『緊急事態宣言時のストレスへの心のケアについて』

~こころをいたわりましょう!~

春が来て学校が始まるという時に、緊急事態宣言が出て、仕事や日常生活の制限、ご息女やご家族と長時間過ごすなど、普段とは違う生活で戸惑ったり、疲れておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。このようなストレスフルな状況下、自宅待機など長く続くと、「不安になる。怒りっぽくなる。イライラする。淋しくなる」等といった感情や反応が生じる可能性が指摘されています。
(日本赤十字社2020 http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200327_006138.html

 

子どもも大人もこのような感情や反応が出てくることは自然なことです。イライラして喧嘩が増えたり、ふさぎ込んだり。身体症状で出てくる場合もあります。睡眠は取れているか、食欲やお通じはどうかなど、日常生活に気を付けることも必要です。ご息女の様子がいつもと違うということがあれば、ストレスが大きくなっている可能性があります。いつもよりこまめに声をかけたり、話を聞いてあげたり、好きなおかずを作ってあげるなど、保護者の方が気にかけていることがご本人に伝わることで、落ち着くことも多いです。中高生になっていても「一緒に寝よう」などと言ってくることもありますが、はねつけず、できればどんな気持ちなのか聞いてあげることが子ども達の安心につながると思います。
同時に、保護者の方はご自身のことを後回しにしてしがちですが、少しの時間でも、毎日ご自身のストレスや気持ち、体調についても気を配り、いたわりましょう。

1. 好きなこと、楽しいことができる時間を確保しましょう!

時には空を見たり、深呼吸したり、軽くストレッチ運動をしたり…好きなことや心地よいことをする時間を少しでも確保しましょう。
今制限されている中で頑張っている自分を、褒めていたわりましょう!

2. 家事が大変な時、家族に手伝って貰ったり、一緒にしてみましょう。

一緒にすることでストレスに思うことがあるかもしれませんが、これもご息女の成長の機会と捉えてもいいかもしれません。また、いきなり任せるのが難しいようでしたら、一緒に横並びでやってみましょう。普段面と向かっては話せないようなことが話しやすくなることもあります。

3.ご家族や、友達など周りの人(メールや電話などで)と話をしましょう!

話をする中で、イライラが収まったり、自分の気持ちを客観的につかめるようになったり、感情的にならずに済むことがあります。

★いろんな気持ちを抑えてしまうとかえってしんどくなることがありますので、表現する場も大事です。
子育てやご息女にまつわることで、ご相談したいことがございましたら、カウンセリングルームにご連絡下さい。
電話0798-47-6436(交換が出ますので、「カウンセリングルームに」とおっしゃってください)

*家庭教育講座案内

2020年4月21日(火曜) 13時30分~16時30分
個別相談を行います(お電話での相談も受けています)