高校2年 合宿研修~2日目午前~
高校2年宿泊研修2日目の午前の様子です。
2日目が始まりました。相変わらず激しい雨が降っており、本日の体験活動も内容を変更せざるを得ないものもありますが、元気に朝ごはんをいただき、8つのコースに分かれて出発しました!


① BIWAKO AQUA PONICS見学
水耕栽培でトマトを育てているBIWAKO AQUA PONICSに向かいました。水耕栽培を支える栄養ある水を作るのは、エビです。循環型農業の現場を体験し、学習しました。生徒たちも、興味深いお話に目を輝かせていました。




② 外来魚駆除釣り体験
外来魚釣り体験では、最初に琵琶湖で実際に漁業をされている方々からのお話を聞いた後、ホテルの前で釣り体験をしました。雨の中大変でしたが生徒たちは魚釣りを楽しみました。




③ 湖と苺狩り体験
説明を聞いたあと、約30分間苺の古い株を取る作業をしました。その後、20分間いちご狩りを楽しみました。





④ 三井寺森林修復体験
天台寺門宗の総本山でもある三井寺を訪問しました。
森林修復の体験は、残念ながら荒天のためできませんでしたが、山伏の長の役割を果たしていた三井寺のマスコットでもある「べんべん君」が出迎えてくれました。
中では、日本三大名鐘である三井の晩鐘を突かせていただき、貴重な体験をさせていただきました。また、総本堂である金堂では、三井寺の歴史や保蔵されている国宝などについてご講義いただきました。
森林修復の縁となっている金堂の檜皮葺についても学びました。その後、「森の中の宝もの」と称して、土づくりの内容について可愛らしい紙芝居や実験を交えてお話いただきました。生徒たちは興味深いお話や、普段見ることのない文化財の数々に、感銘を受けていました。







⑤ 刺し網漁の見学
あいにくの雨でしたが、予定通り造船所、刺し網漁の見学をすることができました。
遊覧船のデッキから刺し網漁を見て、同時に今どのような作業をしているのかなどの説明も聞く
ことができました。悪天候の影響もあり、本日の漁獲は0匹でしたが、漁師さんの苦労もよく感じら
れました。




⑥ 滋賀焼き物体験
琵琶湖の水をイメージした青色を入れた焼き物です。
様々な釉薬を混ぜ合わせることで、美しい青になるという説明を受け、生徒たちは思いおもいのアイデアを入れて作成しました。
この後、窯元の方に焼きを入れていただき、世界に一つだけのマグカップが届く予定です。




⑦ 比叡山トレッキング
「比叡山トレッキング」…の筈が、まさかの大雨警報。 予定を「防災工作」「葦(よし)紙笛づくり」に変更しての実施となりました。
前半は、洪水の時には、長靴ではなくスニーカーでないと歩けないこと、折り畳み傘ではなく長い傘が杖の代わりになって足元の安全を確認できるということを学び、次に、災害支援物資の搬送で要らなくなった段ボール箱を使って頑丈な椅子を作成することを体験し、さらに、これを並べるとベッドさえも作ることができるということも学びました。後半は、琵琶湖についても学び、最後の締めくくりとして、水の浄化作用もある「葦(よし)」を使った「ヨシ紙笛づくり」を体験し、完成後、実際にみんなで吹いてみました。楽しみにしていたトレッキングの「中止」の連絡を聞いた時はみんなガッカリしましたが、すぐに気持ちを切り替えて、次のことに前向きに取り組んだことで、充実した楽しい経験となりました。このことは、取り組む姿勢次第で得るものが大きくなるという、思わぬ貴重な体験となりました。




⑧ 養鶏場で食について学ぶ
楽農舎なごみの里観光農園で取り組んでいる地域の企業から出る産業廃棄物を活用して行う、環境に配慮した循環型農業について講話をいただきました。
楽農舎なごみの里観光農園では鶏糞が肥料として農業に活用されています。これは外国産飼料で養育していない動物の糞を農業に活用するためだそうです。講話の後はこの養鶏場で育てられているごとうもみじという品種の鶏の卵を収穫させていただきました。地域の「もったいないもの」を活用した農業について学習し、養鶏場で普段なかなか見ることのできない鶏の飼育の様子や、卵が食卓に届くまでの過程を学ぶことができ、とても貴重な体験になりました。



