発表した高校3年生(2名)は参加していた中学生からの素朴な質問から、先生方からの専門的な質問まで、幅広く対応し、その中から新たな課題を見つけていました。

「理解する=未来を予測する」~第5回SSH 講演会

2010.11.01

10月30日(土)、独立行政法人理化学研究所基幹研究所より黒澤元先生を講師にお迎えし、第5回目SSH講演会を開催しました。演題は「数学を使って体内時計を理解する」で、SSコース(高校1~3年生)が聴講しました。
先生からの「理解するとは?」という問いかけにより始まったこの講演会は、カビからヒトまでもつ体内時計の様を、数学を用いて理解していくというものでした。
数日前より講演会の演題を聞いていた生徒たちは、数学と体内時計、数学と生物学がどのように結びつくのか大変興味を持っていたようです。
講演の中で先生は「生命現象を理解すること」とは「その現象のメカニズムを知り、さらにその現象の未来を予測できること」であり、その予測には「生物学の知識に加えて、微分方程式をはじめとした数学の知識がこれを可能にするものである」とお話されました。生徒たちは、無味乾燥に感じられる数学により、ダイナミックな生命現象を理解することができることに驚き、数学の広がりを感じたようです。

スーパーサイエンスハイスクール 平成22年度生徒研究発表会

2010.08.05

毎年2日間に渡って開催される、「スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」に、本年度本校代表として「飼育中に突然出現する脱毛マウスに関する研究」の研究グループがポスター発表を行いました。パシフィコ横浜を会場に8月3日(火)・4日(水)に行われた大会は、生徒たちの意見の飛び交う、大変活気のあるものでした。
発表した高校3年生5名は、これまでの研究成果をできるだけ多くの人に伝えたいという思いで、発表ブースに足を止めて下さった多くの方々一人一人に丁寧に、わかりやすい言葉で説明を繰り返していました。
残念ながら賞をいただくことはできませんでしたが、コメントの書かれたたくさんの投票用紙に生徒たちは励まされ、またそこに書かれていた言葉が自信となり、さらなる研究に対し、力強い言葉を述べ合っていました。

北海道室蘭栄高等学校との交流会~高3北海道修学旅行~

2010.06.23

修学旅行5日目。高校3年SSクラスは、昨年度の引き続きスーパーサイエンスハイスクール指定校の北海道室蘭栄高等学校を訪れ、交流会を行いました。
室蘭栄高校・・・
有珠山巡検の口頭発表(高1)
20グループの基礎課題研究ポスターセッション(高2)
本校・・・小研究グループの口頭発表(3グループ)
①MOTTO!食育
②バイオエタノールの製造過程の開発
③飼育中に突然出現する脱毛マウスに関する研究
短い時間での交流会ではありましたが、生徒たちは積極的に質問し、お互いに活発な意見交換が行われました。

阿寒湖畔エコミュージアムセンターを訪問~高3北海道修学旅行~

2010.06.23

 

修学旅行4日目。高校3年SSクラスは、阿寒国立公園にある阿寒湖畔エコミュージアムセンターを訪問しました。
ネイチャーガイドの方の解説により、館内で「阿寒国立公園」「阿寒保全」「ラムサール条約」について学習しました。そして、遊歩道を歩きながら、阿寒湖特有の動植物や、火山活動により発生した硫気ガスや水蒸気が熱い泥とともに噴き出している活火山(=ボッケ)を観察しました。ネイチャーガイドの方の説明に熱心に耳を傾け、活発に質問し、また、目の前に広がる自然の驚異に感嘆の声をあげていました。

生物学を基礎から学ぶ「サイエンス・ダイアログ」

2010.06.08

6月5日(土)、本学薬学部にて、本校SSコース(スーパーサイエンスコース)高校1~3年生と中学3年生の生徒に対し、大阪大学生物工学国際交流センターよりDana ULANOVA博士と木谷茂助教をお招きし、 “Invitation to microbiology: the role of microorganisms in nature and human life”と題する講演をして頂きました。
ロシアに生まれ、チェコで10代を過ごされたULANOVA博士は、自分が研究員になった理由や、生物学の中でも微生物学について興味を持ち、現在取り組んでおられる研究テーマ「抗生物質」について、丁寧な英語でとてもわかりやすく講義して下さいました。生物の基礎から学ぶことのできたお話に、生徒たちは大変興味深く、熱心にメモを取り、さらには、講演会での生徒たちの質問は講演後も続きました。

「研究とは何か」「なぜ論文が必要か」~第1回SSH講演会

2010.05.28

5月27日(木)5・6時間目、本年度第1回目となるSSH講演会を開催し、SSコース(高校1~3年生)の生徒たちが聴講しました。講師に大阪大学大学院歯学研究科・顎顔面口腔矯正学教室より高田健治教授をお迎えし、演題は「Critical thinking Practical writing~良い論文を書くために」でした。SSコースは高校3年間で取り組んできた研究を卒業論文としてまとめます。その生徒たちに、「研究とは現象からスタートし、それらを観測することを通して、一般化し記述すること。それを論文にすることで、知識として技術として伝承することができる。その過程には、論理性の構築が重要である。文系・理系という壁は取り払い、様々な知識を吸収し、それをもって論文を作成する」というお話をしていただきました。
高校3年生は先生のお話を聞き、これから卒業論文をまとめるにあたり大切な知識、技術を書き留め、研究とは何か、とあらためて自分たちの研究に問いかけていました。

フィリピン学生訪日団との交流

2010.04.26
 

本校は、日本政府が平成19年度より実施している「21世紀東アジア青少年大交流計画」により、平成20年のインド、21年のASEAN諸国と東ティモールの高校研修団を受け入れています。
本年は4月23日から25日までの3日間、23名のフィリピン学生訪日団が来校しました。その日程の中で、1日目に高校3年生SSコース生徒がホストを務め、また、交流を行いました。
交流のテーマは環境問題。その大きなテーマの中で、3つのテーマ「エネルギー・環境・地球温暖化」「3Rによる環境保全」「都市・建築への応用」のもと、プレゼンテーション、実験・実習、そして、環境問題への工夫が成された本大学上甲子園キャンパスの建築学科への見学という一日を過ごしました。
最初に行われた高校3年生の英語によるプレゼンテーションでは、参加していた高1・2年生を交えて、会場全体での質疑応答が行われました。それぞれの立場から意見交換が成される活気あるものとなりました。続いて行われた実験・実習では、科学を通しての交流が出来ました。実験に参加したフィリピン学生と得られた実験結果について検証も行いました。
午後は建築学科の施設見学を高校3年生の説明により行いました。その中で、施設各所での緑の効果を温度により測定し、実際に行われている環境問題への取り組みを学びました。

おもしろ理科教室

2010.02.23

西宮市立甲子園浜小学校の5年生、6年生の児童が来校し、本校で第3回「おもしろ理科教室」(地域小中学校連携事業)が行われました。本校の中1・中2のSSコースの生徒は、小学生と一緒に科学館の化学実験室、理科1実験室で実験に参加しました。
5年生は「にじ色の水を作ろう!」「燃えるシャボン玉」「星降らし」という内容で、さまざまな液体・気体の性質の違いや重さの違い、結晶の形の違いを学びました。
6年生は「身近な酸性・中性・アルカリ性の物質と指示薬」という内容で、身近な植物から作った指示薬を用いて、胃薬やラムネなどの性質を調べられることを学びました。
これらの内容は、小学校で学習している内容を発展させたものであり、各会場では、SSコースの中学生も小さな先生となって、一生懸命、小学生に説明していました。

「月の石から分かること ~基礎から世界最先端の研究まで~」第1回SSH公開講演会

2010.02.20

なるお文化ホールで第1回のSSH公開講演会が開かれました。
広島大学大学院理学研究科地球惑星システム学専攻准教授の寺田健太郎先生による「月の石から分かること ~基礎から世界最先端の研究まで~」という講演でした。
「月はどういう天体か」「月探査計画でわかったこと」「広島大学での取り組み」という内容をスライドやグラフ、動画を使って解説。本校から参加したSS(スーパーサイエンス)コースの生徒たちは質疑応答の時間に積極的に質問し、「月の表面の元素は実際に月に行かずに、どうやって調べたのですか?」「ジャイアントインパクト仮説では、地球に別の天体がぶつかったということですが、その後、地球はどうなりましたか?」「隕石は月に平均的に当たるという話でしたが、月の表側(地球に向いている側)と裏側(地球に向いていない側)で地表の様子が違って見えるのは何故ですか?」などと尋ねていました。
その後、実際に月の石を触らせてもらえるということで、会場に集まった面々は月の石に殺到し、興味深げに触ったり眺めたり、講師の先生に話しかけたりしていました。

