武庫川女子大学附属中学校 令和5年度 卒業証書授与式

3月16日(土)に令和5年度 卒業証書授与式が本校体育館にて行われました。

世良田学校長は、「世界は今、グローバル化の進展、ICTやAI等の急激な進歩などにより、どのような未来が待っているのか、予測することが極めて困難な時代を迎えています。しかし、言い換えれば、新しいもの・新しい価値がどんどん生み出される希望の時代だとも言えます。自分のために、そして人類のためにできることはいっぱいあるということです。」に続き、宮沢賢治の『生徒諸国に寄せる』という作品の一部を引用され、「今後、新しい環境の中で決意を新たにして高校生活を過ごし、『一生を描ききる女性力』に磨きをかけ、自分の進むべき道を見定め、自分の将来と、人類の未来を切り拓いていってください。」と卒業生へ激励の言葉を贈られました。

卒業生代表の江口美空さんは、『喜びと感謝のことば』の中で、「私たちは『PEACE』という3年間の学年目標を決め、学校生活を送ってきました。『PEACE』には、積極的、上品、活発、挑戦、楽しむという5つの意味が込められています。『PEACE』のつづりにある『C』チャレンジの挑戦するという言葉のように、私たちはこれからもたくさんのことに挑戦し、未来への階段を少しずつ上っていきます。何かに挑戦すると失敗してしまうこともあるでしょう。しかし、そんなとき私たちは、背中を押してくれたり、手を取り合ってくれる友達や先生、家族がいます。また、焦っても階段は一段ずつしか上れません。先が見えなくて不安になったとしても、目の前の一歩を大切に力強く進んでいきたいです。」と、新たな決意を述べました。

中学3年生162名は、中学を卒業し、それぞれ新たな一歩を歩みはじめました。