SSH令和2年度第1回運営指導委員会開催

雨の日は雨の明るさ半夏生 
後藤比奈夫

半夏生というのは7月1日、2日頃のことで、一説には、集中豪雨のような雨が降る時期ともいわれています。昨日から今朝にかけて、九州地方で記録的な大雨に見舞われています。新型コロナ感染についても油断することなく感染予防に努めていかなければなりませんが、これからの時期は大雨等による自然災害にも警戒していかなければなりません。写真は雨上がりの校庭です。

そのような中、昨日SSH事業の令和2年度第1回運営指導委員会を実施しました。大学の先生方からの助言の大半が、コロナ禍の中での教育のあり方について言及されました。印象に残っているのは、大きく二つに分かれたと思います。一つは、これまでオンラインでの授業について、試みようとして実現しなかったが、オンライン授業のみでしか学習機会がないという状態で、思った以上にその効果があったということです。もう一つは、画面のみの学習、それは平面での学習であって、リアルである立体としての学習にはならないところに問題があるといった指摘がありました。総じて、オンライン授業の可否についての議論に終始した感がありましたが、データサイエンスの設置については、まさにコロナに関するさまざまデータをどのように見るか、非常に大切なことでその目を養っていくことは大切であるということでした。写真は、運営指導委員会での公開授業の一コマです。高校1年生の物理の実験で、ミリカンの油滴実験を参考にして、物体の質量を求めるもので、生徒たちは嬉々として取り組んでいました。