9th Science Conference in Hyogoに参加しました MS通信 第6号


7月16日(日)に神戸大学で行われたカンファレンスに高校3年生より2グループ参加しました。その様子を紹介します!

午前の部として、オープニングセレモニーの後、特別講演がありました。
神戸大学大学院 農学研究科 生命機能科学専攻 応用生命化学講座 食品・栄養化学教室 助教の藍原 祥子先生より “Can we explain ‘tasty’? をタイトルとした講演です。
内容の要約として紹介されている文章を掲載します。

Do you enjoy eating? What kind of food do you like? Eating is essential to be alive. Then, what should we eat? Many studies have shown what and how nutrients are needed for our bodies. We use perceptions such as taste and smell to decide what to eat and what not to eat. In addition, the feeling of ‘taste good’ is also important for our eating behavior. Can we give a scientific explanation for changes in ‘good taste’? In this talk, a researcher who loves to eat will discuss about how we judge that food tastes good and that we want to eat it. (みなさんは、食べることは好きですか?どんなものが好きでしょうか。食事をすることは、生きることに欠かせません。では、何を食べればよいのでしょうか?これまでの研究で、身体に必要な食べ物がわかってきました。食べ物の判断には、味や匂いといった知覚が利用されています。さらに、「おいしい」という情動も影響します。人によって、また日によって変化する「おいしさ」を科学的に説明することは可能でしょうか。この講演では、「おいしい、食べたい」と判断する仕組みについてわかってきたことを、食べることが好きな一人の研究者がお話しします。)

講演は全て英語で行われましたが、講演後の20分ほどあった質疑応答は教員からの質問もありましたが、多くの生徒が英語で積極的に質問する姿がありました。

午後の部は、いよいよ生徒たちの発表です。
本校を含む15校より参加があり、38の研究発表が並びました。ほとんどがポスターセッションでしたが、ポスターに付け加えてパソコンで研究内容を具体的に見せる班もありました。
本校より参加した研究班は次の2つです。

‘We want to find the most effective mask for hay fever!’

‘People’s Relationship with Water’ 

持ち時間として15分与えられ、およそ10分ほど英語でプレゼンテーションをし、残り5分が英語で質疑応答する時間となっていました。そして、合計4回プレゼンテーションと質疑応答をする時間がありました。生徒たちは、1回目の発表の時、緊張のあまりプレゼンテーションではうまく声が出ない生徒もいましたが、回を重ねるにつれて自信を持って発表することができていました。また、質疑応答についても、あらかじめ考えていたような質問をされても、緊張のあまり頭が真っ白になっている様子を見受けられましたが、慣れてくると英語でのコミュニケーションができるようになってきました。

他校の生徒の発表を聞いたり、サイエンスカフェとして神戸大学の学生さんたちとざっくばらんに大学の話を聞く機会があるなど、本校の生徒たちにとっても刺激を受ける1日となりました。