MS通信 第14号
今回のMS通信では、第8回 10月1日(土)のMSタイムの様子を紹介します!
高校1年CSコースが、1学期の間は何を研究するか考え続け、いよいよ各班に分かれ、研究活動を開始しました。
高校3年CSコースの生徒たちは、いよいよ今月末に控えるSSH中間発表会に向けて、英語でプレゼンテーションを準備しています。
CS(創造サイエンス)コース
[新課題:採血ではなく、見た目で健康診断ができる方法を探る(高1)]
このテーマをもとに、さまざまな病気や症状が視覚的にわかるものをリストアップし始めました。
採血するためには、時間も、お金もかかるなか、一人でも多くの人の健康を維持できるように研究を進めていきます。
[新課題:大豆レシチンを使って]
チョコレートを冷蔵庫で保管していると、チョコレートが白化します。
それは、チョコレートの乳化剤として使われている「レシチン」が関係します。
私たちは、このレシチンの分量を調整すれば、白化を起こさないのではないかと考えました。
大豆レシチンを使って、これから研究を進めていきます。
[新課題:海水から真水を採取しよう]
世界中で「水不足」と言われているなか、このテーマを思い浮かべました。
少しでも水不足が解消できるように、より多くの真水を採取できるように頑張ります。
[ビタミン班]
ビタミンには還元型・酸化型があります。食事でも食べ合わせによって、ビタミンの効果が発揮されたり、打ち消されてしまったりします。1学期はどのように合わせると還元型になるのか、酸化型になるのか、仮説を立てて、いよいよ実験しています!
[プログラミング班]
ゲーム制作に取り組む高校3年生は、出来上がったゲームに対し、さらに研究を深めるために、自分たち以外に他の先生方にもゲームを体験してもらい、バグを探していました。
[色素増感班]
この班は1学期に、下記の通り考え、実験していました。
「①電気を通すガラスの上に、チタンペーストを塗る / ②その上に色素となるものをつける / ③日光に当てると、電気が流れるようになる」
「疑問点:葉によって、電流の違いがあるのかを調べる」
そこで、今回新しい機械がやってきたので紹介します!
ロータリーエバポレーターといいます!
名前の通り、回しながら蒸発させるものですが、より具体的にいうと、物質を溶かした状態から物質を取り除く機械です。
例えば、水に溶けた物質を取り除くためには、水を沸騰させ、蒸発させます。しかし、物質によっては高温が苦手なものがあります。
そこで、この機械を使うと低温で沸騰することができるため、植物の中にある光合成をする物質から抽出した色素の濃度を調整することができます。
この機械を使って、さらに研究を深めていきたいと思います。
CG(創造グローバル)コース
中学校
1年生は、子どもeco検定公式テキスト【地球教室】を使い「食べ物と水から考える」SDGs (目標2、3、6、12、13)について調べ学習を行いました。
旬の食材や郷土料理などを調べ「食」への関心を高めながら、その裏のある飢餓や環境問題、食品ロスや健康に関する問題などの現状を知り、今できることは何かを考える時間となりました。
本校では家庭科の取り組みとして、新聞記事を読み、興味を持ったことを発展的に調べ自分の意見を述べる課題に取り組んでいます。MS学習として「食品ロス」を調べながら、先日家庭科から配布した「ファッションロス」に関する新聞記事の内容を思い出し話題となっている班もありました。与えられたテーマから違う分野にも視野を広げ、関心を持ち取り組む姿が見られました。
2年生は、「水」をテーマに信州方面へ行った合宿研修の新聞をもとに、クラス代表による発表会がありました。
3年生は、前回に引き続き、SDGsについて学習を深めました。
高等学校
1年生〜3年生、そしてDS(データサイエンス類型)の生徒たちそれぞれ、引き続き探究活動を続けていました。
10月後半に提出、11月に発表会をする学年が多いので、発表会の日が来るのが楽しみです!