全校朝礼・表彰式・壮行会をしました

校長先生のお話

 今日は、この後、沢山の人に表彰を伝達します。素晴らしい結果を出した人。よく頑張りました。結果には繋がらなくとも、日々の部活動等にしっかり取り組んでいる人、それもまた素晴らしいことです。
華道部の生徒は、ときどき校長室に生け花を持ってきてくれます。一昨日の夕方も、生け花を持ってきてくれました。僕は、そのときにはいつも花の名前を教えてもらっています。名前を知ってこそ、人は物事を見分けられると思うからです。ひらひらと舞う昆虫を見て、日本人は瞬時に蝶々か蛾かを区別します。Butterflyの一語しかなければ区別して見ようとはしません。名前を知るということは大切なことです。
 今日は、NHKの朝ドラ「らんまん」のモデルである牧野富太郎博士の言葉を紹介したいと思います。あいみょんの主題歌もいいですね。
牧野博士は「日本植物学の父」と言われている人です。彼は、「雑草という草はない」という名言を残したことで知られていますが、実はこの言葉に続きがありました。
山本周五郎という小説家が牧野博士にインタビューしたとき、当時20代だった山本が「雑草」という言葉を口にしたところ、牧野博士はなじるような口調で次のようにたしなめたそうです。
「きみ、世の中に〝雑草〟という草は無い。どんな草にだって、ちゃんと名前がついている。わたしは雑木林(ぞうきばやし)という言葉が嫌いだ。松、杉、楢(なら)、楓(かえで)、櫟(くぬぎ)——みんなそれぞれ固有名詞が付いている。それを世の多くのひとびとが〝雑草〟だの〝雑木林〟だのと無神経な呼び方をする。もしきみが、〝雑兵(ぞうひょう)〟と呼ばれたら、いい気がするか。人間にはそれぞれ固有の姓名がちゃんとあるはず。人を呼ぶ場合には、正しくフルネームできちんと呼んであげるのが礼儀というものじゃないかね」と。ちなみに雑兵とは身分の低い兵士と言う意味で、雑な兵と書きます。
山本周五郎は、この言葉が胸に刻まれたようで「これにはおれも、一発ガツンとやられたような気がしたものだった。まったく博士の言われるとおりだと思うな」と振り返っているそうです。

朝ドラ「らんまん」では、主人公は、「どの草花にも必ずそこで生きる理由がある。この世に咲く意味がある。」と言いました。ですから、全ての植物の名を明らかにしようとしているのですね。
私たちも、このような見方で、このような態度で、いろんな植物、いろんな動物、そしていろんな人、と関わっていきたいですね。
千差万別の多様性を認める、素晴らしい言葉だと思い、紹介しました。

表彰式・壮行会

今年もたくさんの生徒が活躍しました。「武庫女の夏休み」のページでもわかりやすく振り返ることができます。

また壮行会では、コーラス部とカヌー部がこれから迎える全国大会や国体に向けて、学校が一つになってエールを送りました。