令和4年度の締めくくり

3月23日(木) 表彰式・休暇中の諸注意・大清掃

 さまざまな場面で、本校生徒が活躍しています。ここではホームページで紹介できていなかった活躍を紹介します。

◯木南 更紗さん(高1)
2月25日・26日に丸善インテック大阪プール アイススケート場で行われた「第70回 全日本都道府県対抗ショートトラック スピードスケート競技会」に兵庫県代表として出場しました。
その結果、1000mで第3位に入賞しました。

◯オーケストラ部
2月25日に堺市民芸術文化ホールで行われた「第27回 全日本中学生・高校生 菅・打楽器ソロコンテスト 関西大会」に、鈴木絢菜さん(中3)と中田采花さん(中3)が出場しました。
その結果、中学生の部で銀賞を受賞しました。

◯武庫川学院80周年「夢と虹 基金」の目録の贈呈式
水泳部の小山采花さん(高1)が、武庫川学院80周年「夢と虹基金 オリンピック・パラリンピック育成選手」として選出されました。

休暇中の諸注意では、風紀委員会が「春休みを迎えるにあたって注意して欲しいこと」や、「新学期に向けての準備」について、そして「自転車乗車時のヘルメット着用の義務化」に関する話をしました。

3月24日(金) 終業式

終業式の式辞として、宮下教頭先生のお話がありました。

  本日は校長先生が欠席のため、代わってお話をさせていただきます。
 つい先日まで寒い日が続き、マフラーや手袋が欠かせなかった日がちょっと懐かしいような気候になりました。桜の開花も年々早くなっているような気もします。この調子では、入学式に満開の桜を期待することはかなわないのではないかと思っています。始業式後のクラス写真には桜は期待できるのでしょうか?
 コロナで何もかもに制限がかかった昨年度と違い、本年度はいろいろな制限が解除となり、武庫フェスや体育大会、研修旅行など内容を変更しながらも実施することができました。クラブ活動も大会やコンクールが復活し、多くのクラブが全国大会へと駒を運ぶことができ、素晴らしい成績を残してくれました。それは皆さん一人ひとりがそれぞれの分野で一生懸命努力した成果が実を結んだのだと思います。先生方もなんとか平常へと戻せないかと努力していただきました。
 3月21日に、4年前に高校を卒業した71回生の同窓会が開かれました。私が学年主任をした学年です。当初、卒業2年後に「成人のつどい」として企画されていたのですが、コロナでのびのびとなり、4年後の同窓会となりました。それぞれ就職も決まり、もう会社の研修が始まって参加できなかった人がいましたが、それでも160名ちかくの卒業生が集まってくれました。幹事とその協力者がプログラムを作り、周到に準備して、本番もきちんとリードして、とてもよい会にしてくれました。中・高在学中も委員長・副委員長会が毎学期末には、ダンスや歌のステージや学年全員でのリレー大会、ゲーム大会などを企画してくれて、皆がとても楽しんで積極的に参加していました。多くの生徒が自分の特技を皆の前で披露することに臆することなく参加してくれました。今回の同窓会でも「先生からの一言」や「3年間6年間の振り返り」のパワーポイント、音大に進んだ生徒の歌の披露、私の作った「宮下の一曲」などみんなが注目して聞いて観てくれました。一番うれしかったことは、在学中ちょっと心配だった生徒が、「就職決まりました」と報告してくれたことです。放課後や自宅学習の日に呼び出して補習をしたのが思い出されました。とてもほっとした思いでした。
 4月からは、皆さんはそれぞれ学年が一つ上がります。新高校3年生は大きな進路の分かれ目となります。自分をよく見つめ、正しい情報を仕入れて準備を進めてください。新中学3年生は大半が本校に進学するでしょうが、高校教育にしっかり適応できる学力と気力をつけてください。その他の学年は一つずつ学年が上がります。先輩の後ろ姿をみて次の一年を頑張ってください。
 来年度はほぼ平常通りの教育活動ができると期待しています。一度しかない中学・高校生活を一人一人が力を出し、みんなで協力して充実した想い出に残る一年にしましょう。