中学1年生(SSコース)サイエンスツアー

2009.08.15

 

中1のSSコースの生徒たちは、8月5日から2泊3日、山口県の大根島・宍道湖・秋吉台へサイエンスツアーに出かけました。
1日目は、大根島で竜渓洞という溶岩洞窟に訪れました。ここにはこの洞窟に生息するキョウトメクラヨコエビやコムカデを観察したり、溶岩洞窟の成り立つを学びました。
2日目は宍道湖グリーンパークに訪れました。ここで汽水湖である中海や宍道湖やそこに生息する生物についての解説やシジミの水浄化実験をした後、宍道湖に入り、生き物採集を行い、ヤマトシジミやテナガエビ、クロベンケイガニなどを捕まえました。図鑑で見るのではなく、実際に動いている姿を目の当たりにして観察することで、生徒たちはいつもより興奮ぎみでした。
最終日は秋吉台秋芳洞を見学した後、秋吉台科学館で講義をうけた後、化石採取をしました。カルスト大地、鍾乳洞の雄大さに感動し、化石掘りに熱中しました。

マーガリン工場見学

2009.07.07

マーガリンはどのようにして作られているかご存知ですか?
今日は、SSHの小研究グループ「マーガリン班」で、神戸市長田区苅藻にあるミヨシ油脂株式会社神戸工場を訪問しました。この工場では、最新のマーガリン製造ラインを完備しています。また、衛生面にも細心の注意が払われ、AIBフードセーフティ監査で毎年“優秀”と評価されています。
私たちは、工場長を始め多くの生産部門の方々から食用油脂の加工のお話をお聞きしました。その後、白衣と食品衛生帽を着用し、工場内を見学しました。原料の油脂の精製から始まり、硬化、脱臭、調合、乳化などすべての工程とこれらをコンピュータ管理している部屋を見せていただきました。
学校では、実験室でマーガリン製造に挑戦し失敗し、行き詰っていた私たちですが、今回の見学を通して多くのアドバイスをいただき、新たな方向性を見出すことができました。

引っ張りと圧縮(高校3年)

2009.06.29

高校3年のSSクラスと建築学科を志望する生徒は、「高3高校大学連携プログラム」の一環で上甲子園キャンパスの建築学科で空間表現演習の講義を受け実習を行いました。
東京ドームなどの建築では、軽くて柔らかい膜を屋根にしています。今回の実習では、布と角材を用いてこの膜構造の模型を作りました。実習で使用した布は伸縮性が大きく、各自自由な発想で独創的な作品を作りました。

サイエンス・ダイアログ

2009.06.26

本日、本校で2度目の「サイエンス・ダイアログ」が高校1・2・3年対象に開かれました。
「サイエンス・ダイアログ」とは、日本学術振興会のフェローシップ制度により来日している、優秀な若手外国人研究者から研究に関するレクチャーの機会を提供してもらうというプログラムです。このプログラムは英語で行われ、研究への関心、国際理解の両面での生徒への刺激が目的の一つです。
今回は、ブルガリア出身で、神戸大学農学研究科に所属のGalina Zamfirova博士とRoumana Tsenkova教授をお招きして、「植物遺伝の基礎」、「生き物の世界を目で見えない光で覗く」と題する講演をしていただきました。お二人には、スクリーンに写真などを映して、ブルガリアの地理や文化について教えていただくとともに、それぞれの研究内容についても、わかりやすくお話ししていただきました。生徒たちは、慣れない英語での講演に苦心しながらも、熱心に先生方とスクリーンを見つめ、講演に集中していました。

北海道室蘭栄高校との交流会

2009.06.19

高校3年SSクラスは、今年スーパーサイエンスハイスクール指定を受けた北海道室蘭栄高等学校を訪れ交流会を行いました。
会は室蘭栄高校の歓迎の挨拶から始まり、有珠山巡検のプレゼンテーションを見せていただきました。その後、本校生徒の9つのグループ研究のポスターセッションを行いました。そこで、これまでの研究の経緯などの情報交換をしました。
最後に室蘭栄高校から、宿泊場所についての心のこもった楽しいプリントをいただきました。
本校生からは、「とても楽しかった。」「もっと交流会の時間がほしかった。」「これからも交流を深めたい」との感想が聞かれました。

ボッケ散策(高校3年)

2009.06.18

高校3年SSクラスは、北海道修学旅行中、阿寒国立公園にある阿寒湖畔エコミュージアムセンターを訪問しました。ネイチャーガイドの方とともにボッケ遊歩道を歩きながら阿寒湖特有の動植物を観察しました。
ボッケとは、アイヌ語で「煮えたぎる」という意味で、火山活動により発生した硫気ガスや水蒸気が、熱い泥とともに噴き出している活火山です。
ネイチャーガイドの方の説明を熱心に聞き、活発に質問し、ボコッ、ボコッと噴き出す泥を見て自然の驚異に感嘆の声をあげていました。

比の不思議さ面白さ

2009.06.06

本学の薬学部に一橋大学の藤田岳彦先生をお招きし、「比の不思議さ面白さ」をテーマに大変興味深い講演会が行われました。阪神タイガーズやナニワ金融道など数多くの例を出しながら、e(自然対数の底)などをわかりやすく講義していただきました。生徒からたくさんの質問が飛び出し、活発な講演会となりました。

有機化学特別授業(高校2年)

2009.05.30

高校2年のスーパーサイエンス・クラスは、これから学ぶ有機化学分野についての導入として、本日(5/30)、京都大学工学研究科の松原誠二郎教授をお招きしての特別授業を受けました。
授業は、通常とは異なる分野の実験(硝酸銀の水溶液に銅線を浸け、電子のふるまいをみる実験)から有機物の反応について理論的な説明をするという80分間の学習でした。

大阪大学産業科学研究所(高校1年)

2009.05.29

本日(5/29)午後、高1SSコースが授業の一環として、校外研修・大阪大学産業科学研究所を訪問しました。まず、第2研究棟1階共同プロジェクト室で各研究室の説明:「電子ビームでがんを治す」「エネルギー変換と有機エレクトロニクス」「右手の分子と左手の分子のつくりわけ、不斉合成について」「働く生体分子を一個ずつ見て・いじってみよう」を聞きしました。その後、2グループに分かれて研究室の見学をしました。生徒は興味津々に話を聞き、より一層科学のおもしろさを知ったようでした。

シャープ総合開発センター訪問

2009.05.08

高1のSSクラスは、本日(5/8)午後にシャープ総合開発センターを訪問しました。
SSクラスでは、「家庭生活と仕事を両立できる感性豊かな女性研究者・技術者を育成する」ことをひとつの目標とし、そのための取り組みとして、年間8回の校外研修を予定しています。その第1回目として、「環境」をテーマとして、シャープ総合開発センターで研修を行いました。生徒たちはシャープ総合開発センターの歴史・技術ホールを見学したあと、シャープ天理事業所における環境への取り組みを聞き、コジェネレーション施設と排水処理施設の見学もして学校に戻りました。

中1春の植物観察会

2009.04.21

本日(4/18)、中学校1年生SSコースは校庭で春の植物観察会を行いました。校庭にあるクスノキイ、チョウ、メタセコイヤ、ヒマワリ、サツキツツジ、ホトケノザ、スミレなどの植物に実際に触れ、その香りを調べました。今後は採集した植物の構造や仲間分けなどを調べ、学内の植物マップをつくります。

CWA研修生SSコースの授業を受ける

2009.02.24

CWA(チャールズ・ライト・アカデミー【アメリカワシントン州にあるハイスクール。本校と1994年に教育交流協定を結んだ。】)より来日中の生徒たちは、本日、高校2年10組(SSコース)の、理系英語の授業をCAI教室で一緒に受けました。
「理系英語」データ表記、観察、証明、提案など研究の各シーンで必要な英語を学ぶ授業です。本日は「理系英語」今年度のまとめとして授業評価を英語で表記するよう求められました。これについてCWAの生徒たちも違和感なく授業に溶け込むことができたようです。
CWA生の研修は本日で終了しました。新たに学んだことやホストファミリーとの思い出を胸に、午後7時、関西国際空港を出発します。

