中学2年GSツアー2日目

 中学2年GSツアーの2日目、午前中はトヨタ産業技術記念館を訪れました。トヨタ産業技術記念館は、トヨタ自動車の成り立ちや、トヨタ自動車になる前の織機を製造していた頃からの会社の変遷と技術の進歩を展示した博物館です。非常に広大な敷地に、昔の織機から初期の国産自動車、自動車のしくみを車の部分ごとに紹介した展示に、生徒たちは、どこから見ればいいか迷うようでした。前半の時間は、各自が興味を持った事柄にしぼって情報を収集し、後半はその集めた情報をグループで紹介し合う、班内プレゼンを実施しました。この研修形式は、SSH校で博物館見学などのときにしばしば用いられる研修方法で、短時間で全員が調べ学習をし、全員が発表できる研修で、今後の研究発表などに非常に役立ちます。生徒たちは、初めての研修方法に戸惑いながらも、何とか自分たちの成果を伝えようと、それぞれの工夫が見られました。これも、初めてにしては充分にその目的を達成でき研修であったと思います。

 中学2年GSツアー2日目の午後は、名古屋市科学館での研修でした。名古屋市科学館は、非常にたくさんのサイエンス関連の展示物がありますが、そのなかでも天文学に関する展示が充実した科学館です。まずはじめに館内の天文学に関する展示を自由見学し、その後、天文学の専門の学芸員さんに、本校だけに特別のミニ抗講義をしていただきました。おもに、日本が世界に誇るH3ロケットのお話で、ロケット開発までの苦労や世界に誇る日本ならではの技術、また、ロケットの可能性などもお話しいただきました。また、この後に見学した、これも世界に誇るこの科学館のプラネタリウムそのもののについてもお話しいただきました。講義後、全員でプラネタリウムを観賞し、半日どっぷりと天文学に浸りました。