フィジーからのメール

 

フィジーにあるThe University of the South Pacific (南太平洋大学)のAssociate Professor (准教授) Kanemasu さんからメールが届きました。彼女は中高の卒業生で、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための機関、UN Women(国連女性機関)の委託研究も行っています。日本のコロナ感染拡大を心配してメールしてくれました。

「日本ではコロナ感染拡大で本当に大変な状況のようですね。毎日ネットニュースで確認していますが、暗いニュースが多く大変心配です。
こちらでは18人の感染者が出ましたが、最初の感染者が出た時点で国が封鎖され、全ての国際線のフライトが停止されました。今後も少なくとも6月末までは封鎖状態が続く予定です。日本には帰れませんが、フィジーではここ3週間にわたって新規の感染者がひとりも出ていないので、ウィルスはある程度抑えこまれているのではないかと思います。重症者もひとりも出ておりません。そういった意味では、感染そのものに関しては日本よりも安全かと思います。ただ、観光産業に頼る途上国であるため、経済的な打撃は計り知れません。貧しい人が多いので、気の毒でなりません。
外出自粛は精神面や身体的にもいろいろな影響が出ているようですね。どうかご自愛ください。フィジーでも外出自粛しておりますが、こちらは感染拡大がおさえられているせいか、人々も明るく朗らかなことに助けられています。
医療関係者や店舗で働く人々は本当に大変な思いをされていますから、それを忘れずに私達もできることを続けていきたいですね。」

メールの最後に「中学で英語を学ぶことの楽しさに目覚め、今の研究者としての素地になったことを添えて頂けますとうれしいです。」と書いてくれていました。彼女は毎日、英単語をしっかり覚えた生徒でした。生徒の皆さん、自宅学習と言う状況ですが、私達もできることを続けていきましょう。