「赤ちゃん先生」、命の重みを感じる授業です。

昨日、高校3年生が「赤ちゃん先生」の家庭科授業を行いました。昨年度も実施しましたが、今年度は3回の実施を予定しています。今回は0歳4ヶ月の赤ちゃんから2歳8ヶ月まで8人の赤ちゃんがお母さんと一緒に学校に来てくれました。「赤ちゃん先生」を以前実施したときに、わざわざ東京から赤ちゃんと一緒に参加してくださった卒業生のお母さんがいたこともありました。

「赤ちゃん先生」を実施してくださった代表のお母さんは、「1年間全体の狙いは『赤ちゃん先生』を3回実施する中で、赤ちゃんとの触れ合いや育児体験を通し、愛着形成を育むことで、親や周りの人に感謝する気持ちに気づくきっかけに繋げていきたいと思います。また、命の重みや親になる心構えを感じ、これからの輝く未来を思え描く時間にしたいと思います。」と教えてくださいました。

今回の授業は第一回目、テーマは「赤ちゃんを知ろう」でした。初めて会う赤ちゃんを知ってもらうために、赤ちゃんと触れ合いながら、赤ちゃんの性格や一日の生活についてお母さんから話を聞き、赤ちゃんの生の姿を体感してもらいました。数ヶ月後に2回目を実施します。そのときのテーマは「命の奇跡を知ろう」です。成長した赤ちゃんと触れ合いながら、お母さんから、結婚、妊娠、出産時の話を聞きます。さらに数ヶ月後、高校を卒業していく前に最後、3回目を実施します。生徒たちには、お母さんから色々なことを聞くことで、どれだけ大きな愛情をかけて赤ちゃんを育てているかを知ってもらいます。高校3年生に「赤ちゃん先生」の授業を3回できることが嬉しいです。

生徒は事前に爪を切って、入室する前に教育実習生が持つ消毒液で手をきれいにし、清潔な体操服に着替えて、芸術館1階ホールで赤ちゃんと一緒にⅠ時間を過ごしました。授業の最後のお母さん先生の言葉は、「今日、お家に帰ったら『自分が赤ちゃんの時どうだった?』と聞いてね」でした。
お母さん、赤ちゃんのみなさん、今日は素敵な授業、ありがとうございました。