如月尽

如月や身を切る風に身を切らせ 
鈴木真砂女

今日で二月も終わりになります。振り返って、本当に寒さが厳しい日が続きました。今回の句は、それにぴったりの句を選んでみました。コートの襟を立てて歩いても、冷たい風が容赦なく顔にあたり、全身が凍っていくような感じでした。

そのような中にも、ふと気がつくと中庭には、白梅が開花し、春のたよりがきこえてきました。いよいよ、来月の3日には、74回生の卒業式を迎えます。今日は、その予行演習が行われました。そのあと、例年のように、卒業記念講演を実施し、高校3年生にとりましては、最後の行事といなりました。

先日教育関係者の方から、執筆を依頼され、寄稿したのですが、そのタイトルが、「女性が支える日本の教育」というものでした。すぐに次の新しい5000円札の顔になる津田梅子氏を思い浮かべました。現在の津田塾大学を創立され、日本の女子教育の先駆者といわれています。当時としても、現在においても、女性の生き方に勇気を与えてくれる存在です。執筆の機会によって、あらためて再認識した次第です。