11月23日(火祝)に地理部が淡路島へ巡検に出かけました。
舞子海上プロムナードでは強風のなか、世界一のつり橋である明石海峡大橋下にある遊歩道を歩きました。足下47mに広がる明石海峡は迫力満点でした。次に訪れた伊弉諾神宮は、日本をつくった伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)を祀っている神宮です。ちょうど新嘗祭が執り行われており、境内には雅楽が響いていました。さらに五斗長垣内(ゴッサカイト)遺跡を訪れました。五斗長垣内遺跡は、弥生時代後期の遺跡で、鍛冶工房があったことがわかっています。今も残る鍛冶炉跡の赤く変色した地面は、古の人々の息づかいを感じさせるものでした。そして今回の巡検の一番の目的地である吹き戻しの里で、吹き戻しづくりを体験しました。「吹き戻し」とは、小さい頃に一度は遊んだことのある巻笛で、吹くと巻いていた紙がスルスルと伸び、吹くのをやめると再びクルクル巻きながら縮む玩具です。国内で生産される吹き戻しの約80%は淡路島で作られています。生徒は好みの柄の巻紙を選び、教えられたとおりクルクル巻いて6つずつ吹き戻しをつくりました。最後に北淡震災記念公園を訪れ、大きく横にずれ、さらにせり上がった断層を目の当たりにし、平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災の地震の大きさを感じました。
今回の巡検で学び感じたことは、来年の武庫川フェスティバルの展示で発表する予定です。