短期交換留学(フィンランド派遣)中間報告②

 8月15日(金)からフィンランドのガウディア校(Lahden lukio Gaudia)で研修中の、派遣生徒から、前回の1週間目の報告に続き、2週間目の報告が届きました。今回の報告は、高校3年生の野口さんからです。現地で体験したことが日々綴られ、充実した毎日であることがわかります。

2025年8月23日(土)
今日は森の中でキャンプをしました。フィンランドの森には誰でも自由に使えるキャンプ場のような場所があり、無料で楽しむことができます。木の棒にパン生地を巻き付けて焼いて食べるという、日本ではなかなかできない体験がとても新鮮で面白かったです。
8月24日(日)
今日はムーミンランドへ行きました。本当に絵本の中に入ったような世界でとても楽しかったです。その後はホストマザーの昔住んでいた町へ行き、地元で有名なカフェにも連れて行ってもらいました。お茶がとても美味しく、素敵な一日になりました。

8月25日(月)
今日は学校から帰ると、夕食にフィンランドの伝統料理「マカロニラエティコ」が用意されていました。ラザニアに似ていてとても美味しかったです。その後はヘルミ(ホストシスター)たちと服屋さんに行きました。シンプルなデザインが多く、日本との違いを感じました。値段は基本的に高めでしたが、セール品は驚くほど安くて楽しかったです。

8月26日(火)
今日は学校が終わったあと、犬のシースーと少し遠くの森まで散歩に行きました。道は険しかったですが、まるでアスレチックのようで面白く、自然の中で体を動かせてとても気持ちよかったです。

8月27日(水)
今日は学校にパジャマで登校できる日で、多くの生徒がラフな服装をしていてとてもユニークでした。放課後にはヘルミのおばあちゃんが訪ねてきて、一緒にシナモンロールを作りました。とても優しくて、一緒に過ごす時間が楽しく、美味しいお菓子も食べられて嬉しかったです。
8月28日(木)
今日は学校で「トーガ」というイベントがあり、みんなでギリシャ・ローマ風の衣装を着て過ごしました。日本にはない文化でとても興味深かったです。放課後にはヘルミと森の中をランニングし、澄んだ空気の中でいい運動になりました。

8月29日(金)
今日はアートの授業で美術館に行き、現代アートを鑑賞しました。とても考えさせられる作品が多くて面白かったです。その後はホストファミリーの祖父母に会いました。フィンランド語しか話せないので大変でしたが、日本語を覚えてくれていたのがとても嬉しかったです。夜には電車でヘルシンキに行き、チケットをスマホで買えたり、椅子が固かったりと日本との違いを感じました。

8月30日(土)
今日はヘルミの友達が家に来て、一緒にお菓子作りをしました。作ったのは「モカパラート」というチョコブラウニーのようなケーキで、上にチョココーヒーのアイシングをかけて食べました。とても甘かったですが美味しかったです。その後は近くのお祭りに行き、観覧車や「グラビトロン」という円筒形の乗り物に挑戦しました。強い遠心力で壁に張り付く感覚が新鮮で、日本では体験できない楽しさでした。

ガウディア校の内外で、またホストファミリーと素晴らしい体験をしている様子が伝わってきます。派遣生の二人は9月4日に帰国します。フィンランドでの研修を、元気で最後まで充実したものにしてください。