高校グローバル研修3日目 〜北欧〜

3日目 8月6日(水)を迎えました。

1日目にお世話になったピーターセン沢田由希子さんにホテルまでお越しいただき、ホテルからDanish Architecture Center(デンマーク建築センター)まで、徒歩と電車を使って向かいました。
あらかじめ、DOTというアプリケーションを入れ、オンラインで切符を購入した生徒、現地で券売機を使って切符を購入した生徒、どちらもいましたが、みんなが驚いたことは「改札口が無いこと」でした。

デンマーク建築センターに入り、はじめにある展示室では、北欧建築の歴史をたどるものになっていました。飾られている家具や写真に写っている家具などは、本校や丹嶺学苑にあるようなものが多く、生徒たちはとても感動していました。
建築センターならではなのか、建物内のデザインも特徴的でした。一番上のフロアから1階へ降りるのにすべり台になっており、何度もそれを楽しむ生徒もいれば、フワフワで気持ちの良いクッションが並んでいるエリアがあり、そこでとことん休む生徒もいました。どのように過ごそうとも、自己責任のもと、その人の自由である北欧の価値観に自然と溶け込んでいました。
まさにそれが、ヒュッゲ(Hygge)であり、生徒たちの中にはお土産コーナーでHyggeの単語を見て、自ら由希子さんに尋ねる姿もありました。

※ヒュッゲ(Hygge)とは、デンマーク語で「居心地が良い空間」や「楽しい時間」を意味し、デンマーク人の生活に根付いた価値観や幸福感を象徴する言葉です。単なる言葉以上の意味を持ち、リラックスした雰囲気や親しい人との温かい時間を大切にするライフスタイルを表します。

見学を終え、屋上にあるながめの良いカフェで昼食をとりました。一人ずつ英語で一生懸命注文していました。

次に向かったのは、国会議事堂です。ここは無料で上にある展望台へ行くことができるので登ろうとしましたが、とても並んでいたため諦めて、街の中心部で自由時間をとりました。ようやく「ザ・お土産やさん」らしいお店も見つけ、生徒たちは思い思いにお土産を購入していました。

街の中心からチボリ公園へ向かいました。
チボリ公園は今年で、創設182年⽬を迎えます。コンセプトは「娯楽」「公園」「⾷(レストラン)」「⽂化」を4本柱としており、これが世界で3番目に古いと言われるテーマパークの秘訣だと思わせるほどです。
そんなチボリ公園では、現地生との交流を兼ねた自由時間を過ごしました。
5名の現地生は、基本的に日本人とデンマーク人のハーフの子達で、現地校の高校生または高校卒業したての子達ばかりのため、本校生徒たちもすぐに馴染み、楽しく過ごすことができました。
遊園地でとことん遊んだり、食事を共にしながら色々な話をし、親睦を深めながら異文化理解を深めました。
最後には、18時30分から始まるパントマイムショーを全員で鑑賞しました。

あっという間にお別れの時間が来てしまい、生徒たちは別れ惜しみながらチボリ公園を退場し、電車を乗り継いでホテルへ戻りました。