バイオ燃料を学ぶ

2009.02.07

本日、神戸大学大学院工学研究科・工学部生物化学工学研究室 准教授荻野千秋先生をお招きし、「草や木から微生物でバイオ燃料をつくる技術」という演題で講演をしていただきました。
バイオ燃料のメリットやそれをどのように生産していくかをわかりやすく説明してくださいました。講演の最後には子孫のためにいい技術を残したいと締めくくられました。質疑応答では、高校生から活発な質問があり、個々の質問に対して荻野先生は丁寧に答えてくださいました。生徒にとって代換エネルギーのことを改めてしっかり考えさせられた90分でした。

第1回SSH卒業研究発表会

2009.02.04

スーパーサイエンスコース(SSコース)の卒業研究発表会が行われました。SSコース第1回生である高校3年生の、この3カ年にわたる学びの総決算の発表です。
研究テーマは12個。8分間という時間に込められたそれら研究発表は、3年生の知識、そしてその研究に対する思いの詰まったものでした。
発表会に参加したSSコースの高校1・2年生は、先輩方の発表を熱心に聞き入っていました。

Science is really cool!

2009.01.31

日本学術振興会が行っているサイエンスダイアログ(英語で科学を学ぶ)事業、海外の最先端の科学に関わる研究者で、現在、岡山大学大学院で研究されているルイス・博士をお招きして、英語による講演会が開かれました。
ゼノビア博士は「母国イギリスと日本との生活習慣の違いについて」「世界的に有名な女性科学者の中には日本人の向井千秋さんがいる」というお話などで、聴講するSSコースの生徒の向上心へと導かれました。そして、博士の専門分野である進化生物学「チョウ目昆虫におけるゲノム対立と繁殖戦略の進化」について丁寧に話してくださいました。
生徒たちはゼノビア先生のお話を熱心に聴き、すばやくメモを取っていました。
その後、積極的に英語で質問した生徒もいました。

算額・スプリング8の見学(高校1年)

2009.01.30

本日、SSコースの高校1年生は、次の場所で今年度最後の校外研修を行いました。
① 兵庫県姫路市の英賀神社で算額を見学
算額とは、数学の問題が解けたことを神仏に感謝し、ますます勉学に励むことを祈願して奉納された絵馬です。
生徒たちは、これらを実際に目で見て考えることで、日本独自の文化を興味深く体験しました。
② 佐用郡にある播磨科学公園都市内の高輝度光科学研究センターを訪問
このセンターでは、「SPring-8」と呼ばれる施設を見学しました。これは、世界最高性能の放射光を発生することができる大型研究施設で、国内はもとより、海外の研究者にも開かれた共同利用施設です。
生徒たちはここで、放射光発生のしくみや放射光を利用した研究について学びました。

21世紀の光:X線レーザー

2009.01.23

本日(1/23土)、独立行政法人理化学研究所 X線自由電子レーザー計画推進本部から北村英男先生をお招きし、「21世紀の光:X線レーザー」という演題で講演をしていただきました。X線自由電子レーザーの研究は、非常に短い時間で起こる現象の観察、新薬開発の研究に大事なタンパク質の構造の解析、そして物質の性質を変化させて新しい性質をもった素材の研究開発に役立ちます。
X線自由電子レーザーの施設は兵庫県播磨科学公園都市にあるSPring-8と同一キャンパスに存在しています。そのSPring-8に高2・高3の生徒は、高校1年生の時に見学したことがあります。来週(1/30金)研修に向かう高1の生徒からは「もっと聞きたかった」「自分の周りには光があふれているんだ」「来週の見学が楽しみ」という声を聞くことができました。

牛乳の鮮度を測る(高校2年)

2008.06.05

今日の科学演習実験Ⅱは、食物栄養学科の吉田精作教授から「牛乳の鮮度を測る」というテーマで講義を受け、実験を行いました。今回の講義と実験で、牛乳には細かい成分規格があり、厳しい検査のもとに管理されていることを知りました。

平成20年度SSH中間発表会

2008.12.23

本校は、18年度に文部科学省よりスーパーサイエンス(SSH)指定を受けて今年で3年目になります。
本日(12/23)、その「SSH中間発表会」が武庫川女子大学のマルチメディアホールで行われました。
本会は、JST(独立行政法人 科学技術振興機構 理数学習支援部)、大阪大学、兵庫医科大、株式会社島津製作所など外部委員の方達が出席、講評してくださる発表会です。午前は①SSHの事業報告、②サイエンスツアー・海外研修の生徒による報告、そして、宇野賀津子先生(ルイ・パストゥール医学研究センター インターフェロン・生体防御研究室長)をお迎えしての講演「20世紀科学の発展は女性のライフサイクルをどのように変えたか~理系を目指すあなたへメッセージ」を拝聴しました。
宇野先生は、将来、女性科学研究者、科学技術者になるであろう生徒達にむけて、先生自らの豊かな経験をもとに、女性科学者の生き方をお話してくださいました。昼食休憩時間には、別室でポスターセッションがあり、そこでも生徒たちは、自分たちの研究内容を来場者に熱心に説明をしていました。午後2時から、SSコース5学年(中1・2、高1・2・3年)のこれまで取り組んできた生徒達の研修報告、及び、小グループによる研究発表(プレゼンテーション)が行われました。
中学2年生は「植物の種類によるデンプンの違いについての研究」を、高1・高2で「酸化チタンを用いた光触媒の研究」、高3は「パソコン3R」「色素増感型太陽電池に有効な植物色素の研究」「お菓子の中に含まれる遺伝子の研究」「免疫学の研究」など。また、先般新潟市での学会で紹介した「インドネシアでの健康調査報告」を英語で説明するなど、会場の注目度をあげていました。それぞれの発表が終わるたびに、各専門の先生方からの質問を受ける生徒たちは、緊張しながらも精一杯答えていました。

キリンビール神戸工場見学(中学2年)

2008.12.06

本日の土曜セミナーの時間に、中学2年生SSコースは「キリンビール神戸工場」へ行きました。
この工場では、環境に配慮し、周辺の広い土地を利用してビオトープをつくったり、工場排水を利用して、絶滅危惧植物の組織培養を行ったりしています。
元姫路工業大学教授の永吉先生にご指導をいただきながら、絶滅危惧植物が栽培されている温室を見学したり、組織培養の実習もさせていただきました。生徒たちは、永吉先生のお話を熱心にメモを取りながら聴き、楽しく実習を行っていました。

霊長類の進化と多様性

2008.12.02

本日(12/ 2)、高校1、2年生のSSクラスが「霊長類の進化と多様性」について、(財)日本モンキーセンター 主任学芸員 高野 智氏の講義を受けました。いろいろな動物の頭骨や四肢の骨の模型を用いて、人類がどのように進化したか、進化とはどのようなものかを生徒たちにわかりやすく説明してくださいました。「ヒトは決して分類学上一番上ではないのだよ」のことばに生徒たちは少し驚いた様子でした。

おもしろ理科教室

2008.11.27

本日午後、本校の化学実験室、理科1実験室で、地域小中学校連携事業である第2回「おもしろ理科教室」が開かれました。北向かいの西宮市立甲子園浜小学校の5年生・6年生が来校し、本校のSSコースの中学1・2年生と共に楽しい実験に参加しました。
5年生は「にじ色の水を作ろう!」や「燃えるシャボン玉」、6年生は「酸性・アルカリ性で、花や葉の色水はどんな色になるだろう?」といった、小学生が授業で習った内容をさらに発展させた実験をに取り組みました。中学生のお姉さんの指導のもとで、小学生は集中して作業し、いきいきとした表情を見せていました。

大阪ガス見学(高校1年・中学1年)

