読売新聞をとっていない皆さんへ

27日の読売新聞、18面の「くらし」のページにある人気連載「こどもの詩」のコーナーに本校の中学1年生、木下ほほえ さんの詩が掲載されました。

「つながっている」
空を見る
さえぎる物はない
海を見る
どこまでもつづいている
そして空と海はつながっている
あなたの心も私の心も
どこまでもつづいていて
つながっている

読売新聞「こどもの詩」のコーナーは、昨年50年目を迎えて半世紀のベスト・セレクションが刊行されました。50周年の精選集(中央公論新社)、タイトルは「ことばのしっぽ」。
2015年から、この「こどもの詩」のコーナーを担当されているのは詩人の平田俊子さんです。平田さんは「こどもの詩」50周年精選集「ことばのしっぽ」のあとがきで次の言葉を書かれています。ご紹介させていただきます。

「こどもの詩」に掲載された二十年前の詩も三十年前の詩も、今書かれたばかりのようにみずみずしい。子どもたちの言葉には、時代を超えて生き続ける力が備わっているのでしょうか。時代は変わっても変わらない何かが、子どもたちのなかで息づき、受け継がれているのでしょうか。
子どもたちの詩を読むたびに、かなわないなあと舌を巻きます。うらやましいほど自由な発想もあれば、楽しかったり、いやだったり、つらかったり、不思議だったり、寂しかったりの子どもたちの喜怒哀楽が詩のなかで弾けています。子どもたちの詩は、未来に向かう命の輝きのようです。詩の題材は無限にある。あらゆるものが詩になる。いや、詩になりたがっている。子どもたちは無意識のうちにそのことを知っているようです。