校庭の豊かな緑の木々~イチョウの実~

校内の豊かな緑の木々について、校祖公江先生が残された言葉があります。
「武庫川学院の校庭に植えてある樹木については、私が一木一草にいたるまで、自分の目で確かめて購入している。最初は樹木一本とてない状態であったので、これではいけない、緑の学園こそ本校のごとき女子の学園には最もふさわしいものであると信じて、私は今日まで機会あるごとに、学園の緑化について努力を傾けてきた。」
このような緑豊かな学舎で学べる環境は、公江先生がいらっしゃったからだと思います。

校内の木々を見ていると、実がたわわについているイチョウの木から、たくさんの実が落ちているのを見かけました。近くに寄ると、つぶれた実からさすがに強烈なにおいがしましたが、イチョウの実を拾う季節の到来ですね。
イチョウの実は「ぎんなん」と呼ばれ、茶わん蒸し、炊き込みご飯などに使われ、見た目は黄色いさくらんぼのような可愛い姿をしていますが、果肉は食用にはなりません。実の中のさらなる殻に包まれた胚乳種の部分を調理して食べます。
また、イチョウは「活きた化石」と言われるほど古くから存在する木で、雄株と雌株があり、雌株にだけ実がなります。ぎんなんは食材としては人気がありますが、実が落ちる季節に強いにおいがするため、街路樹としては雄株のイチョウが多く植えられているようです。

今日は中間考査最終日です。校内の豊かな緑の木々を見て、秋の季節を感じてください。

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