防災訓練を行いました

10月26日(木)LHRの時間に防災訓練を行いました。
地震が来たときの第一次避難、その後津波が発生したときの第二次避難を想定し、実施しました。本校のシンボルとも言える時計塔が、万が一倒れたら・・・ということも考慮し、時計塔が倒れた場合、使えなくなる校舎も想定した上で、生徒たちの避難場所を考えています。
「押さない」・「走らない」・「しゃべらない」をしっかりと徹底できており、予定よりもスムーズに訓練を進行することができました。また、生徒たちは家庭科の授業で作った防災頭巾を被り、避難し続けていました。防災頭巾は頭を守ってくれたり、真冬だと少しでも防寒に役立つかもしれません。

防災訓練を終え、校長先生からのお話がありました。

〜校長先生のお話〜

今日は、「地震」と「津波」を想定した防災訓練を行いました。
日本は災害の多い国です。近年は、地震・津波、あるいは台風などによる土砂崩れや洪水など、想定外の大きな災害が毎年繰り返し発生しています。
私たちは、今の力では災害を起こさないようにはできないけれど、起こったときの被害を軽減することはできます。
振り返って、今日の訓練はどうでしたか。皆さんは、緊急放送のあと、シェイクアウト訓練はしっかりとできましたか。もしも、地震が発生して、窓ガラスが割れ、天井の照明や構造物などが落下したとしたら、皆さんの先ほどの動きで、自分を守れていたでしょうか。「まず低く、頭を守り、動かない」というシェイクアウトの動作を忘れないようにしましょう。
そのあとの1次避難・2次避難は、私たちが想定している時間よりも随分早く点呼ができました。全体としてすみやかに、静かに、整然と行動でき、とてもよかったと思います。
さて、近い将来甚大な被害をもたらすと言われる南海トラフ地震とはどのようなものなのでしょうか。この西宮では、想定される震度は6弱、津波は3.7メートルとされています。そして、40年以内発生率は90%という高さです。
いつか必ず遭遇する災害を、普段から自分のこととして想定できるかどうかで、いざというときに、生命を守れるかどうかが決まってくるのだということを、今日は改めて考えて欲しいと思います。
ここ阪神地域は、阪神・淡路大震災を経験した場所です。6千人を超える犠牲者の尊い命とその無念の思いに報いるためにも、高い防災の意識を、私たちは、率先して持ち続けていかなければならないと思います。
以上、防災訓練に当たっての話とします。

本校の避難手順やご家庭への注意喚起として、「大地震と津波に備えて」というページも用意しています。ご確認ください。