未来への可能性が広がる中高大一貫教育

中高6年間の学びで、それぞれのコースに特色あるカリキュラムを取り入れ、基礎知識から専門知識まで学びます。

文理の枠を超えた総合力を育む
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の取り組み

探究活動を通じて育成する、これからの社会を生き抜くための女性力

創造グローバル(CG)コース・創造サイエンス(CS)コースの両コースで、接続可能な開発目標(SDGs)に沿った探求活動・課題研究を行い、「課題設定力」「協働的問題解決力」「創造力」の育成をはかります。

武庫川おもしろサイエンス

OMOSIROは文字通り面白いということであり、それは生徒が興味・関心を持ったテーマについて、取り組むことを第一義としています。
また、この7個の頭文字それぞれに英単語をあてはめ、観察、調査、作業を通して、独創性をもって研究、製作し、継承していくことを表現しています。
さらに、その成果が地域(国内外)に貢献できるテーマ選びとなることを願っているものです。

  • 観 察「O」observation
  • 制 作「M」make
  • 作 業「O」operation
  • 継 承「S」succeed
  • 調 査「I」investigation
  • 研 究「R」research
  • 独創性「O」originality

 

特色ある教育活動

幅広い知識と教養に裏付けられた
「知」の高度化による科学的素養の育成

読書活動 『読書100選』

6年間で本校が指定する100冊の本を中心に読むことを勧めます。ビブリオバトルや読書会を行い、幅広い視野と教養を身につけます。

中学校全校読書会

図書情報委員を中心に、中学生全員が、学年やクラスの枠を超えて32の会場に分かれ、意見交換をします。普段は関わりのない先輩、後輩、先生とも同じ一冊の本を読んだ者として交流します。

 

「探究活動」を核とする
教科横断型カリキュラム開発

データサイエンス類型の設置

データサイエンス力を身につけたい人のために「データサイエンス類型」を設置しました。
創造グローバル(CG)コース、創造サイエンス(CS)コースどちらのコースからも選択することができます。
将来のデータサイエンティストの育成をはかり、未来社会を生き抜くことのできる女性を育てます。

データサイエンス類型 3つのカテゴリー

情報分野

  • 基本的な文書ソフト
  • データの種類
  • データセキュリティ

[ 情報 ]
ロボットを使ったプログラミング

プログラミング分野

  • プログラミングソフトの基礎
  • 教科横断型学習(国語・社会)
  • データの見方・考え方

[ MSタイム ]
ドローンの授業

統計学分野

  • 統計の基礎
  • 統計の応用(正規分布、推定、検定)

[ MSタイム ]
統計の応用(正規分布、推定、検定)

大学等との連携による国際性を兼ね備えたグローバル科学技術人材の育成

中高大合同 英語オラトリカルコンテスト

中学・高校・大学が連携して開催する行事です。中高では全員参加の予選を経て、学年代表を選抜していきます。発表を通じて英語力、人間力を身につけ、世界に羽ばたく人材を育てます。

 

オンライン英会話

全学年でオンライン英会話を導入しています。生徒一人ひとりに外国人講師がついて英会話をすることで個々の能力に応じたレベルアップができます。生徒たちも自分の成長を感じながら英語力を伸ばしていきます。

 

グローバルイングリッシュコミュニケーション系(GEC)

文系・理系に関係なく国際人を育てていきます。TOEFL iBT60点以上、英検準1級以上の取得を目指し、国際問題を考え解決する力、海外大学へ入学できる教養を身につけることを目指します。オンライン英会話トレーニング、模擬国連への参加、グローバルリーダー研修、短期留学などを計画しています。

芸術鑑賞会・講演会の開催

本校では、年に1度、真の芸術を全員で触れる機会として「芸術鑑賞会」を実施しています。
・令和 4年度 「能:高砂」と「狂言:附子」を鑑賞・代表生徒による能楽に使う楽器の体験
・令和 3年度 感染症に配慮し、実施せず
・令和 2年度 新型コロナ感染拡大により中止
・令和元年度 劇団赤鬼による「キャンディ遊園地」を鑑賞
・平成30年度 民族楽器の演奏から国際理解を深める「遙かなる大陸の旅」を鑑賞
・平成29年度 沢木順氏を中心とする元劇団四季の団員5人による「The Greatest Musicals11」を鑑賞
・平成28年度 日本の伝統話芸「落語」を鑑賞(出演:桂ざこば氏、桂米團治氏、桂ちょうば氏)
・平成27年度 「知覧のさくら」を鑑賞

