MS通信 第2号
5月13日(土)に第2回MSタイム〜総合的な探究の時間〜がありました。各学年の取り組みを紹介します。
高校 創造サイエンスコース 〜課題研究「新規研究員募集プレゼン」〜
高校CSコースの毎年の恒例となっている行事です。高校2・3年生の各研究班が、互いの研究内容を共有し、高校1年生にとっては、これから始まる高校3年間を通して行う探究活動の最初のステップとなります。今回は中学3年生も加わり、上級生にとっては、良い意味での切磋琢磨の場であり、下級生にとっては、良き指針の場となります。発表後の質疑応答も自然と手が挙がり、心地の良い「知」の雰囲気が漂っていました。
高校1年創造グローバルコース
高校1年CGコースは、本校が取り組むSDGs教育の各分野に関する専門家の先生方にお越しいただき、講義をしていただきました。
[食料分野] 吉田 徹 先生 (武庫川女子大学 食物栄養科学部)
西宮市食品ロス削減に関する取り組みをご紹介いただき、西宮北口やららぽーと甲子園で実際に活動した内容を教えていただきました。
また、ドイツの食品ロス削減への取り組みを映像で見せていただき、物事をどのように考え、実行すべきか考えるヒントをいただきました。
[エネルギー分野] 安藤 尚功 先生 (産業技術総合研究所関西センター)
LIB(リチウムイオン二次電池)の仕組みや、電池づくりの大変さや楽しさを教えていただきました。
元素の周期表をもとに、リチウムイオン電池の可能性の大きさをわかりやすく教えていただいたり、リチウムイオン電池の身近な危険性も知ることができました。
[先端技術分野] 高丸 正 先生 (高丸工業株式会社)
「ロボットと日本の未来」をテーマに、私たちの社会の中で、ロボットを取り入れることでより効率的に時短で運用できることがあることを教えていただきました。
また、高丸工業さんでのロボット制作の様子も映像で見せていただき、日頃なかなか見ることができない様子を知ることができました。
[ライフサイエンス分野] 仁木 洋子 先生 (武庫川女子大学薬学部)
化粧品に関わる研究をされており、「皮膚の老化はなぜ起こる?」をテーマに、生徒たちに何度も問いかけながら、講義をしてくださいました。
生活習慣に気をつけることで、皮膚の老化スピードを遅らせることができるというヒントも知ることができました。
[データサイエンス分野] 田島 友祐 先生 (滋賀大学データサイエンス教育センター)
データサイエンスは「ビッグデータ」を扱い、「処理・分析」をすることで、「価値」がうまれることを教えていただき、
それを元にデータサイエンスに求められるスキルも教わりました。
[住み続けられるまちづくり] 藤本 慎一 先生 (NPO法人 阪神淡路大震災『1.17希望の灯り』)
過去の地震から最近起きた地震まで、さまざまな種類の地震を取り上げながら、地震の恐ろしさと共に、どのように付き合っていくべきなのかを考えさせられました。
国内の地震に限らず、トルコ・シリア地震の様子を現地から写真を入手し、「住み続けられるまちづくり」を考えるヒントを教えていただきました。
[環境分野] 市川 光太郎 先生 (京都大学フィールド科学教育研究センター)
「タイ国タリボン島におけるジュゴンと人」をテーマに、20年間タリボン島で研究をされてきた様子を写真や映像を使って、わかりやすく紹介してくださいました。
「実際に現地で研究をすることで、その村の人たちの立場に立ったジュゴンの保護策を考えられるようになった」というお話には、生徒たちも心を打たれた様子でした。
高校2年
朝日新聞とのコラボによる新聞を用いたワークショップを実施しました。
事前に教員も朝日新聞の方より、ワークショップについて事前研修を受け、実施しました。
各自に1部ずつ新聞を配り、生徒は自分の興味がある記事について、SDGsのどのゴールなのかを考え、コメントを書いたふせんを貼りました。
そして、そのふせんの内容を全体で共有しました。
新聞への興味もかなり深まり、SDGsの探究への意欲も高まっていた様子でした。
高校3年
卒業論文のための調査計画を作成しました。それぞれが一生懸命取り組んでいました。
中学2年
信州研修合宿(5/23~25)に向けてのしおり作りとしおりの記載事項の説明をしました。
生徒はとても研修合宿を楽しみにしている様子でした。
中学3年
修学旅行の長崎市内研修について各クラスごとで班に分かれて行程等を話し合いました。
生徒たちは主体的に、活発に議論していました。