2008.11.12

中1・高1のスーパーサイエンスクラスが、11/12(水)午後、高石市の大阪ガス泉北製造所とガス科学館を見学しました。環境問題とエネルギーについての講義を受け、温暖化と酸性雨の実験や、マイナス160℃の液化ガスが都市ガスに変化していく過程を見学しました。生徒は「環境問題やエネルギー問題についてあらためて考え、天然ガスの有用性や問題点についても詳しく学ぶことができました」と述べていました。

ニワトリってこんなに温かかったの?! (中学2年)

2008.10.30

スーパーサイエンスコースの理科授業では、観察力、レポート作成力をつけることを目的として、数々の教材を提供しています。
中学2年生「理科2」の授業教材の一つに、「動物の体のしくみを知ろう」と、観察したり解剖したりする学習の準備が進められています。
「最近の子どもたちは、食材の鶏として知っていても、実際どんな形をしているのか、どんなやわらかさなのかを知らない。子どもたちにニワトリがどんな生きものなのかを、まず実際に手や体に触れさせて、これが生きているということ、命の重みを実感させたい」とおっしゃった河原先生は、今朝、卵を産んだばかりのニワトリ2羽を自宅から教室に持ち込まれました。
生徒たちは、おそるおそるそのニワトリを触っていましたが、「ニワトリの体温は42度あるよ。抱いてごらん」の言葉に、「こんなに温かかったンだ」と両手で抱え、鶏冠や足、尻などを観察して、記録をとっていました。

紙と力(科学演習実験Ⅱ)

2008.10.09

今日は、建築学科福本早苗教授から紙を使った造形を教えていただきました。
うすい紙でも、折りたたむことによって強くなります。これを使って空間を覆う建築物をイメージした模型を作りました。最初は、折り線が印刷してある見本に挑戦しましたが、山折りや谷折りの連続で作るのに苦労しました。その後、白紙をいただいて各自自由に作りましたが、各自の個性あふれる作品ができました。

繊維およびプラスチックの性質

2008.09.18

今回の科学演習実験Ⅱでは、生活環境学科の小野木禎彦教授から「繊維およびプラスチックの性質」というテーマで講義していただき、その後さまざまなプラスチックの比重および加熱変化の実験を行いました。
日常使われているプラスチックの種類の多さに驚きました。そして、それぞれリサイクルの方法が違うことを知りました。

ゾル?ゲル?なに?

2008.09.11

今日の科学演習実験Ⅱは、武庫川女子大学の食物栄養学科に行き、小関泰平准教授からゾルとゲルの講義を受けました。その後、りんご果汁ゼリーや加圧卵を作り、ゾルとゲルの実験をしました。実験の後は、それぞれの食品の試食があり、楽しい授業でした。

高校2年 サイエンスツアー

2008.08.08

8月4日高校2年のSSコースがサイエンスツアーに出発しました。
初日は、東京お台場にある日本科学未来館へ訪れました。
ここで、3~4人のグループに別れて、技術革新、情報科学技術、生命科学、環境について調査し見学しました。その後、これを他の班員にプレゼンテーションをしました。夕方に宿泊地であるつくばに向かいました。旅館では、夕食の後、科学未来館で見学した内容について、無作為に選ばれた生徒がプレゼンテーションを行いました。
2日目は、午前中は全員で筑波宇宙センターでロケット、人工衛星などの展示や宇宙ステーション試験棟、宇宙飛行士養成棟を見学しました。午後は2つの班に別れ、農業生物資源センターと産業技術総合研究所を見学しました。農業生物資源センターでは動物や植物・昆虫のゲノム研究について、産業技術総合研究所ではロボット、次世代半導体、ナノテクノロジー、環境技術などを学びました。夜は、本日学んだことをクラスメートの前でプレゼンテーションしました。
3日目は、午前中2班に別れ、動物衛生研究所と食品総合研究所を訪れました。動物衛生研究所では獣医体験をし、動物の病気についての基礎研究から診断・治療および予防にいたる研究について学びました。食品総合研究所では食品の機能性、品質保持技術と加工利用技術、安全性などについて学びました。午後も2班に別れ、つくばブレーンズと国立科学博物館筑波実験植物園を訪れました。つくばブレーンズでは臍帯血の保存の視察をし、国立科学博物館筑波実験植物園では、日本の主な植物や生活に関わりのある植物、世界の熱帯やサバンナ、半乾燥地域に自生している様々な植物を観察しました。
夕方には横浜へ向かいました。夜は、恒例のクラスメートの前でのプレゼンテーションを行いました。
最終日のサイエンスツアーは、横浜パシフィコで行われているSSH生徒研究発表会に参加しました。会場は、全国各地のSSH指定校が集合し、熱気にあふれていました。
まず、開会式が行われ、ノーベル化学賞を受賞された野依良治先生が講演をして下さいました。その後、6つの分科会に分かれてプレゼンテーションの発表会がありました。第4分科会の発表では、本校の高校3年生が「色素増感型太陽電池に有効な植物色素」の研究を多くの聴衆の前で堂々と発表しました。このあと、ポスターセッションがありましたが、時間の都合で会場を後にしました。新横浜から新幹線で大阪に向かい、新大阪でサイエンスツアーは終了しました。

第1回地域SSH校 生徒交流合宿研修会

2008.07.23

近隣のSSH校6校(兵庫県立の神戸高校、尼崎小田高校、加古川東高校、豊岡高校と、私立では立命館高校と本校)が集まり、本校主催の生徒交流合宿研修会が開催されました。これはSSH事業に参加する生徒および教員の交流を深め、活動の活性化と飛躍を図ることを目的としています。
7月22日の午前に開会式を行い日頃の研究成果の交換を行いました。
午後はグループに分かれて、武庫川女子大学(薬学部、食物栄養学科、建築学科)や神戸大学で、実験・実習を行いました。それぞれのグループのテーマは、「爪でわかるあなたの体質」、「アミノ酸と糖の不思議(香り)」、「木材のこわれ方の観察」、「医薬品と流動モザイク的な細胞膜との関わり」、「食の安全・安心:毒入り餃子事件について」、「オゾン層と紫外線の実験」、「宇宙から地球に降りそそぐ素粒子を捉える」です。「アミノ酸の糖と不思議(香り)」についての実験グループは、実際に様々な種類のアミノ酸をまぜてクッキーを作り、焼いている時や食べるときのにおいの違いを自分の鼻や口を使って確かめる実験をしました。様々な意見交換を行いながら実験し、充実した時間を過ごすことができました。
この後、各グループともに本学院の施設である丹嶺学苑に移動しました。夕食のカレーバイキングを食べた後、各グループに分かれて深夜まで翌日のプレゼン発表会に向け、ミーティングを行いました。
23日は、朝の集いで元気にラジオ体操を終えた後、昨日の実験・実習のプレゼン発表会を行いました。各校の生徒で作られた即席のグループが、限られた時間の中で各々のアイデアを取り入れてまとめ、特徴のある興味深い内容の発表を完成させました。活発な意見交換が行われる活気のある発表会で、採点の結果入賞したグループには商品が贈られました。
午後は神戸大学大学院生の協力を得て、「宇宙・大気・大地」を考えるサイエンスカフェが開かれ、ここでも多くの意見が交わされました。

「咲くやこの花館」(中学1年)

2008.06.21

中学1年SSクラスは,朝9時に大阪駅に集合して、大阪市の鶴見緑地にある「咲くやこの花館」に向かいました。
研修では、館長先生が「フラワーツアー」を行って下さいました。1時間強の「フラワーツアー」では,亜熱帯の植物の育成状況にあわせた温室で汗を流しながら説明に聞き入り,利用可能な植物では甘味料のステビアの原材料の植物も観察しました。その後,館長先生への質疑応答を終え,現地で解散しました。

コウノトリの郷公園(高校2年)

2008.06.20

高校2年の鉢伏合宿研修の最終日、SSクラスはコウノトリの郷公園に行きました。あいにくの雨で予定していたコウノトリの餌になる生き物の調査はできませんでしたが、保護増殖と野生復帰について研究員の方から講義を受けることができました。その後、公開ケージに行き飼育されているコウノトリの様子を観察しました。また、野生復帰に向けた水田魚道を備えた水田を見学した時、飛来したコウノトリ(放鳥したものか野生のものかは不明)を見ることができました。

京町家について(高校2年)

