附属高等学校 第75回卒業証書授与式
桃の節句の本日、附属高等学校の第75回卒業証書授与式が公江記念講堂で行われました。校長の世良田先生は式辞の中で、「皆さんがこれから一生を描ききる女性力を発揮しながら、自分の誠に従い、誠実に、正々堂々と人生を歩んでいかれる様子をずっと楽しみに見ています」と、はなむけの言葉を述べられました。在校生代表の山本有紗さん(高2)は送辞の中で、「どんな困難にも、必死に立ち向かっていく先輩方の雄姿は、私たち在校生にとって、憧れであり、模範でもありました。先輩方との出会いは、私たちに困難の中でも活路を見出すことの大切さを学ぶきっかけとなり、成長の糧となりました」と感謝の気持ちを伝えました。卒業生総代の岡本茜さん(高3)は、「つらい日々を過ごし、自分なりの悩みや苦難、葛藤と戦ったと思います。しかし、この日々は、何気なく友達と過ごす日々が、決して当たり前ではなく、今、この瞬間を共にできる幸せを教えてくれました。また、この学年の仲間と出会えたおかげで、壁に直面しても乗り越える強さは皆で分け合い、乗り越えた幸せや喜びは何倍にも大きくなって過ごすことができました。常に笑顔が絶えない、元気な学年で、何度もその明るさに助けられました。小さなことでも『ありがとう』と声をかけてくれる優しさや、いざというときの団結力の強さはどの学年にも負けないと胸を張って言えます。そんな最高の仲間と出会え、高校生活を過ごせたのは、私にとって大切な宝物です。本当にありがとう」と述べ、コロナ禍の3年間を見事に乗り越え、大きく、立派に成長したことを印象づける答辞でした。258名の卒業生は、それぞれの新たな道を力強く歩み始めました。