『こんな時だからこそ、自分を大事にしましょう!』
せっかく春が来て、綺麗な花が咲いたり、いろんなイベントを楽しみにしていたりしていたのに、いろんなことが中止になったり、外に出られなくて、とても残念な気持ちでいる人も多いと思います。
今回は、学校やクラブに行くことができない。自由に外出できない。このような状況が長く続くとどういう気持ちになるのか、どう対処していったらいいのかについてお話します。
まずは、長く家にいると、こんな気持ちになっていませんか?
- 自由に生活できないことに対してイライラする。腹を立てやすくなる。不安になる。
- 友達や周りの人と会えないことから淋しくなる。孤独を感じる。
- 自分の体調や勉強が心配になる。
- ずっと家の中にいるので、気持ちがしんどくなる。
- 自分が病気に感染すること、させるのではないかと思うと不安になる。・・・など。
私たちは今、これまでに体験したことのないような状況の中で、大きなストレスを受けています。
そんな時にこのような反応が出ることは自然なことです。また、こういったストレス反応は人によって感じ方や出方、タイミングも違います。「自分が弱いからだ」とか「周りと感じ方が違う」などと、自分を責める必要はありません。
★こんな時だからこそ、次のようなことをヒントに自分を大事にいたわってあげましょう。
1、生活のリズムを整え、十分な睡眠や食事をとりましょう。
外で散歩したり運動したりするのが難しい時は、お手伝いしたり、掃除をしたり、ご飯の準備をしてみるのもいいかも知れません。掃除で普段使わない筋肉を使ったり、「何を食べようかな」などと頭を動かすことが良い睡眠にもつながります。また栄養や休養を十分摂ることで、ウイルスに対抗する免疫力もあがります。
2、楽しいことやリラックスできることを見つけよう。
好きな音楽を聞いたり、絵を描いたり…。あまり外に出られないなら、一日に一度は外を見て深呼吸する。また、「笑いやユーモアは免疫力を上げるのでは」という研究もされています。これを機会にYouTubeで落語を見てみるなども良いかもしれませんよ。ピコ太郎の手洗い動画も面白いです。手洗いの仕方も楽しく見れます。最後に「WE WILL WIN」とウイルスにみんなで勝ちましょう!というメッセージもあります。他にスポーツ選手や音楽家の人などいろんなメッセージや各々の人の普段されている動画をあげてくれていて、勇気が出たり、心地よい気持ちになったりします。
3、テレビをつけっぱなし、ネットの見過ぎにも注意しましょう。
新型コロナウィルスに関する情報やニュースばかり見て情報が多すぎると必要以上に不安になったり、気持ちがしんどくなります。
4、ご家族や、友達や先生など周りの人(電話やiPad等で)と話そう。
まずはご家族に話してみましょう。お友達や先生など周りの人には直接会えなくても、電話やメールなどを活用して、自分や相手の気持ちや体験を話し合ったり、感じたりしましょう。一人で考えていると不安だったことも、相手の人と話すことで気持ちが楽になったり、全く違う見方があることに気づいたり。その人の考えを知ることで、つながりが深くなることもあるかも知れません。
参考文献 日本赤十字社 「感染症流行期に心の健康をたもつために」
★何か不安になったり、相談したいこと、話したいことがある時はカウンセリングルームへお電話下さい。
学校の代表番号の0798-47-6436に電話して、「カウンセリングルームに」とつないでもらってください。
他の相談が入ったりしてすぐつながらない時は、連絡先を伝えて頂いたらこちらからお電話しますね。
★みなさん、今だからこそ、できることをして、一緒に乗り越えていきましょうね!