3学期始業式を行いました!
本日、3学期始業式を行いました。
世良田校長から、次のようにお話がありました。
「おはようございます。
今年は地震や航空機事故等で大変だった昨年とは違い、穏やかなお正月だったと思います。皆さんはどのように新年を迎え過ごしていますか。2学期末に話した、「天の蔵に徳を積む」ことを少しは意識した年にして欲しいと思います。
さて今日は、阪神・淡路大震災のことについて話します。今からちょうど30年前の平成7年1月17日、午前5時46分に、6434人もの命を奪った、大地震が阪神・淡路地区を襲いました。
その当時の経験や思いを、私たちは決して忘れることはありませんし、忘れてはなりません。
その瞬間、神戸・阪神・淡路の街並みは一変しました。
本校は、激震地区の東端に位置していました。生徒・職員には犠牲者が出ませんでしたが、大切なご家族を失った人は10人を上回り、被災した家は500軒以上もあったということです。
ここで、当時の高校3年生の手記を一部省略して紹介します。
【著作権保護及び個人情報保護の観点から省略します】
以上です。
本校の校舎の倒壊は免れたものの、グランドと校舎の至る所に亀裂が走ったと記録されています。また、給水と排水の設備が壊滅的打撃を受けました。何とか授業が再開されたのが、約一月後の2月13日だったそうです。
皆さんには、当時の直接の経験はありません。でも、ご家族から当時のことを教えてもらった人は多いでしょう。書物やニュース等でいろんなことを知った人も多いと思います。
私たちは、大切な経験を、こうして区切り区切りに確認することによって、次の世代や、別の地域へと継承することができるのだと思います。それが阪神地域で学ぶ私たちの義務でもあります。
震災という辛く悲しく恐ろしい出来事が発生したという事実。近い将来、必ず発生すると言われている大地震に備える、防災・減災の大切さ。
そして、人の命の尊さと、人の心の温かさ。
区切り区切りの確認作業は、着実に皆さんを成長させることにもなると思います。
いろんな意味で、皆さんがそれぞれ成長できる1年になることを期待し、震災後30年を迎えた3学期の、始業式の言葉とします。」
続いて、高校3年足立さんからは
「寒さが一段と厳しくなってきました。新しい年を迎え、気が引き締まる思いです。
3学期は、学年の締めくくりの学期です。私たち高校3年生にとりましては、最後の学期となりました。友人たちとこの校舎に通える時間も残り少ないので、1日1日を大切に過ごしていきたいと思っております。
校長先生をはじめ諸先生方、ご指導の程、よろしくお願い申しあげます。」
と挨拶がありました。
楽しい冬休みが終わり、締めくくりとなる3学期が始まりました。
まずは生活のリズムを取り戻し、日々の学校生活を充実させていきましょう!
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