本校のSSH
本校のSSHの取組と特徴
2019年4月より第3期のスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けました。この第3期の研究開発テーマは「『未来世代への提言』を目指し、女性の科学技術人材を育成するプログラムの開発」としました。具体的には、3つのプログラムとSSH事業すべてにわたる評価システムの構築により構成しています。
プログラム1 「幅広い知識に裏付けられた『知』の高度化による科学的素養の育成」
このプログラムは、すべての生徒対象に、持続可能な開発目標(SDGs)に沿った一貫性・系統性のある探究活動を行います。
プログラム2 「教科横断型カリキュラムの開発」
このプログラムは、教科を中心とした教科横断的なカリキュラムを研究するもので、とりわけ「思考力」「読解力」「対話力」を重視した教材の開発を目標としています。
プログラム3 「グローバル科学技術人材の育成」
このプログラムは国際性を涵養するとともに、高大連携、他大学連携、海外連携を通してさらに高次の科学技術人材育成を目指すものとなっています。
今、私たちは、膨大なデータに溢れた社会の中で生活しています。すでに情報革命が急速に進み、第5世代の移動通信システム(5G)、それは第4次産業革命とも呼ばれる時代へと移行しつつあります。このような社会の中にあって、次世代を担っていく科学技術人材には、思考力、判断力、自らの考えを発表できる表現力等の基礎の上に、データを収集する力、データを分析する力なども求められていきます。そして、今後社会が持続可能な社会となっていくためには、何が課題であるのか、それを見つけ出す力、課題を設定する力、それを解決していくために他者との協働で問題を解決する力等も必要になってきます。そこで3つのプログラムにおける。以下の各事業の推進により、これらの力を総合的に身につけ、社会を生き抜くたくましい女性の育成を目指します。
プログラム | 研究開発の事業内容 | 重点的に育む力 |
プログラム1
幅広い知識に裏付けられた「知」の高度化による科学的素養の育成
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読書活動の積極的推進 | 国語力・読解力等 |
持続可能な開発目標(SDGs)に沿った一貫性・系統性のある「探究活動」による『探究力』の育成 | 思考力・読解力
対話力等 |
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「MSomosiroツアー」の実施 | 課題設定能力
協働的問題解決力等 |
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プログラム2
「探究活動」を核とする教科横断型カリキュラムの開発 |
「探究活動」との関連で構成する学校設定科目等における教材開発 | 思考力・読解力等 |
「EdTech」を活用した教材開発
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思考力・対話力
協働的問題解決力等 |
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プログラム3
大学等との連携による国際性を兼ね備えたグローバル科学技術人材の育成 |
国際性の涵養 | 英語力・協働的問題解決力・創造力等 |
データサイエンス類型の設置 | データ収集力・分析力等 | |
高校・大学・企業との連携による高度な探究活動 | 協働的問題解決力等 | |
高校生の海外研修と海外交流 | 課題設定能力
協働的問題解決力等 |
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プログラム4
各教科及び探求活動におけるルーブリックの作成と検証評価 |
(1)~(4)の各プログラムにおいて、育成すべき力についてループリック評価を行う。 |