全校朝礼(武庫川女子大学の共学化について)

校長先生から武庫川女子大学の共学化についてのお話がありました。
      
昨日、ミマモルメでもお知らせしましたが、武庫川学院は、令和9年度から武庫川女子大学を共学化する方針を固めました。
一方、附属中高は変わりません。本校、附属中学校・高等学校については女子校を継続します。
詳細は7月28日の理事会で決定後、公表を予定しています。

武庫川学院は昭和14年、女性に高度な教育の機会を設けようと、校祖公江喜市郎先生によって創設されました。
それから86年、現在は13学部21学科となり、約1万人の学生が学ぶ全国最大規模の女子総合大学に発展しています。

武庫川女子大学は数々の国家試験で高い合格率を誇り、教員養成にも定評があります。大阪にも神戸にも近い利便性の高い都市部とアメリカにもキャンパスを持ち、産官学連携、地域連携など実践的学びも活発です。また、学生生活では、世界レベルで活躍するクラブや選手が多数います。こうした優れた環境、教育、学術研究を女性に限定せず、広く性別、年齢にかかわらず開くべきとの考えから、共学化に舵を切ることに決しました。
これにより、武庫川大学での学びはより広く、より深くなるものと期待できます。これから14年後の創立100周年、更に先の時代、皆さんの母校が、いつまでも誇りに思える大学であり続けるための、飛躍の一歩を踏み出したというふうに考えてください。

本校卒業のあと、入学する大学は当然女子大学である思っていた皆さんは、この共学化の方針に戸惑われると思います。
しかし、皆さんは附属中高の女性だけの伸び伸びとした自由な学校生活を通して本当の自分を見つけ、大学では多様な価値観に触れていくことができるようになる。
大学は今後、施設・設備のさらなる充実、多様な価値観が加わることによる学びの活性化など、これまで以上に充実したキャンパスライフを支援することを、約束すると言っています。どうかこれまで以上に期待してください。

なお、今後詳細が決まったあとのしかるべき時期に、保護者や皆さんを対象に説明会を開く予定ですので、希望する人は参加してください。
以上、昨日の大学共学化の方針発表を受けての私からの話とします。