第1学期終業式を終えて
白馬駈け降りるごとくに滝の水
鷹羽狩行
鷹羽狩行
連日猛暑が続いています。滝の水が落ちるさまを白馬が駈け降りるというたとえで表現したすばらしい句だと思います。今日、終業式を迎えました。この1学期は振り返ってみると、後半には、大阪地震、そしてこのたびの西日本豪雨と、続けて自然気象による災害が起こりました。特に西日本豪雨による被害は広範囲で多くの死者をだすほどに至りました。まだ復旧に向けて道のりが遠いともきいています。このような自然による脅威は、いつ起こるか予測できないため、その現状に対して何ができるか、すばやい判断が求められます。しかし、私たちはその自然と共生して生きていかなければなりません。一方、また私たちは、社会と向き合って生きていかなければなりません。それは、自然の脅威と向き合って生きていくことと同じくらい大変なことではありますが、私たちはその備えを十分していくことは可能です。そして、社会で生きていくということは、その備えをしていかなければなりません。それが私は勉強する意義であると考えています。夏休みを前にして、改めてそのことに思いを致し、自らの方法で学びを深めてほしいと願っています。今日の午後は、この夏海外研修に出かける研修団の結団式を行いました。一つは高校3年生SEコースのニュージーランド研修、二つ目は第33回中学海外英語研修をアメリカで、さらに第32回高校海外英語研修をオーストラリアで実施します。写真はいずれも昨年の模様です。