高校グローバル研修5日目 北欧
5日目 8月8日(金)を迎えました。
今日は朝からBromma Folkhögskolaへ向かいます。
2日目に訪問したInternational People’s Collegeもフォルケホイスコーレのひとつでしたが、フォルケホイスコーレはデンマーク、スウェーデン、フィンランド、タンザニアにあることを知りました。他と同じく、18歳以上であれば誰でも入学でき、その学校のスクールミッションに関心を持って学生は集まります。
ここでは、一般基礎教育課程、職業課程、芸術課程が混在し、職業課程の中に余暇活動指導員コースがあります。様々なプログラムが混在することが、教育と知識の大きな土台に結び付くと思われ、それらを通してさまざまな人々、教育分野、背景、生活様式や信条との出会いがあると信じられています。ストックホルムのコーディネーターはこの学校が現在の場所に移転する前のLidingöで、余暇活動指導員のコース(2年間)を受け、余暇活動指導員の資格を取っています。
校長先生からご挨拶とこのフォルケホイスコーレのコンセプトを聞かせていただき、「ここに来て、新たな価値観や視点を得て、心が豊かになって日本へ帰国してね」と言っていただきました。そして学校見学が始まりました。
↑音楽室
↑スタジオ
↑美術室
↑この広い部屋が学校の中心だそうです。
IPCへ訪問したときも、今回も、”This is the heart of our school”と言っていたのが印象的です。武庫川女子の”the heart of our school”はどこでしょうか?
この部屋からは色々な部屋へ行けますし、ここで食事もとれ、ステージもあります。校長室はいつもオープンにしていて、誰でもいつでも話せるようにしており、事務室にはカードゲームやボードゲームの貸し出しもありました。
↑屋外の施設を見るときには、虫も飛んでおり、生徒たちはキャーキャー反応していましたが、「虫が苦手でも、虫を知ろうとしよう、挑戦しよう」と教えていただきました。阿久根佐和子さんは「虫の方が、私たち人間のことを怖がっているんだよ。脅かしちゃだめだよ。」と言い聞かせてくれました。
↑寮のラウンジ
学校見学を終え、ランチ&自由タイムを過ごしました。
その後、屋外教育施設Kärsögårdensへ移動しました。
到着し、私たちと一緒に過ごしてくれる2人の余暇活動指導員と共に自己紹介タイムをとりました。今回お世話になるのは、Felix(フェリックス)さんとMartin(マーティン)さんです。さっそく森の中へハイキングに出かけました。
1時間ほど歩いた先に、Barefoot Trailというエリアがありました。ここでは裸足になり、自然を肌で感じるエリアとなっており、砂場エリア、丸石エリア、砂利エリア、丸太エリア、木材チップエリアなどさまざまな足場を歩きます。2周目は目隠しをしてチャレンジしました。はじめは抵抗していましたが、次々とチャレンジし始め、2周目も積極的に参加しました。
一休みし、森の中から宿泊施設へ戻りました。戻ったあと、FIKAタイムを楽しみました。FIKAとは、スウェーデン語で「コーヒーを飲む」または「コーヒーブレイク」を意味しますが、単にコーヒーを飲むだけでなく、お菓子などを一緒に楽しみ、リラックスしながらコミュニケーションの時間を言います。
FIKAタイムの後は、1時間ほど自由時間となり、バスケットボールをする生徒、バレーボールをする生徒、ぼーっと過ごす生徒などなど、各々自由に好きなように過ごしました。
いよいよ夕飯の時間!
自分たちで火を起こし、串となる枝を探し、ナイフで削り、ソーセージを焼きました。そのソーセージをパンに挟み、ホットドッグにし、食べました。
2つ目、3つ目・・・・どんどん食べており、ソーセージはもともと用意されていたものから追加でやってきました。最後には焼きマシュマロもし、お腹いっぱい!
夕飯を終え、シャワーを浴び、個々に時間を楽しむ生徒もいれば、ナイトスイムに挑戦する生徒(と教員)もいました。
シャワーを終え、明日の予定を確認した後、また各自で自由に時間を過ごしました。
到着時はこの大自然の中で生活を始めることに、抵抗感をもつ発言が多かったのですが、過ごしていくうちに慣れてきたようです。明日はどのようなプログラムが待っているのか楽しみです!