このような総合芸術を鑑賞することで、鑑賞する楽しさや喜びはもちろん、情感や感性などが磨かれます。これらはすべて2500人収容可能な公江記念講堂で観劇・鑑賞します。

武庫川学院音楽教室

本校の音楽教室は学院創設者、公江喜一郎先生が「質のよい音楽に触れ、自らも演奏し、音楽を通して善美な情操を育むように」と創設されました。ピアノ、声楽、弦、ソルフェージュの分野があり、さらにコースに分かれています。主に武庫川女子大学音楽学部・専攻科を優秀な成績で卒業した先生方(二期会や演奏者、伴奏者、指導者として活躍しながら講師をされています)の指導を受け、武庫川女子大学音楽学部の教授・准教授等の高い指導も受けることが出来るシステムとなっています。将来音楽家を目指す人、教育者を目指す人にとっても大変価値があり、中・高のキャンパスの中で安心安全に学ぶことができます。

高大接続による教育活動

本校では、武庫川女子大学との高大連携を推進しています。高校2年生で武庫川女子大学の各学部・学科の教授陣による「出張講義」を受講し、高校3年生では、入学予定の学部・学科の「入学前教育」や大学で行われている「教養講座」を受講することで、高校教育における大学教育への意欲の高揚、入学予定の学部・学科で必要となる基礎的な学力や能力の育成、ハイレベルな視点からの教養の涵養をします。

入学前教育

高校3年生の3学期に、進学予定学部・学科ごとに大学担当教員が導入の講義を行います。これを受けて課題に取り組み、発表などを行います。この入学前教育によって、入学する各学部・学科で何を学ぶのか、また必要とされる基礎的な知識・考え方は何かなどの専門的な視点から学ぶことで、大学進学後の学習に向けた目標を設定することができます。

教養講座

大学で開講される教養講座のうちから生徒が自由に選択し、高校3年生が大学生とともに学びます。幅広い教養を得るだけでなく、高校生でありながら大学の授業を実際に経験することができ、武庫川女子大学・同短期大学部への進学意欲がいっそう高まることをねらいとしています。

特別授業

高校3年生の3学期に、進学予定学部・学科ごとのクラスに分けれ、それぞれの学部・学科で必要とされる基礎学力の向上や、大学での授業を踏まえた発展的な内容を学ぶ特別授業を行います。

大学教員による出張講義

生徒が将来の目的意識を明確にし、意欲を高めるため、大学で行われている最先端の研究から、話題になっているテーマを取り上げ、高校2年生に向けて講義を行います。

共通教育科目先取履修制度

武庫川女子大学では、履修すべき科目が大きく分けて3種類あります。それは、各学部・学科のカリキュラムにある「基礎教育科目」、「専門教育科目」、そして大学の学部・学科・学年に関係なく、興味や関心に応じて選択し、受講することができる「共通教育科目」のことを表します。本校では、この共通教育科目を高校生のうちに先取履修することができます。

多様できめ細かな指導を行い、学習や将来の目標が明確となる進路指導

  • 内部進学希望あるいは他大学進学希望の如何にかかわらず、外部模試を導入して、客観的な資料に基づく進路指導を行います。
  • 高校3年1学期末で内部進学者の見通しをたて、生徒及び保護者に連絡して、今後の進路指導に役立てていきます。
  • 高校3年1学期末時点で成績等が上位15%程度の生徒に対しては、武庫川女子大学と併願して他大学を受験することも可能になっています。
  • 大学への学力定着のための補習及び講習を長期休業期間中に10日~20日の期間で実施しています。
  • 平成30年度から「センター試験対策講座」を始めています。

キャリア教育

生徒の進路希望及び保護者のニーズにも対応できる進路指導体制を確立し、LHRを活用して、将来への進路を明確に考えさせる教育を進めています。