令和7年度キャリア教育 1学期

中学1年 6月19日(木)

 「興味・好きを探る」をテーマに、「自らの興味・関心の発見・整理をしてみる」ことについて、お話しいただきました。
 まず始めに、「興味・好き」が未来を切り拓くカギであると伝えられ、自分自身の「ときめき」や「夢中になれること」を見つけることで、将来の姿がより明確になることを教えていただきました。また、世の中の職業が17000種類以上あるという事実から「知らない世界がある」という認識を持ち、自分の選択肢がまだまだ広がる可能性を学びました。個人ワークで「興味・好き」を深掘りする時間も設けられ、さらにグループワークで他者からの視点を取り入れることで、自分一人では気付けなかった「興味」や「価値観」も感じることができたと思います。「進路」や「職業」を大人たちが押しつけるのではなく、生徒たちが自分自身の「心のときめき」に耳をすませ、未来への一歩を踏み出すためのヒントとなる講演でした。

中学2年 6月26日(木)

 「働くということ」をテーマに、「企業人の講話から実際に働くとはどういうことかを知る」ことについて、お話しいただきました。
 「働く」とは「課題を発見・解決すること」、「理想を実現すること」、と定義され、理想と現状のギャップが「課題」になるという考え方を学びました。グループワークとして「食堂の混雑を解消するための解決策」を周囲の席にいる生徒どうしで考える時間も設けられ、生徒たちは「課題」が何かを実感することができました。また、実際の仕事人たちの事例を通じて、働くことの意味を理解しました。さらに、「なぜ?」と問い続ける姿勢を大切にすることで「知っていること」をどんどん広げていけること、やりたいことは知っていることの中からしか見つからないことを教えていただきました。生徒たちにとって、「将来の自分」をただ夢見るだけではなく、社会の課題に目を向け、自分らしい形で貢献する道を見つけるきっかけとなる講演でした。

高校1年 6月19日

 「適性診断振り返り講演」をテーマに、「自己理解を深め、将来から逆算して進路意識を高める」ことについて、お話しいただきました。高校1年生にはあらかじめ適性診断を受験してもらい、自分の結果を見ながら講演を聴いてもらいました。
 適性診断の結果は「なるべき」職業を示すものではなく、自分が今興味を持っている方向性を示すものとして理解し、自分が知らなかった分野を知るきっかけづくりとして活用してほしいことや、17000種類以上ある職業の広さに触れ「自分に合った未知の仕事」があるかもしれないと気付くことを教えて下さいました。また、いろいろなことに興味を持ち、新しい体験をし、知識を広げてみることで自分から世界を広げていくことの大切さを講演して下さいました。

高校2年 5月22日(木)

 「今後のキャリアと学部学科について」をテーマに、「社会で求められる力や高校の意義、大学・学部学科選びの重要性」について、お話しいただきました。
 はじめに、昨年のキャリア教育の講演で行った適性診断や文理選択についてふれ、本日のテーマに入りました。社会や労働環境の変化を見据え、「主体性」や「自ら考えて行動する力」、「コミュニケーション力」が重要であると認識すること、今目標がある人もない人も「自分に合う進路選択」を行えるように高校生活で選択するためのさまざまな土台を作る必要があること、学部・学科選びは十分な情報収集が肝心であることを教えていただきました。進路選択や就職活動に正解はありませんが、早いうちから「自分を知る努力」や「情報を集めて比較すること」が、未来の選択を支える土台となることを学んだ講演でした。