2008.06.12

1学期最後の科学演習実験Ⅱは、建築学科で京町家についての講義を大谷孝彦教授から受けました。この日は、構造実験室で行われていた大学生の授業である「材料実験」を見学することができました。
京町家は、そこに暮らす人々と町家を創る職人達の知恵と工夫の積み重ねによって成熟してきた優れた歴史的木造都市住宅建築です。今日の講義で、日本伝統の柔構造のすばらしさを知ることができました。

中学2年研修成果プレゼン

2008.06.07

学校に戻って1週間、合宿研修のコース別体験学習で学んできたことを、文献やインターネット等でさらに深め、新たにポスターをかきなおしたり、部分的に追加したり、パソコンでプレゼンテーション形式につくり直して、学校見学にきた小学生や保護者に研究の成果を発表しました。

大阪大学産業科学研究所訪問(高校1年)

2008.06.06

今年も高1のSSクラスは科学演習実験Ⅰで大阪大学産業科学研究所を訪れました。
「環境・エネルギー」と「バイオ・薬学」関係の2班に分かれ、太陽電池や電子ビームによる癌の抑制、有機合成、回転分子モーターたんぱく質などを学びました。

学会発表(高校3年)

2008.05.30

SSコース研究グループの1つ遺伝子班が、本学院の日下記念マルティメディア館メディアホールで行われた「日本食品化学学会 第14回総会・学術大会」で「加工食品中のアレルゲン検出」という題目で発表しました。学会発表という晴れの舞台で高校3年の二人は、堂々と研究成果を発表しました。

木質バイオマス(中学2年)

2008.05.28

中学2年生は、滋賀県近江八幡周辺での合宿研修において、コース別体験学習を行いました。SSコース42名は、高取山へ行き、「木質バイオマス」について、大滝山林組合の方々やNPO法人「おうみ木質バイオマ利用研究会」の方々にご指導をいただいて、様々な体験学習を行いました。
間伐材や木材加工の際に出た木くずをペレット状に固めて、様々なバイオマス燃料として用いられているものを、一つ一つ説明していただきました。ペレットを燃やすことにより可燃性ガスを発生させる。それを燃焼させてエンジンを動かし発電するシステムや、その電気を利用して電気自動車も走らせていました。炭焼きも行っており、木炭自動車を走らせる試みも行っていました。また、木質バイオマスを利用することの意義、森林や地球環境の変化と保全、カーボンニュートラルとカーボンオフセットについても、スライドを用いて詳しく講義していただきました。生徒達は、熱心にメモをとり、盛んに疑問に思ったことを質問していました。最後に炭火を利用してピザ作りの体験も行いました。
宿舎に入り、翌日の班別研究発表会のために、この日の研究内容をポスターにまとめました。

建築学概論(高校2年)

2008.05.26

今日は、本学院甲子園会館にある生活環境学部建築学科で講義を受けました。はじめに建築学科の見学を行った後、岡崎甚幸教授から建築学について学びました。建築には、強・用・美の3つがすべて備わっていなければならないと教えていただきました。

“おしゃれ”のための衣料素材を考える(高校2年)

2008.05.08

今日の科学演習実験Ⅱは、生活環境学科の奥野温子教授から「“おしゃれ”のための衣料素材を考える」というテーマで講義を受け、実験を行いました。今まであまり意識したことのなかった衣服の素材による吸水性や吸湿性がわかり、これから服を購入するとき、デザインだけではなく素材にも注目しようと思いました。

食と栄養 Quality of Life 向上(高校2年)

2008.05.01

今回は、大学の健康科学館で食物栄養学科の高岸和子先生から栄養補給法の講義を受け、実習を行いました。この実習では、片麻痺や高年齢者の体感装具を着用し、実際に食事をして、栄養補給のあり方を考えました。

シャープ総合開発センター見学(高校1年)

2008.04.25

高校1年SSクラスは科学演習実験Ⅰの授業で、奈良県天理市にあるシャープ総合開発センターを訪れました。液晶技術、太陽光発電などの先端技術などを展示物を見ながら学びました。また、シャープが推進している環境配慮性の高い工場“グリーンファクトリー”を見学しました。

快適な室内環境を考える(高校2年)

2008.04.24

今年度の科学演習実験Ⅱで、最初の大学での授業は生活環境学部の生活環境学科でした。佐々尚美先生から「快適な室内環境を考える~室内の温度分布測定および人への影響の検討~」というテーマで講義を受け、実際にさまざまな器具を使用して温度分布を測定しました。また人工気候室に入り、サーモカメラで体温変化を測定しました。

植物見学会(中学1年)

2008.04.19

中学1年SSコースでは、校内の植物観察を行いました。「六甲山自然案内人の会」より2名の講師の方に来ていただき、観察のポイントを教わりました。その後の観察では、生徒達はみな興味をもって積極的に動き回り、いろいろなものをルーペで見たり、写真を撮ったりしていました。

新高校2年科学演習実験Ⅱのオリエンテーション

2008.04.10

新年度になり初めての科学演習実験Ⅱが行われました。今日は、これからのオリエンテーションと新しく屋上に設置された風力発電装置を見学しました。この風力発電装置は、軽量で低騒音です。発電量は、校内LANで表示できるようになっています。

SSコース5クラスに

2008.04.10
4月から、これまで3クラスだったSSコースが、中学1年、中学2年、高校1年、高校2年、高校3年の5クラスになりました。
高校3年は、科学演習実験の他に科学セミナーが新たに始まります。

19年度SSH生徒研究発表会

2008.03.14

「19年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」が開催されました。
SSH運営委員の先生方をはじめ、他のSSH指定校・SSHをめざす学校、20年度SSコース受験合格入学予定者、塾関係者、本校の保護者、約300人が来校されました。
研究発表会のプログラムは次の通りです。
第1部 生徒研修報告
①中1サイエンスツアー夏季研修報告(宍道湖・秋吉台)
②高1海外研修報告(アメリカ西海岸)
③高2サイエンスツアー研修報告(日本科学未来館・筑波研究学園都市)
第2部  生徒研究発表
①食育推進プロジェクト2007における食育活動(家政部員)
②中高生の健康状態、現状とそのリスク(家政部員:国際健康開発研究所指導のもと)
③おいしい食塩の研究2(化学部員)
④ふたご座流星群による月面衝突と発光現象(天文部員)
●SSクラスグループ研究
⑤パソコンの3R
⑥界面活性剤の性質とその利用vol.1-2
~逆ミセル調整の基礎研究ー水溶液の可溶化
⑦草食成分モンシロチョウ幼虫・カブラハバチ幼虫の防御方法
⑧甲子園浜におけるシギ・チドリ類の菜食行動と干潟利用
発表者は発表を終えた後、SSH運営委員の先生方をはじめ、会場の参加者から熱心な質問を受けては、しっかりと回答していました。
SSH運営委員長からは、研究テーマがより深くなってきたこと、前回より一層プレゼンテーション力がついてきたと、評価をいただきました。

口と顔の話

2008.02.29

大阪大学大学院歯学研究科 高田健治教授による「口と顔の話」と題した講演会が行われました。この講演会では、笑顔の分析などの「口と顔の話」の他に論文の書き方を教えていただきました。

食育/栄養教育とライフサイエンス

2008.02.28

食物栄養学科の高橋享子教授から、現代の食問題を中心に、食育教育の重要性を教えていただきました。
現代の食問題は、大変深刻で様々な課題があります。加工食品が増え、食品添加物を含む食品が売られています。私たちに子供ができた時は、食事教育をしっかり行わなければいけないと思いました。

基礎ゲノム化学(高校2年)

2008.02.21

今日の科学演習実験は、薬学部の村田成範准教授から「基礎ゲノム化学-遺伝子を取り出す」というテーマで、実験を行いました。頬の内側の細胞から遺伝子を取り出して電気泳動を見ましたが、40分程度の時間の短時間で観察することができ、とても驚きました。

基礎生化学(高校2年)

2008.02.14

今日の科学演習実験は、薬学部の吉田雄三教授から、「基礎生化学-DNAの指紋を見よう」というテーマで、講義をしていただき、実験を行いました。DNAの指紋とは、制限酵素により断片化されたDNAの事で、生物の個性を表すものです。実験では、DNAを制限酵素で断片化し、電気泳動を利用して分析しました。

色々な物の表面温度を測ってみよう(高校2年)

