「トビタテ!留学JAPAN」事後研修会が東京で行われました。

10月21日(土)、文部科学省の官民協働海外留学支援制度、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム[高校生コース]」第3期派遣留学生事後研修が新宿で行われ、本校からはネパールでボランティア活動をしてきた、南さん(高3)が参加しました。
研修は10:00~18:00で実施され、プログラムは分単位で、内容は研修進行担当された方の言葉をお借りすれば、「バームクーヘン」のようにびっしりと詰まった研修でした。
研修は留学中の体験を仲間に話す、「留学の振り返り」から始まり、3~4人のグループでその体験をお互いが共有。最後に留学体験を模造紙に描いて、今後のエヴァンジェリスト活動(トビタテ!留学JAPANに応募する人を増やす活動)の準備をしました。そして最後に、今後の10年後など将来の目標設定を「~をする!~になる!」と断定する言葉で一人一人が宣言しますが、「日本の病院で院内ボランティアをします!」と宣言した生徒がいました。
宣言だけを聞くと普通のありふれた言葉です。彼女はアメリカで医療ボランティア活動を学びたくて留学しました。しかし、病院で活動をする予定が図書室の本の整理をするように指示され、アメリカまで来て書籍の整理をする自分に落ち込みましたが、自分で交渉して老人ホームで活動できるようになりました。彼女が研修の休憩時間に話してくれました、「私には心臓に障害を持つ姉がいます。姉は現在、外出するときには酸素ボンベを持って移動し、家でも酸素ボンベを使っています。高校生の時はボンベなしで、高校へ電車通学していましたが、しんどくて電車の優先座席に座っていると、(外見は普通の高校生なので)なんで高校生が座っているんだ!と毎日怒られていました。酸素ボンベを持っていれば外出できるのですが、外出を嫌がります」。
全国から高い志(こころざし)を持って集まった高校生が刺激し合える、素晴らしい研修でした。