2月25日は武庫川学院創立記念日です。武庫川高等女学校が創設されて今年で80周年を迎えます。

1939年（昭和14年）、第２次世界大戦が勃発した年の2月25日に、8人の先生と165人の生徒で武庫郡鳴尾村（現西宮市）、武庫川河畔にあった民間施設を仮校舎としたスタートしたのが武庫川高等女学校、今の武庫川学院の最初の姿です。校祖公江喜市郎先生の考えた理想の女子教育がスタートしました。

1945年8月15日、終戦。同27日の全校召集日に集まった生徒は在籍者の半数以下でした。戦後間もない第１学舎のグラウンド体育大会が行われていた頃、物資が乏しい中、各家庭が食材を持ち寄り、職員、学生、生徒が、前日から一日がかりで「ちらしずし」弁当を制作、販売し収益を学校の設備購入等にあてました。

学院は2019年4月には文学部教育学科が専門的なコースを新設し教育学部としてスタートします。幼稚園、中学、高校、そして大学7学部14学科、短期大学部7学科、大学院６研究科を有し、在学する学生生徒数は1万1千人を超す我が国屈指の女子総合学園に発展しています。これからの90周年、100周年に向けて、さらなる発展を願い、公江先生の教育に寄せる熱い思いと偉業に敬意を表したいと思います。

２０１９年度は、８０周年の記念式典が１１月に予定されているほか、様々な記念事業が計画されています。80年の歩み、記念事業等につきましては、「創立80周年記念特設サイト」をご覧ください。