家政部 食育交流会

7月18日(金)、本校家政部が甲子園浜小学校育成センターの児童約100名を迎え、夏の食育交流会を実施しました。今回のテーマは「暑い夏を元気に乗り切ろう!」。コロナ禍を経て、久しぶりの調理(飲み物作り)実習となりました。

交流会では、中高生と小学生が10班に分かれ、「スカッと!塩レモンスカッシュ」という熱中症対策にぴったりのドリンク作りに挑戦しました。生のレモンを一緒に搾り、塩とハチミツ、水を加えて作るシンプルながら本格的なレシピです。

小学生は、「すっぱい!」「でも、なんか元気が出る!」「おかわり!」など、子どもたちの元気な声が会場に響き渡り、大盛り上がりでした。中には何度もおかわりをする児童もおり、手作りのドリンクを存分に楽しんでくれました。

本校の生徒たちは、「人数が多くて大変でしたが、私の説明をしっかり聞いてくれて、一緒に楽しく作ることができました。またやりたいです。」「部長として全体に話すことが多く、あまり子どもたちと関われなかったのが少し心残りです。次はもっと交流できるようにしたいです。」と、充実した表情で感想を話してくれました。

今回の交流を通して、食の楽しさ・栄養の大切さに加え、夏の暑さの中で自分の体を守るために熱中症対策をすることの重要性についても、小学生と高校生が一緒に学ぶことができました。身近な材料で手軽にできるドリンク作りを体験することで、「おいしい」だけでなく「体にいいことを自分でできる」という実感を持ってもらえたことは、大きな学びとなったように思います。

また、高校生と小学生が一緒に作業をする中で自然と会話が生まれ、笑顔が広がる場面が多く見られました。年齢や立場を越えて交流することで、地域の中で支え合うつながりの温かさや、人と人との関わりの大切さを改めて感じる時間となりました。こうした体験の積み重ねが、今後の地域全体の絆を育むきっかけになることを願います。

今後も家政部では、食を通じた地域交流に積極的に取り組んでいきます。次回の再会が今から楽しみです!