第16回科学交流研修会 2024年 サイエンス・コラボレーション in 武庫川

7月22日(月)、23日(火)にご協力いただいた大学と本校を会場として、第16回科学交流研修会を開催しました。
尼崎小田高等学校、神戸高等学校、龍野高等学校、豊岡高等学校、西宮東高等学校からも多数の生徒が参加し、交流研修をすることができました。

1日目は各大学の研究所を訪ね、講義を受けたり、実験をさせていただきました。
2日目は1日目に学んだことや実験結果を班でまとめ、全体で発表会をし、質疑応答をする場となりました。

今年の科学研修のテーマ、お世話になった研究所・担当してくださった先生方は下記の通りです。
写真は2日目の発表時の様子です。

新型コロナウイルスをはじめとする感染症ワクチンおよびその有効性の評価について学ぼう
〜大阪大学 微生物病研究所 吉岡 靖雄 先生〜

コンピュータガイデッドサージェリーによるインプラント手術実習、阪大歯学部附属病院見学
〜大阪大学 歯学部附属病院 若林 一道 先生〜

赤外吸収スペクトルを測定して未知化合物を同定してみよう
〜神戸大学 国際人間科学部 佐藤 春実 先生〜

大気圧プラズマって何? 〜水にあてると何が起こる?〜
〜神戸大学 国際人間科学部 谷 篤史 先生〜

パンが膨らむメカニズムを科学的に解明しよう!
〜武庫川女子大学 食物栄養科学部 松井 徳光 先生〜

蛍光顕微鏡で身近な製品を分析する -マイクロプラスチック編- ダメージをイメージ?
〜武庫川女子大学 薬学部生命物理化学 矢野 義明 先生〜

市販美白化粧品のメラニン生成抑制作用
〜武庫川女子大学 薬学部化粧品科学 仁木 洋子 先生〜

各発表において、生徒や教員から積極的に質問が寄せられ、発表者もしっかりと受け答えしており、2日間とはいえ確実に探究力を養っていました。
最後に各校から感想を述べる機会がありましたが、他校の生徒たちは一人ずつ丁寧に感想を述べてくれました。
「今回、自ら挑戦し、この研修会に申し込み、参加しました。質問のレベルが高く、ここへ来て本当に良かったと思います。学校で探究学習に取り組んでいますが、ここまで実験し、まとめた経験がなかったので、この研修会の経験をこれから自分の探究学習に生かしていきたいです。」
「さまざまなことに なぜ? と疑問を持つことのない生活をしていましたが、この研修会に参加し、疑問を持つことの大切さを知りました。今の自分は、進路についても何も決まっていなくて、 何か参加しないと! と思い、この研修会に参加しました。参加してみると、とてもおもしろかったので、これからも何事にも挑戦していきたいです。」
「大学のラボに入れたのが初めてで、研究している学生や院生の名前の声を聞くことができ、とてもワクワクしました。今日は班員で話し合いながら、発表準備を進められ、とても良い経験でした。」
「この研修会に申し込んだ時の気持ちと、今研修会を終えたこの気持ちを比較すると、はるかに今の方が楽しくて、こんな夏休みあるのか?という気持ちでいっぱいです。」
「私は理系に関心がなく、このような研修会に参加するのも初めてでした。友達に誘われて参加しましたが、実験したり、分析したり、すごく楽しかったです。」
「大学の先生に直接、自分が抱いていた疑問を質問でき、答えがわかってとても嬉しかったです。また、この研修会のおかげで進路を考えるきっかけにもなりました。パソコンをしばらく触ることがなかったのですが、久しぶりに触るきっかけがあり、これも自分にとっては刺激的でした。」

最後に本校生徒が、各研究班の感想を述べ、研修会全体をしめくくり、みんなで仲良く記念撮影をしました。