SSH生徒研究発表会全国大会
〜2日目〜
SSH生徒研究発表会(全国大会)2日目です。昨日、高校3年生の「リモネン誘導体としてのシトロネラールの性質」の研究グループによるポスターセッション発表は、残念ながら各分野の代表校には選出されませんでした。しかし、文部科学省の方々や大学の先生方に対して堂々と発表し、質問にも的確に回答して「とても面白い研究、興味深い研究ですね。」と、お声がけいただきました。代表校にはならなかったものの、とても高評価をいただいたように思います。今日の午前中は、代表校に選出された高校のプレゼンテーション発表が行われました。日本のトップクラスの研究発表を聞くことができ、今後の研究や、後輩の指導にも生きることになると思います。午後からは、昨日と同様に再び全校のポスターセッションが行われました。昨日の午前中は、緊張してなかなかうまく発表できなかったのですが、今日はすっかり慣れて、一段とレベルの高い発表ができたと思います。武庫川の代表として相応しい全国大会での発表となりました。
〜1日目〜
8月3日(水)、神戸国際展示場にて、SSH生徒研究発表会が行われました。この発表会は、数あるSSHの企画の中で最も大きな発表会で、いわゆる全国大会です。日本全国のすべてのSSH校が参加し、各校1グループずつが、日頃取り組んでいる課題研究について、各分野ごとにポスターセッション形式で発表します。本校からは、高校3年生の「リモネン誘導体としてのシトロネラールの性質」の研究グループが学校を代表して参加しました。発表内容は、柑橘類の果皮に含まれ、芳香・アロマ効果をもつリモネンが、日を追うごとに防虫効果のあるシトロネラールに変化している可能性を見出だし、それに伴う様々な実験を行い、その結果をまとめて、芳香剤が後々防虫剤として使用できる可能性を考察したものです。ポスターセッションでは、文部科学省の方々や、SSHを取り仕切るJST(科学技術振興機構)の方々、いろいろな大学の先生方や研究者の方々、また、同様に参加している全国のSSH校の先生や生徒たちに対して堂々と研究成果を発表しました。また、いろいろな質問に対しても実験結果やそれに伴う考察を織り交ぜて回答し、多くの方々から高評価を得ていました。この後、各分野ごとに代表校一校ずつが選出され、その代表校が4日(木)にプレゼン発表を行います。その後、その代表校の中から文部科学大臣賞をはじめ、各賞が選出されます。