立学の精神
本学院の教育は、建国の理想に遵い、平和的な国家及び社会の形成者として、高い知性と善美な情操と高雅な徳性とを兼ね具えた有為な女性を育成するにある。特に女子総合学院の特質に鑑み、一貫教育の方針を堅持し、わが国女性の伝統的美風を尊重して、その民族的使命を自覚するとともに個性豊かな文化を創造して、新日本の建設に貢献し得べき女性の養成を期し、その使命達成のために学園を挙げてその力を致す。
人材育成方針
武庫川学院 人材育成方針
MUKOGAWA COMPASS
学校法人武庫川学院は「立学の精神」を教育の原点とし、「自ら考え、動く」人の育成を社会的責務として掲げる。その責務を全うするため、本学院の人材育成方針を、知識・姿勢・行動という視点から以下の8つの資質・能力として定める。この8つの資質・能力は、本学院における学びすべての方向を指し示すものであり、本学院の運営体制すべてを貫く人材育成方針である。
①多様化・複雑化する社会を理解する力 【知識】
グローバル化や価値観の多様化など、複雑に変化する現代社会で生きていくためには、基礎的な知識や汎用的な技能に加えて、デジタル社会における基盤的リテラシーを身につける必要がある。それらの知識や技能などを総合的に活用しつつ、自ら考える人を育成する。
②“生きること”につながる専門性 【知識】
さまざまな問題が山積する現代社会において、自分自身が心豊かに生きることができ、多様な人々がそれぞれの価値観を尊重して生きていく社会を築くためには、キャリアや社会貢献につながる専門的知識を修得する必要がある。その専門性を生涯にわたって更新していく人を育成する。
③自他を尊重する姿勢 【姿勢】
誰もが心豊かに生きていくためには、すべての人々が個人として尊重されるべき存在であることを理解する必要がある。属性や置かれた状況に関係なく、自らを価値ある存在であると認めるとともに、他者の人権を尊重する人を育成する。
④失敗を恐れず挑戦する姿勢 【姿勢】
自分自身が成長し、社会に貢献するためには、失敗することへの恐怖心を克服し、新しいことに挑戦する姿勢が必要である。試行錯誤を繰り返しながら、次の一歩を踏み出すことができる人を育成する。
⑤逆境や困難に対応するしなやかな姿勢 【姿勢】
生きていくことに伴うさまざまな困難に対応するためには、自身にとって適切な方向へ踏み出すしなやかな姿勢が必要となる。自らの心身の健康を重んじること、自分の可能性を信じること、他者に支援を求めること、視野を広げてより良い選択を行うことなどができる人を育成する。
⑥論理的に考え伝える力 【行動】
より良い行動決定や問題解決のためには、思い込みや偏見を排し、情報を多角的に収集し、客観的な根拠に基づく論理的・批判的な思考が必要である。さらに、導き出した考えを整理・構造
化することを身につけ、多様な相手に対して自らの考えを明確に伝えることができる人を育成する。
⑦新たな価値を創造する力 【行動】
より良い社会の実現に貢献するためには、自身の考えや発想を他者が共感できる提案にまで高め、実現に向けて取り組むことが必要である。柔軟な発想や視点の転換により、新たな価値を自ら生み出す人を育成する。
⑧多様な人々と協働する力 【行動】
複雑化する社会で生きていくためには、他者との垣根を越えてお互いの価値を認め、信頼関係を構築して助け合うことが必要である。自他の違いを知るだけではなく、それぞれの特性を活かし、対話を通して多様な人々と協働できる人を育成する。
教育目標
「社会に貢献できる女性を育む」
本学院では、「立学の精神」にうたわれる「高い知性」「善美な情操」「高雅な徳性」を兼ね備えた有為な女性の育成を理念に掲げ、
幅広い教養と豊かな人間性を育む全人教育を実践し、人・家庭・社会に貢献できる女性の育成を目指しています。