中学3年サイエンスツアー

1日目

中学3年生SSコースは関東方面にサイエンスツアーに行きました。
初日はJAXA筑波宇宙センターで研修しました。宇宙飛行士の訓練施設を見学、その後、人工衛星や国際宇宙ステーションきぼうの運用、利用について学びました。
夜にはJAMSTECで毎年講義をしてくださっている木戸ゆかり研究員がわざわざホテルまで来てくださり、地球深部探査船ちきゅうや有人潜水調査船しんかい6500が調査していることやそこで働いている人、また女性研究者についてお話ししてくださいました。

生徒の感想です。筑波宇宙センターで宇宙で行われている実験や、用いられている技術を視覚的、感覚的に理解できたことで、ここから直接宇宙につながっているのを知り、現在宇宙で行われていることをよりいっそう身近なものに感じるようになりました。


2日目

 

2日目、午前中は上野にある国立科学博物館で見学しました。2時間では、とても時間が足りないくらいで、生徒も非常に楽しんだようでした。日本のこと、生命の成り立ち、化学、物理など様々なことを学びました。午後は国立極地研究所を訪問しました。ここではオーロラ、大気・氷、昭和基地、岩石・隕石、生物の展示があり、地球環境について学ぶ展示もありました。

生徒の感想
国立極地研究所で、観測隊員が実際に使用している防寒服を着ることができました。防寒服はとても重く、それを着て作業することは大変なことなんだと感じました。南極という過酷な環境で地球について知ることがいかに大変なのかを少し体感することができました。

3日目

 

最終日は、まずは富士山五合目まで、バスで行きました。生徒は世界遺産である富士山を堪能していました。午後はリコー環境事業開発センターに訪れました。まずSDGsについて学び、次にリコーが環境対策としてどのようなことを行なっているか講義を受け、その後工場を見学しました。


中学最後のサイエンスツアーは「地球環境と先端科学」がテーマです。このツアーを通して改めて宇宙の中にある地球とその自然について学び、生物が住みやすい環境とは何か考えることができました。

生徒の感想
今回のサイエンスツアーは「環境」を大きなテーマに据えて、宇宙や深海といった私たちを取り巻く環境を知ることで自分たちがどのように生き、どのように環境を守ることができるのかを改めて考えることができました。ツアー中に女性の研究者の方々の話を聞いて自分の将来の判断材料に加えることができました。今回のサイエンスツアーは急な予定変更もありましたが、有意義なものであったと思います。