家庭教育講座を開きました

9月15日(木)に家庭教育講座(カウンセラーのこころのお話・「いろんな表現<香り>をこころのエネルギーに・・・」~上橋菜穂子『香君』(文芸春秋出版)のお話をヒントに~が行われ、以下のようなお話がありました。

1. 『香君』の中に出てくる「雪オミの木の肌が弱っていても、他の木と根っこが繋がっていれば、健やかに木が育っている」ことから、無理に枝を伸ばしたり、花を付けようとしたりするのではなく、不安などいろいろあっても、家族や仲間や学校と根が繋がっていて、一緒に育てていきましょう。

2. オリエという「香君」は、他の人に期待される自分と本当の自分にギャップがあったのですが、「自分が民のものを守る責任感」を大事にすることで困難を乗り越えていきます。私たちも周囲とのギャップがあって、演じることがあるかもしれないですが、心の中で一番大事だと思うことを中心に考えていくと乗り越えていきましょう。
3,みんな違うから、個性があり、孤独であり、香りという表現を放っています。その意味や表現を知ろうとすることや、もし将来の選択に悩んでいたら、自分の思っていることを伝えたうえで、自分の力で選んでいけるように、見守っていきましょう。

*次回の家庭教育講座(カウンセラーのこころのお話)は、12月7日(水)です。