第1回 運営指導委員会

葉の裏に ひぐれの暗さ かたつむり 
加藤楸邨

連日サッカーワールドカップで日本中が盛り上がっています。昨晩から今朝にかけて、決勝トーナメントをかけてポーランドとの試合が行われました。負けはしましたが、なんとか決勝進出を決め、ほっとしているところです。

さて、去る6月23日(土)、本年度のSSH第1回運営指導委員会を実施いたしました。この運営指導委員会の委員は、学外の方で学識経験者の方及び武庫川女子大学で日頃から高大連携授業でお世話になっている方で構成しています。まず、開会にあたり二つのことを話をしました。一つは、SSHを運営していく組織として、新たにアカディミア探究部を校務分掌に位置づけたことです。この部は、SSHの推進のみならずCGコースの内容、とりわけ総合的な学習の時間について、検討を行い、学校としての教育実践につなげていく目的で設置しています。また、二つ目には、このたび科学交流支援として国の補助を受けることができたことです。具体的には、本校のこれまでの事業に加え、本学院が健康寿命日本一をめざし、丹波市との協同事業締結に伴い、本校と柏原高校との連携により、食育の分野で研究交流を行うことになりました。これまでのSSHの取組が、より充実したものになっていくと思います。SSコース及びCSコースの授業を参観していただいたのち、丁寧な指導助言をいただきました。これからのSSHのありかたとして、多様性の視点を盛り込んだ内容が必要になってくるということ、力学を見える形としてロボットを使って理解していくことや情報科学を進めていくこと、アンケート調査をベースにさらに開発していくこと、iPadを使ってさらに双方向の授業でフィードバックを行い、理解を深めること、日常生活の中で起こっている問題をサイエンスとして取り込むなど貴重な助言をいただき、本当にありがとうございました。