武庫川フェスティバル
あじさゐの毬は一つも地につかず
上野(うえの)章子(あきこ)
上野(うえの)章子(あきこ)
紫陽花の句も多くありますが、今回の掲出句は、私の好きな句を上げさせていただきました。しだいに毬が大きくなり、大きくなるにつれて色の変化も楽しめる紫陽花は、6月の代表の花だと思います。そして、毬が重くなり、垂れ下がっていくけれども地面にはつかない、この何ともいえないバランスを詠んだすばらしい句であると思います。今年は、天気が続き、まだこの地域は、梅雨入り宣言がないおかげで、6月22日、23日の「武庫川フェスティバル」がよい天気に恵まれました。今年は、武庫川学院創立80周年、そして令和元年という記念すべき「武庫川フェスティバル」となりました。今年度のテーマは「Reboooooorn」(リボーン)、「o」を6個並べることで、6学年を表し、新しく生まれ変わった武庫川というコンセプトに、新たな気持ちを込め、新しい武庫川をみてほしいという強い心意気をこめこのテーマとなりました。オープニングでは、80年前の制服、上はセーラー服、下はもんぺ姿であったということで、その服装の再現をさせていただき、私自身が記憶に残るフェスティバルとなりました。写真は、このたびのテーマをモチーフに、作成したモニュメントです。上の写真が、未来をイメージしたモニュメント、下の写真が過去をイメージしたモニュメントになっています。来場者数が4000名余りとなり、盛況のうちにフィナーレを迎えることができたことを感謝申し上げます。