探究心を持って ~関西大学オープンラボ~
冬紅葉冬のひかりをあつめけり 久保田万太郎
冬の日差しがしだいに淡くなっていく中で、落葉樹の輝きにその暖かさが感じられる句と思います。今年もあと10日ほどになりました。このほど、関西大学との連携で始まったオープンラボが修了式をもっておわりました。
関西大学システム理工学部との連携がはじまったのは、10月18日からになります。第1回は、ゲームでプログラムを体験するという内容で、JAVA言語を学習しました。第2回は作成されたプログラムの内容を用いて、そのプログラムの仕組みを理解しました。第3回は、各自が考案したプログラムを作成し、その後、組紐のパターンでセンサー反応の指向性を変えることを学習しました。第4回は組紐センサーのデータを表示するプログラムを使用し、組紐を使ったデータ測定を行いました。組紐センサーでサッカー大会を行い、大いに盛り上がりました。最終回は各自の成果発表を行い、田實教授から修了書をいただきました。成果発表会では、生徒一人一人の創造性あふれる作品が披露されました。研究というのは、まず面白いと思うこと、楽しいということが大切であるということが印象に残っています。生徒は、何かのきっかけで興味を持つことになります。今回の経験は一つのことに懸命に取り組むことの楽しさを実感したと思います。これからはこの経験が探究心につながることを期待しています。あらためて、骨身を惜しまずここまで生徒をご指導いただいた関西大学システム理工学部の先生、大学院生の方々に厚く御礼申し上げます。