2008.02.07

生活環境学科の佐々尚美先生から室内環境の講義を受けました。そのあと、実際に室内各所の温度を測定したり、人工気候室に入り低温環境の中での体の温度変化をサーモカメラで見ました。

食からの健康維持(高校2年)

2008.01.31

食物栄養学科の松井徳光先生の講義を聞きました。
老年病予防に効果を示す優れた食品素材のキノコや人類が自然から手に入れた宝物ー発酵食品ーの話を聞きました。シイタケや納豆、食酢が体に良いことを知り、日本食のすごさを感じました。
長生きをするためにふだんから食事に気をつけようと思いました。

基礎免疫学(高校2年)

2008.01.24

今日の科学演習実験は、薬学部へ行き、田中智之准教授から「基礎免疫学-アレルギーの主役・マスト細胞を見る」というテーマで講義を受け、実験を行いました。マスト細胞は、アレルギーや花粉症に関係している細胞でこの中にあるヒスタミンが炎症を引き起こします。実験では、ラットの血液を用いて白血球などを観察しました。

基礎免疫学(高校2年)

2008.01.17

薬学部田中智之准教授から「基礎免疫学-免疫反応を利用した微量物質の検出」というテーマで講義を受け、実験を行いました。まず免疫反応について講義をしていただきました。その後で、感染性のない病原体を用いて集団内で感染する状況をシミュレーションしました。実験の結果、最初病原体を持っている人が2人だけだったのに半数の人が感染しました。こんなに高い割合で実際のウイルスなども感染していると思うと、とても恐ろしく感じました。

海水から真水を作る膜

2008.02.02

日東電工(株)の最高技術責任者の二宮保男先生をお招きして、「Membrane Science:膜の科学…海水から真水を作る技術など」のテーマで講演していただきました。
まず、逆浸透膜を使って海水から真水を作る話をお聞きしました。逆浸透という聞きなれない現象でしたが、ビデオなどもまじえわかりやすく説明していただきました。
次に、経皮吸収型テープについてお聞きしました。これは、病気の治療のために薬を皮膚から吸収させるもので、従来の内服剤、注射剤などにない数々の利便性を備えています。現在、喘息の治療に使用されており、適量の薬が必要な時に吸収され、非常に効果的であることを知りました。

SPring-8と英賀神社(高校1年)

2008.01.25

今日は、兵庫県の播磨科学公園都市にある、高輝度光科学研究センターに行きました。
途中、姫路市にある英賀神社(あがじんじゃ)に立ち寄り、算額を見学しました。この神社にある算額は、珍しいことに解法が書かれてあります。また、神社の境内には司馬遼太郎さんの「播磨灘物語」の碑がありました。司馬遼太郎さんの祖父も算額をされていたそうです。
高輝度光科学研究センターには、SPring-8(スプリングエイト)があります。これは、放射光を使って1億分の1センチメートルの世界を見ることのできる装置です。140mの線形加速器、周長396mのシンクロトロンと周長1436mの蓄積リングを持った世界一の装置です。蓄積リングには、ビームラインという研究施設があり、物理学、化学、生物学などの様々な実験が行われています。放射光発生の仕組みを説明した模型では、実際に動かしながら楽しく原理を理解することができました。

暮らしを支えるモーターの最新技術

2008.01.23

三菱電機先端技術総合研究所の主席研究員である大穀晃裕(だいこくあきひろ)先生に「暮らしを支えるモーターの最新技術」というテーマで講演していただきました。先生は、自動車のパワーステアリングやエレベータなどの開発に従事され、モーターの実物もまじえながら、誘導電動機や最新のブラシレスモーターなど大変興味深いお話をされました。

酒つくり(高校1年)

2007.12.07

西宮は灘五郷の1つで、酒造会社がたくさんあります。今日は、白鹿酒造で酒つくりの勉強をしました。まず、酒つくりの講義を聞いたのち、醸造工場を見学しました。近代的な設備の中に、手作りでも醸造できる場所が残されていました。酒蔵館では、明治の酒蔵の中で、その当時の酒作りが展示されていました。最後に宮水を見学しましたが、この水がおいしい酒を作り出す元になっていることも知りました。講義の中で「酒は造るものではなく、育てるもの」と言われましたが、酒造りにかける情熱が伝わってきました。

薬理学実習(高校2年)

2007.12.06

今回の科学演習実験Ⅱは、2週続けて薬学部へ行きました。基礎薬理学実習「高血圧治療薬の働きをみる」というテーマで2班に分かれ、ラットの血管にノルアドレナリン、ニフェジピンを注入して、血管の伸び縮みを見る実験や、ラットの血圧を下げる-血管を弛緩させるか?という実験をしました。
大学でしかできないような実験ができ、とても良い経験になりました。

算額(高校1年)

2007.11.30

今回は、地元の西宮神社と伊丹にある猪名野神社を訪問し「算額」を見学しました。「算額」は、神社に奉納された絵馬で、そこには主に数学の図形問題の解法の絵が描かれています。今回私たちは一人一題、「算額」にある問題を写して帰りました。これを解いて、これからの数学の授業で役立てるつもりです。将来、私たちの解いた問題を載せた「算額」が、神社に奉納されることがあるかも知れません。

ビデオ編集(高校2年)

2007.11.28

私たちは、この数週間、小研究グループの紹介ビデオを撮っていました。今日の科学演習実験Ⅱで情報メディア学科へ行き、それを編集しました。
ビデオ撮影から編集までを経験して、テレビ番組を作成する大変さがよくわかりました。自分たちの中では、こうしたいと思っていても編集をしてくれる人に伝えるのは難しいと痛感しました。
その後、作成したビデオを鑑賞しあいました。どれも個性的で、よくできていました。

ガス科学館見学

2007.11.16

中学1年と高校1年のスーパーサイエンス(SS)クラスが合同で11月16日(金)午後から、高石市の大阪ガス泉北製造所とガス科学館を見学しました。総面積100万㎡で近畿2府4県にガスを供給している工場です。工場の桟橋にはタンカーが到着していました。マイナス160℃で液化されて送られてくるガスが都市ガスに変化していく過程をバスに乗って見学しました。
また、ガス科学館では、極低温の実験や熱気球の操作を行いました。石油、石炭、天然ガスの埋蔵量を表した世界地図では、現在の採掘量で石油があと40年分しかないことを知って省エネの大切さを実感しました。

金属とプラスチック(高校2年)

2007.11.15

今回の科学演習実験では、生活環境学科の小野木禎彦先生から「住と食の生活で使用されている金属材料とプラスチック材料」というテーマで、金属についての話を聞きました。
化学の授業で学習した内容などがあり、分かりやすい講義でした。
コインは銅がステンレス鋼にサンドイッチになっていることにはおどろきました。

調理科学(高校2年)

2007.11.01

今日の科学演習実験は、食物栄養学科の升井洋至先生から「食と調理」 調理操作による食品分子の変化と成分間反応について学びました。
デンプンやアミノ酸など、調理によって食品の内部に大きな変化が生じていることを化学的に学びました。

法医学(高校2年)

2007.10.25

薬学部の扇間先生から「法医学ー科学捜査と科学捜査体験実験」というテーマで講義と実験をしていただきました。
講義では血液から一酸化炭素中毒かどうか分かり、その事からその場所で焼かれて死んでしまったのか、誰かに殺されてから焼かれたのかわかる事を知り、法医学のすごさを感じました。
実験では、赤い液体の中から血液が入っている物を、血液が含まれていると暗い所で光る試薬を使って選び出しました。

日本建築史(高校2年)

2007.09.27

今日は、建築学科の大谷孝彦教授から「日本建築史」の京町家の講義を受けました。
お話の中でうなぎの寝床という家の並びを知りました。今の家ではあまり近所の人とかかわることは少ないのですが、これは、家と家の玄関が向かい合わせになっていて、とてもコミュニケーションがとりやすく作ってあります。
町屋は継ぎ手という高度な大工さんの技術によってとても長持ちするそうです。
頑丈で、環境に優しい町家を次の世代へと受け継いでほしいと思いました。

飛べ熱気球(高校2年)

