中学2年 宿泊研修 1日目
いよいよ待ちに待った宿泊研修の日がやってきました!この日に向けて、生徒たちも先生たちも、準備を重ねてきました。その気持ちが届いたのか、とても良いお天気で初日を迎えられました!
滋賀県にある琵琶湖博物館を訪れました。到着後は、コース別で講義を受けました。
SOAR探究コースでは、「外来生物と琵琶湖の環境」をテーマに学習しました。
外来生物とは、もともとその地域には生息していなかった生き物が、人間の活動などによって持ち込まれたものを指します。私たちの身のまわりにも、実は多くの外来生物が存在しています。外来生物には、生態系に新たな刺激を与えるという良い面がある一方で、もともとその地域にいた生物の生息環境を脅かすなど、さまざまな問題も引き起こします。
生徒たちは、単に「外来生物は良くないもの」と考えるのではなく、それぞれの外来生物がその地域に入ることでどのような影響を与えるのかをしっかり考えることの重要性を学びました。また、いったん数が減ってしまった在来の生き物を、どうすれば元のように戻せるかという視点からも考察を深めました。
SOARグローバルサイエンスコースでは、「琵琶湖の水質環境の変化とその対策」について学習しました。
かつては、生活で出た食べ物の残りや排水がそのまま川に流されていたため、水中の栄養分が過剰になり、それによって微生物が異常に増加しました。その結果、酸素が不足して魚が死んでしまうといった問題が発生していました。現在では、下水道の普及によってそうした問題は大きく改善されています。
今回の活動では、朝に琵琶湖で採取した水を顕微鏡で観察し、多くのプランクトンの存在を確認しました。実際の水を使った観察を通じて、水質と生態系のつながりを実感することができました。
活動の最後には、両コースとも博物館内の展示を見学し、「うみっこ広場」で昼食をとりました。
次に水茎焼陶芸の里へ移動し、粘土の状態からお皿や湯呑みなど、生徒は自分が作りたいものを作りました。
色も選ぶことができ、世界にひとつだけの陶芸品となりました。
早くて1学期が終わる頃には完成品が届きます!この研修の思い出が詰まった陶芸品が届く日が待ち遠しいです。
その後、予定よりも早く宿泊先に到着することができ、ゆったりとホテルでの時間を過ごすことができました。
食事の種類も豊富なビュッフェ形式で、生徒たちは何度も何度もおかわりをし、大満足の様子でした。