2学期終業式を行いました!
本日、2学期終業式を行いました。
世良田校長から、次のようにお話がありました。
「昨日は大清掃がありました。皆さんが寒い中、人目のあるなしに関わらず一生懸命掃除に取り組んでいる姿を見て、とてもうれしく思いました。
「天の蔵に徳を積む」という言葉があります。天、すなわち空の上には皆さん一人ひとりの蔵が建っています。もちろんこれはたとえ話で、心で想像してください。自分のするべきことをきちんとしたり、ルールを守ったり、誰かに親切にしたりすると、その天の蔵に徳がたまっていくというのです。徳とは、道徳の徳のことで、立派な考え方や立派な行いを言います。また、誰も知らないところで立派な行動をすることを「陰徳」と言いますが、陰徳はよりたくさんの徳が蔵にたまるそうです。こうした徳が積まれると、心が豊かになります。そうしてその人もまわりの人もすこしずつ幸せになっていくものなのだと私は思います。
誰も見ていないところで一生懸命掃除をする。これで、天の蔵に徳が積まれました。その人の心はまた少し豊かになりました。
ところで、大リーグで大活躍中の大谷翔平選手は、花巻東高校時代に「目標達成シート」というのを作成していました。その中央には、彼の目標の「8球団からドラフト1位指名」と書かれていました。そして大谷選手はそのために何が必要かを考えます。彼が挙げた8つの要素の中には「体づくり」や「メンタル」だけでなく、「人間性」というのもありました。
プレーヤーとしてトップに立つ人間は、人間的にも立派でなければならない、自分もそうありたいというのが大谷選手の考え方です。大谷選手は今でもグラウンドを歩いているときにしゃがんでゴミを拾うことがあるのは、よく知られた話です。高校時代には、監督から言われた「球場で一番高いピッチャーズマウンドに立つ人間は、みんなが一番嫌がる仕事をしなさい」という教えを守り、寮のトイレ掃除も文句一つ言わずにやっていたと言います。こんなふうに徳を積み心を豊かにしようとする大谷選手はとても楽しそうですし、彼を見ているとみんなが幸せを感じますよね。
「天の蔵に徳を積む」、この言葉を意識して来年を過ごして欲しいと思います。
皆さん一人ひとりにとって、来年が素晴らしい年になることを祈って、終業式の式辞とします。」
続いて、高校3年松岡さんからは
「本格的な冬の訪れとともに、本日私たちは2学期最後の日を迎えます。
今学期は大きな学校行事がたくさんありました。特に体育大会では学年の垣根を越え、全員が協力し合い、最高の本番を迎えることができ、学校全体がひとつになれたように感じました。この経験を活かして、卒業までの残り少ない学校生活を大切に過ごしていきたいと思います。
最後になりましたが校長先生をはじめ諸先生方、ご指導のほどありがとうございました。3学期もよろしくお願い申しあげます。」
と挨拶がありました。
明日から冬休みですが、12月25日(水)~26日(木)には冬季補習があります。
高校2年生は、各クラス1日ずつ灌水当番があります。
行事予定は、昨日配布している中高だよりにも掲載しておりますので、そちらでご確認ください。
中高だよりは、ホームページからもご覧いただけます!
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