2007.09.20

今回は、ミニ熱気球を作りました。
ポリゴミ袋を65×80cmに切り、接着して針金などをつけて本体を作りました。アルコールを燃やして袋の中の空気を暖めて軽くし飛ぶようにしました。本体を軽く作らないと飛ぶことができないのですが、たくさんの班が、熱気球を飛ばすことに成功していました。
とても楽しい実験でした。

漢方医薬学(高校2年)

2007.09.13

今日の高校2年科学演習実験Ⅱは、高校の先端科学教室で行いました。「漢方医薬学健康増進に役立つ漢方茶の楽しみ方」をテーマに薬学部高明先生の講義でした。
漢方医薬学の内容、歴史や生薬から新薬開発の流れを教えていただきました。
最後に全員で漢方茶を作りました。材料は、水800ml、タイソウ8g、クコシ16g、サンザシ16gだけです。それを沸騰させたものを飲みました。ハチミツを入れて飲むと少し甘くなって、飲みやすくなりました。

食物栄養学科での講義(高校2年)

2007.09.06

2学期最初の科学演習実験Ⅱでは、食物栄養学科の瀧井幸男先生から、「遺伝子の働き」生命維持や食と健康における遺伝子の働きについてのお話を聞きました。
未成年者の飲酒と喫煙、肥満、骨粗鬆症にならないためにといった私たちにとってとても興味のある話をわかりやすく教えていただきました。
ゲノム+環境要因 が病気の有無につながっています。病気にならないために生活環境に気をつけようと思いました。

SSH高校1年海外研修

2007.08.17
2007年8月20日から25日までアメリカへ視察旅行に行きました。詳しくは「海外研修」の項目をクリックしてください。

SSH生徒研究発表会

2007.08.03

全国のSSH指定校が横浜に集合し、生徒研究発表会を行いました。
本校も「色素増感型太陽電池」と「特定アレルゲンの検出」「甲子園浜におけるシギ・チドリ類の採食行動と干潟利用」の3つの研究発表を行いました。
どの学校の発表も非常に優れたものでした。
高校2年生もサイエンスツアーの最後のイベントとして参加しました。
会場は1000人以上の生徒が集合し、熱気にあふれていました。

中村桂子先生講演会

2007.07.26

今日は、高1のスーパーサイエンス(SS)クラスの生徒が高槻市の「JT生命誌研究館」を訪問し、館内を見学した後、館長の中村桂子先生の講演を受講しました。
初めに板橋さんから生命誌絵巻や生命誌研究館の活動内容についての説明を受け、ビデオ『What’s DNA』を上映していただきました。また、38億年の生きものの歴史と関係が詰まったトランプ「生命誌トランプ」を見せていただきました。
館内の見学では、DNAや細胞など簡単には目に見えないものを実物や模型で分かりやすく展示してありました。『生命誌のお散歩』という展示で38億年の生命のつながりを実感しました。ヒトに一番近い魚の『肺魚』も観察しました。
講演していただいた中村桂子先生は、現在「生命誌研究館」の館長でいらっしゃいます。地球上の生き物の本質をDNAの視点から捉える「生命誌」という考え方を提唱されています。先生は、環境問題などの解決のためには、これまでの物を作り上げる科学技術の発展とはちがって複雑ではあるが科学研究が重要であると、分かりやすく説明して下さいました。また、女性の大学院生がこの研究館では活発に研究していると話されました。

PCリサイクルセンター

2007.07.10

パソコンの3Rをご存知ですか?
廃棄されるパソコンも大切な資源です。今日は、SSHの小研究グループ「パソコン班」で、東加古川にある富士通西日本リサイクルセンターを訪問しました。リデュース(廃棄物を減らす)、リユース(再使用する)、リサイクル(再生して利用する)の3Rについて、東京の「パソコン3R推進センター」から講師の先生に来ていただいてお話をお聞きしました。その後、リサイクルセンターを見学し、3Rの現場に接してきました。

モビールに思いを託して(高校2年)

2007.06.30

今回の科学演習実験Ⅱは、建築学科で「モビール」制作でした。一人一人テーマを決め、動く彫刻であるモビールでそれを表現してみました。
お昼は、建築学科の食堂で「SSHランチ」という特別メニューをいただきました。
その後、できあがった作品の発表会を開きました。多くの人が、モビールで自分の感情を表現したり、宇宙を表現していましたが、同じようなテーマでも、みんな違った作品ができていておもしろかったです。

建築学科での講義(高校2年)

2007.06.21

甲子園会館へ岡崎甚幸先生の講義を受けに行きました。
最初に建物の中を案内していただきました。歴史を感じさせるようなきれいな建物でした。新館の方は環境を考えて建てられていました。
建築の三大要素は「強、用、美」とお聞きして、勉強だけでなく、感性などいろいろなことが必要な学科だなあと思いました。

高田先生特別授業(中学1年)

2007.06.14

6月14日(木)、中学1年10組(SSコース)42名を対象に、大阪大学大学院歯学研究科 高田健治教授による「口と顔の科学」と題した特別授業が行われました。高田先生ご専門の歯学研究の立場から、研究者になるための勉強方法や心構えやなどをお話しくださいました。口と鼻の役割は生命維持のため。コミュニケーションや表情・言葉は子孫を残すために重要な役割を果たす。大人と子どもの顔の違いは、鼻の下の長さ。など、顔や口・歯の見地からさまざまな研究や分析の例を紹介していただきました。また、研究に必要な言葉・国語の大切さや、「なぜ?」という好奇心の大切さ、理系だけではなく幅広い知識の大切さを力説されていました。多少高度な内容も中学1年生に分かりやすい言葉でお話しになり、生徒たちは皆、「おもしろかった」「またこのような授業をしてほしい」という感想を口にしていました。

里山研修(高校1年)

2007.06.13

前日に里山についての講義があったので、今回の里山見学はとても有意義なものになりました。
去年切ったばかりの林から6年前に切った林など、里山の様々な状態を見ることができ、里山というものが具体的にわかりました。
また、昔の炭焼窯を二つ見ましたが、どうやって炭を作るのかという説明もしてくださったのでイメ-ジが湧きやすかったです。

里山とは(高校1年)

2007.06.12

今日は、人と自然の博物館において服部保先生から里山についての講演をお聞きしました。
私たちは、人の手が全く入っていない山ほど良い山だと思っていました。しかし、ある程度は、人の手が入らないと、絶滅する植物がでてきたり、成長しすぎて暗い山になってしまうことが分りました。そして、ほとんどの山が里山放置林だと聞いたとき、家の近くの山や写真で見る山を思い浮かべると、今回見た里山の風景とは全然ちがうことに気付きました。里山を大切にし、もっと里山を知りたいと思いました。

食物栄養学科での授業(高校2年)

2007.06.07

今回は、鈴木一永准教授の「人体の緻密精巧な構造と機能」という講義を受けました。
細胞の世界から全身までの生命維持の仕組みについての講義で、消化の仕組みなど面白い例を交えながら話していただきました。

大阪大学産業科学研究所

2007.06.01

高校1年の科学演習実験Ⅰでは、大阪大学にある産業科学研究所を訪問しました。
副所長の山口明人教授から研究所の歴史や研究テーマについて説明をお聞きしました。
その後、環境エネルギーとバイオ薬学の2グループに分かれて施設の見学を行いました。環境エネルギーでは太陽電池を中心に、バイオ薬学では材料解析センターと1分子のタンパク質の回転を見ました。
最先端の研究に触れることができ、研究の楽しさや醍醐味を感じることができました。

薬学部木下教授の授業

2007.05.31
第3回目の科学演習実験Ⅱは、武庫川女子大学薬学部の木下健司教授から講義を受けました。
前半は、薬学部で研究しているテーマについて講義していただきました。
後半は、「みかんの皮の不思議」をテーマに、風船を使ったりしながら、楽しい講義を受けました。

食物栄養学科での授業(高校2年)

2007.05.10
第2回目の科学演習実験Ⅱでは、武庫川女子大学の食物栄養学科、福田満教授の講義を受けました。
「マクロの世界からミクロの世界へ」というテーマで、人体は何からできているか、何のために食物を食べるのか、栄養素についてなど、とても興味深い講義を受けました。

理系英語の授業

2007.05.10
SSコースでは、週1回理系英語という授業があります。武庫川女子大学薬学部の野口ジュディー教授に教えていただいています。
授業は2,3人のグループに分かれて文を読む練習をしたり、理系に関係のある文章の問題に取り組んでいます。
今日はロボットについての話でした。難しい単語がたくさん出てきますが、とても楽しい授業です。

