家庭科の授業風景
6月30日(月)、中学2年生の家庭科授業にて、1学期最後の浴衣の着付け実習を行いました。これまで他のクラスの実習を見聞きしていた生徒たちは、当日をとても楽しみにしていた様子で、授業開始のチャイムが鳴る前から実習室に駆けつけてきました。
「どの浴衣が似合うかな?」「この色、かわいい!」と、友達と楽しそうに浴衣を選ぶ姿が印象的で、実習前から教室は明るい雰囲気に包まれていました。
いざ着付けが始まると、ほとんどの生徒が先生の説明をよく聞きながら、手伝いなしで意欲的に自分で浴衣を着付けることができていました。中には、昨年度夏休みに「伝統親子文化教室」を受講していた生徒もおり、自ら浴衣を着たあと、クラスメイトに「ここの合わせをもう少し右にしてね」「帯はこうするときれいに見えるよ」と丁寧にアドバイスをするなど、まるで“先生役”として大活躍してくれました。
授業の最後には、全員が達成感に満ちた笑顔を見せ、日本の伝統文化を実際に体験する貴重な機会となりました。
以下は、実習に参加した生徒たちの感想です:
「浴衣って難しそうって思ってたけど、自分で着られてすごく嬉しかったです。鏡を見て“できてる!”って思ったときの気持ちは忘れられません。お祭りにも着て行きたい!」
「昨年、伝統親子文化教室で習ったことを思い出して、友達に教えることができてよかったです。教えるって難しいけど、自分の学んだことが役立つのは嬉しいです。今年も伝統親子文化教室を受講します!」
「浴衣を選ぶところから楽しくて、色や柄で全然雰囲気が違って面白かったです。もっといろんな着方や帯の結び方も知りたくなりました!」
これで中学2年生全クラスでの浴衣着付け実習が終了しました。どのクラスでも、生徒たちは真剣かつ楽しみながら日本の伝統文化にふれ、自分の手で着付けを完成させるという貴重な経験を積むことができました。
今後も本校では、こうした実習を通じて、日本文化の魅力を学び、体験し、伝えていく教育活動を大切にしていきたいと考えています。

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