キャリア教育 1学期

今年度より木曜日7限のLHRを使って、学期に1度リクルートの方にお越しいただき、キャリア教育に取り組んでいます。
新コースのコンセプトは「SOAR 飛び立とう 行き先は自由。中・高から大学、そして社会へ 一生を見通したキャリア教育で、自らデザインした未来へはばたく」です。
人生100年時代と言われる現代を生き抜く人を育てるために、本校ではキャリア教育の構築にも力を入れています。
キャリア教育は、とても大切なことなので、コース関係なく、今年度より全学年で取り組むことにしました。

中学1年 6月20日(木)

中学校へ入学したところではありますが、これからの進路を考えるために、まずは自分の興味のあることから考えていく活動が始まりました。
はじめはざっくばらんに周りの生徒たちで声を掛け合い、自分のアイデアを共有していましたが、なかやかパッと浮かばない生徒もいました。
そこで、与えられているワークシートに書いていく活動になり、生徒たちが取り組んでいる間、リクルートの講師の方が各クラスを巡視すると、生徒たちは嬉しそうに反応していました。
生徒たちはワークシートへの書き込みを終え、インタビュー形式で、自分たちが書き込んだ内容を共有しました。
ただ共有するだけでなく、「なぜその答えなのか?」と理由を掘り下げるようにしました。
最後に「自分と似ているものがあった人!」「友達の意外な1面が知れた人!」と尋ね、まとめとして、自分の興味に合うものや、やりたいことは何かなんて、まだまだ知らないことの中にあるかもしれないので、いろいろなことを知ろうとすることを勧めてくださいました。

中学3年 6月27日(木)

中学3年では「過去の自分から 未来へとつなげていこう!」をテーマに、ワークシートを活用しながら自己分析に取り組みました。
これまでの生活で、不思議・疑問・興味を感じたことを思い返し、過去から現在までの自分の関心事を考え、それぞれに「なぜ、そうなのか?」を自分で分析しました。
その後、周りの生徒たちと情報交換し、自分の興味・関心事や「なぜ?」が、どのようなカテゴリーに分けられるのかを考えました。
そして、「過去の自分」を掘り下げて、進路とのつながりを考えました。

高校1年 6月27日(木)

あらかじめ受けた「スタディサプリ 適性診断」の結果が、いよいよ届きました。適性診断の結果が一人一冊の冊子にまとまっており、生徒たちは興味津々でした。
この結果を見るにあたって、「ここで示されているものは、なるべき職業を表しているわけではないこと」、「今の興味・関心の分野に、どんな仕事があるのか、それに基づいた進学先例はどこなのかを示していること」を諸注意として受けています。
結果表をここに読み解き、結果表と普段の自分と照らし合わせて、当てはまるエピソードなどを書き、周辺の生徒たちと意見交換しました。
また、「キミの仕事適性154」や「キミの学問適性80」から自分が気になった仕事・学問をそれぞれ3つ選び、どのような点が気になったのかも含め、ワークシートに沿って書き出しました。
世の中には約17,000種類以上の仕事があることを学びました。
みなさんがこれからどんな社会人へと成長していくのか楽しみですね!

高校2年 6月27日(木)

「今後のキャリアと学部学科について」をテーマに、「職業環境と社会で求められる力」について、「高校生の意味合い」について、そして「学部学科」について、お話しいただきました。

今後10〜20年で47%の仕事が自動化される可能性が高く、労働環境は今後大きく変わる可能性があります。
そのように言われながらも、生きていくためには働かなければならず、現在就職活動に励んでいる人たちのよくある誤解について教えていただきました。
社会で求められる力や、今を生きる企業の組織体制を教わり、高校生とは社会に出る準備期間であることを学んだ後、生きていくために自分がどのように学部・学科選びをしていくべきか、考える時間をもちました。
スタディサプリを通じて、大学の資料請求方法を教わり、生徒たちが夏季休暇中にしっかりと自分の進路について、考える時間を過ごしてほしいと思います。

高校3年 6月27日(木)

「働くことの意義」とは、自己実現や社会への貢献であることを教えていただきました。
しかし、それらをどのように見つけることができるのかが、高校生にはなかなか想像できません。そのため、さまざまな例を挙げながら、具体的に教えていただくことができました。

「これから大切にしたい考え方」として「アントレプレナーシップ」と「クランボルツの計画的偶発性理論」の紹介をしていただきました。
アントレプレナーシップは、学校教育の教育カテゴリでもよく耳にします。これは、起業家を育成するためだけのビジネス教育とは異なり、自ら枠を超えて行動を起こし、新たな価値を生み出していく精神のことを言います。それぞれ具体的な例を挙げながら、わかりやすく紹介してくださったため、高校3年生は進路に関わる定期考査直前ながらも、しっかりとした姿勢で話を聞いていました。