SHARP総合開発センター見学(高校1年)

2007.04.27
SSコース高校1年の科学演習実験Ⅰでは、月に1回見学に行きます。第1回目は天理にあるシャープの総合開発センターでした。
まず、歴史ホールと技術ホールでシャープの開発してきたさまざまな製品の説明を受けました。展示してある製品は、なじみのあるものばかりでしたが、中でも液晶と太陽電池の技術は印象的でした。
そのあと、環境活動についての説明を聞きました。シャープの工場は、「スーパーグリーンファクトリー」を推進しており、環境についても最先端の技術を駆使し、会社全体で取り組んでいることを実感しました。

大学環境学科で授業(高校2年)

2007.04.26
高校2年生の科学演習実験Ⅱは、「衣・食・住・医療・通信」をテーマに大学との連携授業を行います。4月26日の授業は、武庫川女子大学生活環境学部生活環境学科に行き、奥野温子先生の指導を受けました。
私たちの衣服には、さまざまな繊維が使われています。今回の授業では、「ミクロの世界をのぞいてみよう」をテーマに繊維鑑別試薬実験をしました。
まず、15種類の布を試薬(Bokenstain)を使って染めました。すると縮んだり、すべて異なった色に染まりました。また、マイクロスコープで繊維の織り目や肌、頭皮をディスプレイに映し出し、その特徴を確認しました。

SSコース3クラス誕生

2007.04.09
4月から、これまで1クラスだったSSコースが、新中学1年と新高校1年が加わって3クラスになりました。各クラスのニュースをここで紹介します。

SSH事業研究発表会

2007.03.14
3月14日(水)午後1時から本校の図書館棟4階AV1教室でSSH事業研究発表会を行いました。
第1部は、生徒研究発表で海外研修報告やグループ研究の発表を中心に、第2部は、スーパーサイエンスハイスクールとして実施してきた教育活動の報告を行いました。また、これまで行ってきたグループ研究のポスターセッションも行いました。

河合先生講演会―サル学の先頭を行く三人の女性―

2007.02.17
「森の学校」の上映の後、京都大学名誉教授であり、霊長類学(サル学)の権威者の河合雅雄先生から講演をしていただきました。「森の学校」は河合先生の少年時代を描いた映画です。講演では、3人の女性霊長類学者ジェーン・グドール、ダイアン・フォッシー、ビルーテ・ガルディカスの生涯と業績について話されました。ジェーン・グドールはチンパンジーの研究、ダイアン・フォッシーはマウンテンゴリラの研究、ビルーテ・ガルディカスはオランウータンの研究でこれまでの常識を覆す発見をした方々です。3人の素敵な女性の話のあと河合先生は、とにかく粘り強く、チャンスを逃さない女性研究者になりなさいと指導して下さいました。

SPring-8

2007.02.02
SPring-8は、世界最高性能の放射光を発生することができる研究施設で、兵庫県佐用郡佐用町の播磨科学公園都市にあります。『放射光とは、光速近くまで加速された高エネルギーの電子が、磁場でその進行方向を曲げられるとき発生する光のことです。この放射光を使って最先端の研究を行っています。』事前に説明を聞いていましたが、見学してみてそのスケールの大きさに圧倒されました。140mの線形加速器、周長396mのシンクロトロンと周長1436mの蓄積リング(電子を貯蔵する円形加速器)を持っています。この研究所は、日本はもとより海外の研究者にも広く開かれており、年間1万件を超える研究が行われているそうです。

姫路英賀神社の算額

2007.02.02
今回で2回目の算額見学となりました。兵庫県姫路市飾磨区にある英賀神社(あがじんじゃ)で、担当の方より丁寧な説明を受けました。奉納された額には、事前に学習した『図形の問題』があり、より身近に感じることができました。

米、大豆、魚―日本食のすばらしさ

2007.01.24
カスピ海ヨーグルトで有名な家森幸男先生から、食生活と病気について授業をしていただきました。先生は、世界25カ国61の地域に住む人々の尿と血液を調査され、循環器疾患と栄養の関係を明らかにされました。米を主食とし大豆と魚を食べる伝統的な日本食は、食塩を控えることにより理想的な長寿食となるのだそうです。また、世界中から集めた貴重な尿と血液が、私達の学校のすぐ隣りの国際健康開発研究所に、将来の研究のため大切に保管されていることを知りました。この授業は、食生活を見直す良い機会となりました。

灘の酒造り

2006.12.08
今年最後の見学は、バイオマス学習の一環として灘の酒造会社に行きました。はじめに酒造りの講義を受け、衛生的で近代的な工場に案内されました。私たちも、頭にキャップをかぶって見学しました。複雑な工程が、コンピュータによって集中管理され、自動化されていました。また、白鹿記念酒造博物館では、昔の酒造りに使用したさまざまな道具を見て先人たちの知恵に驚きました。最後に「西宮の水」である宮水発祥の地にも訪れました。今も地下からこんこんと湧き出る水に、過去から現在に至る酒造りの伝統を感じました。

ギリシア語の勉強

2007.01.19
今日は、社会科の先生で哲学を専門とされている藤井一亮先生から古典ギリシア語を学びました。理科や数学では、αβγなどギリシア語が頻繁に使われています。授業では、Ζガンダムや、Κappaなど豊富な例によってギリシア語を身近なものとして楽しく教えていただきました。

算額

2006.12.02
12月1日、今回の校外研修では、数学探訪として西宮神社、猪名野神社において「算額」を見学しました。算額とは神社仏閣に奉納された数学の絵馬のことをいい、主に図形問題を中心にしたものが多く、今回お見せいただいたものは3枚で、このうち2枚は昭和40年代に復元されたもので、残りの1枚は当時のもので、いずれも1m×1.5mほどの大きさのものでした。江戸時代に納められた物は黒ずんでしまっていて、光を当ててやっと読み取れるという状態でした。しかし、そこに書かれた内容は非常に高度な数学であり、当時の和算家たちの実力と気合が伝わってくるものでした。それと同時に「算額」という文化財を次の時代にどう伝えていくかということも考えさせられました。現在、私たちは数学の授業でも算額に記された和算に取り組んでいます。悪戦苦闘しながらも楽しく頑張っています。

里山の見学

2006.11.02
服部先生の講演の後、実際に日本一の里山に向かいました。田村和也先生(里と水辺研究所)の指導の下、里山のパッチワーク状の景観や台場クヌギなどを観察しました。そして、ここで作り出される、一庫炭(菊炭)に大変興味を持ちました。

日本一の里山

2006.11.01
兵庫県立人と自然の博物館において、「日本一の里山」というテーマで、服部保先生(兵庫県立大学教授)より講演をしていただきました。『里山とは』から始まり、生態や歴史、文化的意義などもお聴きしました。そして、現在『里山』と呼んでいるところが、『里山放置林』であり、本当の意味で里山といえるところが、川西市にしか残っていないことを知りました。私たちは、身近にそんな貴重な山があることを知り、驚きました。

ガス科学館

2006.10.02
ガス科学館

海外視察旅行

2006.11.01
SSHは国際的女性科学者、技術者の育成を目指しています。そこで、希望生徒36名が文部科学省の支援を受け、8月21日(月)~26日(土)デンマークとドイツへ「環境とエネルギー」について研修に出かけました。

【デンマーク】-コペンハーゲン

・「風力発電と低エネルギー社会のライフスタイル」についてのレクチャー受講
・洋上風力発電所見学
・現地高校生徒との交流

【ドイツ】-ハイデルベルグ、フライブルク

・ハイデルベルグ大学で、「ドイツの薬学教育」についてレクチャー受講
・薬事博物館の見学及び古城の見学
・「黒い森」での森林観察
・エコステーションの見学
・環境保全局による「環境行政」および「ソーラー住宅」についてのセミナー

大阪大学産業科学研究所

2006.11.01
産業科学研究所は、3つの領域「情報」、「生体」、「材料」に属するそれぞれの分野が国内外に類例のない超一流の研究を推進することを目的としています。私たちは「生体」と「材料」の2つの班に分かれて、見学しました。写真は、見学時の様子です。