 式辞では紹介されていませんが、「宮下の一曲」を用意されていたので、ホームページで紹介します。

あしたいろ 安田レイ
明日は 明日は どんな色だろう  
晴れても嵐でも 陽はまた昇る
明日へ 明日へ また手を伸ばす  
誰もが切ない 祈りのなかで
雨上がりの夜明けには      
どんな涙も乾くから

次に、生徒を代表し、山本 萌々香さん(高2)が終業式の挨拶をしました。

 麗らかな陽気が続き、春の訪れを感じる季節となりました。
 今年度は、新型コロナウイルスによる制限を減り、行事も従来の形へ少しずつ戻していくことができました。武庫川フェスティバル、体育大会では3年ぶりに有観客で開催することができ、多くの方に応援していただけるありがたさを思い出すことができました。
 日々の生活や学校行事で沢山の思い出を作ることができ、多くの学びを得て、充実した日々を過ごすことができた一年だったと感じております。
 4月からは新入生を迎え、私たち在校生も進級いたします。私たち高校2年生にとりましては、いよいよ最高学年となり、身の引き締まる思いです。後輩たちの良き手本となれるよう、自分を見つめ直していきたいと思います。
 校長先生をはじめ諸先生方、ご指導ありがとうございました。新年度もよろしくお願いいたします。

3月24日(金) 離任式

令和4年度をもって退職される先生方とお別れする日がやってきました。授業を通じて、部活動を通じて、清掃活動を通じて、探究活動を通じて、ちょっとした挨拶を通じて….生徒の皆さんにとって、先生方と出会うきっかけはたくさんあります。退職される先生方への感謝の気持ちを大切にし、また令和5年度の新たな出会いも大切にしていきましょう。

退職される教職員を代表し、岡本尚子先生よりご挨拶がありました。

 「とうとうこの日がやってきました」で始まり、岡本先生が本校で勤務された17年間を走馬灯のように思い返しながら、話が始まりました。
武庫川女子の生徒は、「優しくて」、「素直」で、「純粋」で、「心が美しい」とずっと思っています。また、生徒たちは本当に正直者なので、自分にぶつかってきてくれていました。
3月3日の卒業式の時に、卒業生総代として岡本さんが「先生は言いにくいことも、私たちに言ってくれた」と話してくれました。人は注意されることを嫌うので、時には「言わないほうが良いのか?」と悩んだこともありました。しかし、それを無くして、どのように成長できるのでしょうか? と、岡本先生の音楽やコーラス部での経験話をふまえながら、お話しされました。
 人が見ている、見ていない関係なく、正しいことをすれば、必ずいいことが起きると信じています。皆さんも、それを信じて、生徒の皆さんは、先生方の支えのもとで自分磨きに努力してほしいと思います。武庫川女子の先生たちはみんな、生徒たちの幸せを願って、日々過ごされていることを知っていてください。
 最後にもう一度、武庫川女子の生徒はみんな「優しくて」、「素直」で、「純粋」です。これからもそんな皆さんでいてください。

次に、生徒を代表し、轟木 あかねさん(高2)がお世話になった先生方へ挨拶をしました。

木々の緑が若草色に色づく、暖かな季節となりました。
 春を迎える喜びと同時に、今日はお世話になった先生方とお別れしければならない寂しさを強く感じています。授業では程よい緊張感をもって丁寧に教えていただき、生徒一人一人に優しく接していただきました。私たちが成長できたのも先生方の素晴らしい指導のおかげです。
これからも私たちは先生方からのご教授やたくさんの思い出を胸に、より一層頑張ってまいります。先生方も、新しい世界でどうかご活躍ください。そして機会がありましたら、またこの学院を訪れてください。お待ちしております。今日までのご教授、心より感謝しております。ありがとうございました。