中学2年GSツアー最終日

中学2年GSツアーの最終日、午前中は愛知高速交通リニモの体験乗車と車両基地でリニモに関するレクチャーをしていただきました。リニモは、日本で唯一営業運転しているリニアモーターカーで、スピードこそは速くはありませんが、実際に磁力で浮いて走行しています。まずは、実際の営業路線の藤が丘駅から八草駅まで、路線の端から端まで体験乗車しました。普通の電車と違って、音や揺れなども小さく快適な乗り心地でしたが、残念ながらわずか8mm 浮いているという実感は感じられませんでした。車両基地では、磁気浮上するしくみや、営業にあたってのさまざまな技術、また、実際に解体メンテナンスしているところも見せていただき、日本で唯一の技術を目の当たりにしました。非常に難しい内容ではありましたが、レクチャーのときの生徒たちの質問は、途切れることなく続き、次々と手があがる様子に、積極的に理解しようという清々しい姿勢が見られました。
 午後は、トヨタ会館を訪れました。トヨタ会館は、昨日のトヨタ産業技術記念館とは違い、最先端技術を生かした今後の自動車について展示した博物館です。環境に配慮したハイブリッドや電気自動車、一般の人々でも普通に乗ることができる近未来のモビリティの提案などが数多く展示されていました。生徒たちも、自分たちが車を運転するようになる頃には、このような技術が搭載された、おしゃれな自動車に乗ることを夢に見ながらの見学になったと思います。
 3日間、あっという間の研修でした。事前学習はあまりできませんでしたが、初めてのもとは初めてなりにうまく物事をとらえ、それぞれに応じた知識と考え方を学んだものと思います。
 宿舎での学習会もとても充実した時間になりました。今回の経験を活かし、帰校後は、各自研修レポートを書き、それらを生徒たちでまとめて、プレゼンやポスターに研修成果をまとめたいと思います。3日間、非常に有意義な研修になりました。