おばあちゃん、今年は「栗きんとん」を作るよ!

高校1年生、2学期最後の家庭科調理実習は「おせち」実習です。平安を願う「紅白なます」、赤が魔除けで白が清らかさを意味する「紅白かまぼこ」、五穀豊穣を願う「田作り」、黄金色に輝き豊かな1年を願う「栗きんとん」、山の幸を中心に家族が仲良く結ばれることを願う「にしめ」、年神様にお供えした餅を使う「お雑煮」などを実習していました。

一つ一つに大切な意味が込められている「おせち」です。調理実習で大切な料理の意味を授業で伝えます。お正月に家族で一緒に「おせち」を作り、食べることによって、普段の食事の用意をしてくださっているお母さん、おとうさん、おばあさん、おじいさん、家族みんなへ感謝の気持ちを持ってもらいたいと思っています。素敵な時間を過ごしてもらいたいと願っています。

紅白なますを作っている生徒は優しい手をしていました。きれいなウサギの「紅白かまぼこ」を作った生徒は「家で練習してきました」と、食事をしていた生徒の一人は「年末におばあちゃんの家に行きます。栗きんとんを今年は作ってみます」と笑顔で話してくれました。私たちが「こんな生徒になってほしい」と願っている姿を見ることができました。