『深呼吸してみよう』
~ロウソクをイメージして~


長い自粛生活が一区切りして、日常が戻りつつありますね。
思いがけず生活の幅が狭まった、刺激の少ない日を長期間過ごしました。学校生活はほぼ元通りになったけど、なんだか身体がしんどいな、気持ちがしんどいな、なんだかがんばれないなと感じている人もいるのではないでしょうか。

こころと身体を健やかに保つには、自律神経(交感神経と副交感神経)がバランスよく働いた状態である事が大切です。「ウサギと亀」の話を例にします。カメに追い抜かれたことが分かり慌てて走るウサギは、交感神経が活発になっていて緊張モードにあります。一方、亀に追いつかれることはないと安心して一休みするウサギは、副交感神経が活発になっていてリラックスモードです。自律神経のバランスがうまくいかないと、寝る時間なのに妙に頭がさえて眠れないとか、何か発表する時に緊張しすぎて力を発揮できないということになります。でも、「いまリラックスしたいから副交感神経を活発にしよう」と思ったこと、ないですね。そう、自律神経は自分の意思に関わらず働く神経です。

でも呼吸は、自分の意思で自律神経のバランスを調整できる方法です。緊張したり不安になったりすると、浅い呼吸になりがちです。そのとき、意識的に深く息を吐くと自律神経のバランスをとることができます。

イメージを持って深呼吸すると、取り組みやすいと思いますので一例を紹介します。寝る前や緊張した時などに試してみて下さい。身体がリラックスできると睡眠の質もあがりますよ。質の良い睡眠が適度に取れると、体調もよくなり、免疫力も上がります。また、授業での発表などの緊張する場面では、イメージを持って深呼吸することで過度の緊張→適度な緊張にし、より実力が発揮できると思います。試してみて下さいね。

~ロウソクの火を吹き消そう~

ロウソクを持っているって想像できるかな。長く息を吸いこんで、
ロウソクの火にゆっくり、ゆっくり息をふきかけよう。

炎がゆらゆらとゆれるように、ゆっくりゆっくりふきかけるんだ。
吹き消さないようにね!

息を長く吸って、ゆっくり吐いて。

長く吸って。ゆっくり吐いて。                            

今度は長く吸ってから、ロウソクを吹き消してしまおう。
フーーーッ
          「子どものためのマインドフルネス」

☆なんだか気持ちがどんよりする、心配なことや不安なことがある人はカウンセリングルームでお話しすることもできますよ。
★カウンセリングルームへの申込方法(くわしくはパンフレットを見てください)
カウンセリングルーム1(科学館1階)の掲示板にある「面接予約表」を見て来られる日時に○印をつけてください。
担任の先生を通して、申し込んでもらうことも可能です。
*相談場所 カウンセリングルーム1(科学館1階) カウンセリングルーム2・3(記念体育館1階)
★お電話でも受け付けています。
学校の代表番号の0798-47-6436に電話して、「カウンセリングルームに」とつないでもらってください。
他の相談が入ったりしてすぐつながらない時は、連絡先を伝えて頂いたらこちらからお電話しますね。

★学校が始まりますが、少しずつ無理のない範囲でやっていきましょうね!