高校3年生が家庭看護・福祉の授業で「認知症サポーター養成講座」を受講しました!

10月24日(木)2時間目に、高校3年生家庭看護・福祉の授業で「認知症サポーター養成講座」を受講しました。
この講座は高校3年生、家庭看護・福祉の授業を選択している人に、約10年前から行っています。
講師として、訪問看護センター明和の看護師中島さんに来ていただき、講座を行っていただきました。
講座終了後には認知症サポーターとして、リング・サポーター証・ロバのマスコットが渡されます。
生徒たちが認知症サポーターとして地域で活躍してくれることを期待します。

生徒の感想です。
「85歳以上の4人に1人がなると言われている認知症。それがどのように引き起こされ、その人たちにどの様に接するべきなのかなど、認知症に関する正しい知識を身につけるとても良い機会になりました。また、中島さんのお話の中で、実際に認知症になっている方の声を聞き、全てを忘れている訳ではなく、好きや嫌いという気持ちはあるということ、忘れたくなくても消えていくという辛さを知ることが出来ました。DVDの中で、認知症の方への対応の間違っている例と正しい例や高齢化率などを明確に示して頂き、とてもわかりやすかったです。私の祖父は認知症で私の名前を忘れていたり、町内を徘徊したりすることが多々あり、私の父と叔母はよく頭を悩ませていました。それらが原因で警察を呼ぶことになったこともありました。私はただその様子を見ているだけで、時に名前を忘れられることが辛くて、悲しみに暮れていました。しかし、おじいちゃんが亡くなった後、祖母から言われた言葉が心に残っています。それは、「おじいちゃんは○○ちゃん(私)を忘れたんじゃなくて、名前がたまに思い出せなくなっていただけで、なくなる直前まで○○ちゃんの生まれた時のこと、抱きしめた時のことを嬉しそうに話していたんだよ」という言葉でした。今回の講座の中で「忘れることが増えても、好きや嬉しいといった心は忘れていない」という言葉と結びつき、認知症に対する考えがもっと変わったように思います。これから街中でそのような人を見つけたらすぐに手を差し伸べられるようになりたいです。」

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