避難訓練を実施しました
6月16日(木)に全校生徒で避難訓練を実施しました。
今年度、全校朝礼も悪天候のためグラウンドで実施できておらず、ようやく全校生徒と教職員一同がグラウンドに集まることができました。
緊急時に各教室からどのようにしたらスムーズに移動することができるのかについて、生徒たちは知ることができました。
昨今、熱中症が懸念されるなか、まずは経路確認を第一とした避難訓練でした。幸いなことに、気温も高くなく、曇り空のなかで実施することができました。
今後はさまざまなケースを想定し、訓練していく予定です。
避難訓練を終え、校長先生より次の通り、お話をいただきました。
今日の防災訓練は、「地震」と「火災」を想定した屋外避難訓練でした。
日本は災害の多い国です。近年は、地震・津波、台風などによる大雨や強風、それに伴う崖崩れや洪水など、想定外の大きな災害が毎年繰り返し発生しています。
私たちは、今の力では、火災以外の災害を起こさないようにはできないけれど、起こったときの被害を軽減することはできます。
皆さんは、今日の緊急放送後、「低い体制になり、頭を守り、動かない」という訓練はきちんとできましたか。もしも、地震が発生して、窓ガラスが割れ、天井の照明やコンクリート片が落下したとしたら、皆さんの先ほどの動きで、自分を守れていたでしょうか。そして、その後混乱なく、全員の安否が確認できたでしょうか。また、災害は、授業に発生するとは限りません。自宅で、或いは通学中に、災害に遭遇したとき、何をすべきかということを考えるきっかけにもしなければなりません。
いつかやってくる災害を、普段から自分のこととして想定できるかどうかで、いざというときに、生命を守れるかどうかが決まってくるのだということを、今日は改めて考えて欲しいと思います。
兵庫県は、阪神・淡路大震災を経験したところです。6千人を超える犠牲者の尊い命とその無念に報いるためにも、私たちは、高い防災の意識を、率先して持ち続けていかなければならないと思います。以上、防災訓練に当たっての講評とします。
その後、各学級のホームルームでも今日の避難訓練について振り返ったり、今国内で起きているさまざまな天災について話をし、日頃から些細なことでも意識し続けることの大切さを考える時間を過ごしました。