武庫川学院創立80周年記念講演「アフガニスタンに命の水を」
8月21日(水)全校登校日の本日、公江記念講堂において、武庫川学院創立80周年記念講演が催されました。
第1部はコーラス部の演奏とDVD鑑賞で、第2部はペシャワール会現地代表、PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス)総院長の中村哲医師による「アフガニスタンに命の水を」と題した講演でした。
中村医師は、ハンセン病治療のために赴任して以来、ハンセン病や伝染病治療に携わり、パキスタン・アフガニスタンの山岳地帯の診療所開設活動を行われたり、2000年以降は、旱魃が厳しくなったアフガニスタンで多くの井戸を掘り、カレーズ(地下水路)を修復し、さらには大規模な農業用水路を建設されたり、現地の住民と協力して活動されてこられました。
マルクリード用水路の建設は65万人もの人々の生活を再建し、生命の維持と疾病の予防をもたらすとともに、地域の治安安定にも寄与しました。
中村医師は講演の最後に、大切なことは「和解」ですとメッセージを送られました。人と人、人と自然の「和解」を求めてくださいと述べられました。